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調停員の見解 [2008年12月08日(月)]
調停員が私たち夫婦それぞれの話を聞いた後に言った見解がこうです。


今回のあなた達のケースは、天皇家と同じ。
マスコミで報道されている天皇一族の話を信じて言うならば、
天皇一族の中にポツンと一人、雅子様が違う血(民間)から来た。
美智子様も同じく、民間から天皇家へ来て同じつらい思いをしたはずなのに、
姑となったら、
雅子様の味方につくわけじゃなく、雅子様と美智子様で敵対していると
報道されている。
皇太子様も、雅子様の味方に立とうとはしているけど、
うまくかばいきれていない。


そして、雅子様ひとり、心身に支障が出て苦しんでいる。


今のあなたたち夫婦はまさにこれと同じ。
昔ながらの由緒正しい家柄や血筋が良い家というのは、こういうところがある。


もう、そういう家の長男と結婚してしまったとあきらめて、
雅子様みたいに心身に支障がでようとも、
どんなにつらかろうが、
自由がなかろうが、
嫁いだ家に最後までついていくか、
そんな人生がイヤなら、
離婚して、一族から出て行くしかない。



雅子様がどんな風になろうとも天皇家が変わらないように、
ぷりんさんがどんなに苦しもうと、旦那一族は変わらない。



文化の違い。
風習の違い。

どちらが正しいか悪いかなんてない。



だから、変えるのは無理。
変わらない。



そういう人と結婚してしまったとあきらめるしかない。
そういう世界にはいってしまった。

もうしょうがない。



夫が好きなら耐えられるはず。
夫を手放したくないならガマンできるはず。



そうやって日本の女は皆ガマンしてやってきた。

”夫の両親に意見するなんて、たてつくなんてもってのほか。”
というのが日本の古来よりの文化。

今は
『男女平等』『自由』『核家族化』といえども、
そういう意識はまだまだ残っている。


私たち調停員も、
皆、
自分の両親は放っておき、夫の両親の老後の面倒を死ぬまで看て、
義両親にどんなに腹が立っても、最後まで看取って、
今自由に生活している。
それだけ夫が大事で離れたくなかったから、
義両親にどんな理不尽な事を言われても、ガマンして義両親とつきあってきた。

だから、
ぷりんさんも、
夫のいる家庭を壊したくないなら、
ガマンして義両親と付き合っていくしかない。

でも、
あなた達二人の話を聞いていると、
お互いの言い分があまりにも違いすぎて、
価値観もあまりにもかけ離れすぎていて、
風習も違いすぎて、
今は離婚を回避したとしても、
今のままでは、
近いうち離婚する事になるでしょう。



義両親の基本的な考えや態度も変わらないので、
一時は一応気を使って平穏にやっていたとしても、
いつか義両親は、確実にぷりんさんの人権を傷つけるような言動をするでしょう。
なぜなら、義両親も旦那さんも、自分達が正しいと信じているから。
何も悪い事なんてしていないと確信をもっているから。

ぷりんさんは、一生ガマンできる?
どんな差別を受けても、
一生、おおらかな気持ちで受け止められるというのなら、
この結婚生活の維持には意味があると思う。

旦那さんは、これ以上歩み寄る気がないと思う。
なぜなら、彼の中では十分歩み寄って自分はよくやっているという認識だから。
彼の生まれ育った文化の価値観では、
彼は、誰もが認めるよくやっている夫。


この文化のズレは深い。
この価値観のズレは根強い。


どちらが正しいというのがないから、難しい。

組み合わせが悪かった。

それしかない。

ぷりんさんも、選ぶ相手によっては理想の妻、母、嫁。
旦那さんも、相手によっては理想の夫であり、父親。


付き合う相手にはよかったかもしれない。
でも結婚相手には不向きだった




日本の女性ってすごいんですね
そんなにガマンガマンガマンしなきゃダメなんですか・・・


この話を聞いて、
私はそんな差別を受けてまで、夫のいる結婚生活は欲しくない。
そんなガマンを一生できるほど、夫の事は好きじゃない。
今までの古来よりの女性ができたとしても、
今の時代に生きている私にはできない。
自分自身の言動や価値観を正しいと信じて疑わず、
自分と妻の価値観のズレをなんとかうめようとも、歩み寄ろうともしない夫は、
夫としても父親としてもこの先必要ない。

と、ハッキリしました。