金原ひとみさんデビュー作です。
芥川賞 受賞作
なので聞いたことありましたが、
読んだことがありませんでした。
お友達登録している
ぴょん さん のブログを拝見して
買って読んでみることにしました
月の子は、毎朝45分ぐらいのバス通勤で職場へ向かうのですが、
その際に時々読書してます
この本、内容が朝読むにしては
衝撃的で強烈でした
おかげで眠気もなく、いつもは長く感じる通勤時間もあっという間でした
3日で読み終わりましたが、バスを降りる度に、時差ボケに似た感覚で、フラフラ感があり
まるで・・・
月の子は現実に今ここに存在してるのか?
と思うぐらい地に足がついてない感じがしました
本の内容と月の子の現実のギャップがあり過ぎて、
しっかりせねばぁ!!!
と、逆に仕事に集中できましたよ。
感想は・・・正直! 小説の最後の解説を書いた
村上 龍 さんがすべてを語ってくれてます。
解説を読んでて、そう!そう!そうなのよ!
・・・って表現力のない月の子
そして、今まで本を読んではじめて、第三者的な視点で本を読んだ気がします。
いつもは、主人公に思い入れたり、周りの登場人物に思い入れたりしますが、
話の内容が月の子の想像(経験)の範疇を超えてたからかもしれません。
すっぱりと登場人物とは違う目線で読みました。
そしてこれまた初めての経験ですが、
登場人物の気持ちが誰一人として理解できませんでした
理解できてると思っていたら、違ってました。
19歳の作者が書いたことに改めて驚きです。
こういうダークな世界をたまには読んで見るのもいい刺激ですね