先日久々に東京出張を命ぜられた私は、勤務終了後の夕刻、若い同僚とともに飛行機で一路羽田に向かった。
到着後、ホテル近くの居酒屋で夕食を兼ね一杯やった。若い同僚に料理を勧めながら、私は隣のテーブルにいるロシア人とおぼしき4人組のうちの一人がしきりにこちらを見ているのに気づいた。ひょっとしたらホモかもしれないと思った私は、絶対に目を合わせないよう注意した。
ホテルは本来シングルだが、空きがあったのかグレードを上げてダブルベッドの部屋にしてくれていた。若い従業員たちは男も女も、皆
英語を流暢に喋って外人客の相手をしている。さすが都会のホテルは一味ちがうわいと感心した。
翌朝、バイキングの朝食をたらふく食べた私は、いつものベルト穴では少しきついのを感じちょっと後悔したが、貧乏人の性であろう。
チェックアウト後、山手線と都営線を乗り継いで仕事の会場に向かい、恙無く業務を終えると、都庁に立ち寄る若い同僚と一旦別れ、羽田に向かった。空港で会社や家用の土産菓子を確保し、子供用の空港限定キャラクターグッズを捜し歩き、買い求めた。
機内で若い同僚と合流し、機上の人となった私は、A席だったため窓外の景色を楽しむ事ができた。眼下に雲と、そのはるか下に山、川、町並みや海岸線が見える。空の果てを見ると、水平線の上空に白い層と、その上には次第に青みを増していくブルーの空が見える。これが対流圏と成層圏の境なのだろうか。
故郷の上空に戻ると、結構な雪が降ったのか山や田んぼが白くなっている。機を降りると案の定、空気は冷たく、寒かった。私は駅方面行きのバスに乗り込み、今回の出張が終わった。