Down,down,down. Alece in the hall.
中学英語で「不思議の国のアリス」の一節を使って以来、
呪文のように、このフレーズが頭の中でこだまする。
Down,down,down. Alece in the hall.
思うようにならなくて、ジタバタして。
どうしようもなく、あきらめて。
そしてあっという間に落ちていくのだ。
Down,down,down. Alece in the hall.
もうまっくら。どこが底?
さむくて、寂しくて、餓えた場所。
どんなに食べても満たされない。
大きな穴があいているの。
ドーナツ男のように?
そう、そんな感じに。
Down,down,down. Alece in the hall.
見上げて、光が見えなくても
『太陽』の存在を感じる。
ここには居たくない・・・
這い上がることは可能だろうか?
大切なものは壊れてしまったの。
割れた卵はもとに戻らないの。
それでも、ここには居たくない。
アリスはちゃんと家に帰れたし、
ねじまきも今は帰る場所がある。
もう、呪文も聞こえないし。
大丈夫。大丈夫。
光もみえる。
いずれ・・・穴も埋めれる。
恥ずかしいんですけどっ
感傷をお許しくださいませっ