昨日は、夫婦で指導に携わっているサッカー教室の卒団式でした。
私にとっては3回目。主人にとっては初めての式でした。
私は、補助としてお手伝いしているだけなのですが
主人は、年長の子供を中心になって教えているので
思い入れも半端ではありません。
(しかし、ひょんなことから小学生のチームも続けて見る事になったため
今日卒団する子供とも何人かはお別れではなくなりました。)
普段から決して仲の良い夫婦とは言えない私たち。
それでも、年中を私が見て、主人が年長を見ている事で
「あの子はずいぶんと積極的になったよね」とか
「はじめは泣いてばかりいた子なんだよ」なんて
私が言うと、主人は目を細めて
「そうだろ そうだろ〜」なんてうれ
しそうに話を始めます。
夫婦で一人の子供をバトンタッチして2年間指導出来るのは
本当に楽しいし、幸せな事です。
本当は、同じ系列の小学生チームにつなげるために
幼稚園部のチームがあるのですが
卒団してどこのチームに行ったとしても
楽しくサッカーを続けてくれる為の基礎を与えてあげられたとしたなら
それだけで満足だと二人とも思っています。
どんなスポーツも小さいうちが大事です。
6歳と10歳が伸びるポイントだとも言われています。
その時期に間違った指導を受けたり
競争意識ばかりに重点を置いてしまうと
体をこわしたり、本来のスポーツの楽しさを忘れてしまうことになってしまいます。
長男の友達や先輩でも、せっかく小学校時代に楽しく、
のびのびとプレーしてきたサッカーを、
中学になって途中で辞めざるを得なくなった子が何人もいます。
そういう子達を見ていると、本当は嫌いで辞めたわけでは無くて
続けられない状況に突き落とされて、
本当に心身共にボロボロの状態で辞めているんです。
チームや指導者の偏った考え方
(人を駒としか思わない。人を育てることよりチームの勝利しか考えない。
お金集めのため面倒見切れない程の人数を獲得する。)
で犠牲になった子供達は、単に負けた訳では無いのです。
本当に気の毒としか言いようがありません。
せっかく長く続けてきたスポーツを、そんな形で辞めて欲しくはない。
そのためにも、大事な6歳という時期を大切に指導していきたいと
心から思っています。
生涯、仲間と楽しく続けられるスポーツ。ボール一つあればみんな友達。
そんな素敵なサッカーというスポーツを始められるきっかけを作っていけたら
本当に幸せだなって心から思っています。
卒団で頂いたお花です