昨日、息子Aが教師仲間の面々と
御殿場で行われた「富士総合火力演習」に行ってきました。
火力演習というのは、
陸上自衛隊が年に一度行う一般向けの総合演習で、
実弾を使い装甲戦闘車や戦闘ヘリコプターで
実際の戦争さながらに的を爆破したりするのです。
今年8月の防衛ホームという新聞によると、
この公開演習の一般公募抽選に一ヶ月で
はがきによる応募総数は93919通、
インターネットでは52845通もきて、
一般駐車券付きのものは209.5倍という倍率だったそうです。
演習人員は2400人、戦車等が80両、航空機が25機、
砲台が40、それ以外の車両が600両という本格的な演習です。
息子Aは幸運(?)にも無料招待の前面シート席で、
前から2番目の中央の席だったそうです。
基本的に戦うことも戦争映画も嫌いな息子Aは
行きたくて行った訳ではないのですが、
本物の戦車から打ち出される砲弾の威力に圧倒され、
時差で襲ってくる爆音の凄さにあらためて「戦争はいけない!」と
心の底から思ったそうです。
自衛隊は軍か?という問いに、
本物を見てきた息子Aは「軍だ!」と言い切りました。
「ただ、他国と対等に戦えるかというとそうではない。
日本は徴兵制度があるわけじゃないので、戦争が始まったからと
いきなり赤紙が来ても、ただの数合わせなだけで
あの、物凄い砲弾の威力にどんなに踏ん張ったところで勝てるはずがない。
日本は戦うよりもそうなる前に白旗をあげたほ
うがいい。」
そう言いました。
息子Aの顔は曇り空だったのに真っ赤になっていて、
遠くで爆発していても物凄い熱がくるために焼けたようで、
今日になっても引きません。
耳栓をするように言われ、しても鼓膜が破れそうになり、
爆音が空気を伝って見えるのを初めて見て、
「昔の人は竹槍であれに立ち向かっていったなんて根性あったんだな。」
と言いました。
お土産のお菓子…
政治家の方が日本にも核を入れようと言ったり、
自衛隊を軍隊にしようと言ったりするのは許せません!
自分たちが戦うわけではないのだし、無責任なことは発言しないで欲しい。
日本は最後まで「戦争はしない!核も持たない!」と
いい続けなければいけません!
戦争はだめです。
自衛隊を「軍隊」にしてはだめです。