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『悪魔のりんご』 [2008年11月03日(月)]
・・・というタイトルの絵本を買った

絵本の立ち読み、というのは、とても手軽で楽しい趣味でして(笑)
思いがけない素敵な出会いと、衝動買いの宝庫でありまして

はっきりした目的や必要性がない、単なる気晴らしやストレス解消のためのショッピングに出るなら、本屋さんが一番よ〜
服やアクセサリーとは比べものにならないくらい安いし、何も深く考えずにパッパと衝動買いしても、「使いこなせない」とか「無駄になる」とかいうことがない(笑)

タイトルに惹かれて手に取った、『悪魔のりんご』。
立ち読みしながら泣きそうになる、というのは、あまりないことで・・・

こういう、“KO負け”の感覚は、大好き。
とても、大好き。

KOしてくれなきゃ、負けたと言わせてくれなきゃ、好きになんかなれない。
ひとでも、本でも、絵でも、歌でも。
どんな形であっても。

大学時代、専攻が児童文学だったので、新しい講義や学期の初めのアンケートなどでは、
「子供の頃に好きだった絵本は何ですか」
という質問が必ずあった。

さねとうあきら 『おこんじょうるり』
なかえよしを 『ことりとねこのものがたり』

この2冊は、必ず挙げていた。

どちらも、幼い子供が読むものとしては、とても切ない、哀しい物語だった。
最愛の存在と、死別する物語だった。
今でも時々、読み返すけれど、涙が込み上げなかったことは一度もない。

中島みゆきさんの『誘惑』という歌の中に、

“ 悲しみをひとひら かじるごとに子供は
  悲しいと言えない大人に育つ ”


という詞がある。

絵本は子供のものとは限らない、のは当たり前だけれど。
泣けない子供が大きくなって、悲しいと言えない大人になって。

優等生にも不良にもなりきれなかった、中途半端でぶきっちょな「かつての子供」たちのためにこそ、この絵本はあるのかもしれない。

宝物が増えた。

愛しの悪魔。
帰省 [2008年11月02日(日)]
これといった理由もなく、いきなり、たまらなくひと恋しくなったりして。

好きなドラマのDVDを子守唄代わりにしながら、浅い眠りについたら、筋書きのぼやけた夢を見た。



ほんの数時間・・・およそ半日か・・・、電車を乗り継げば、帰り着ける場所。

生まれた場所を故郷と呼べない私の、心のふるさと。

そこに棲む、大切なひと。

逢いたくてね・・・話したくてね・・・傍にいたくてね・・・

夢の中で、そのひとは笑っていて、私も笑っていて。

アラームが鳴る、ほんの数分前に目覚めたら、少し、元気になっていた