気分は桜色

また新しいカテゴリを作ってみました。
「エコを考える」

みなさん、グリムスのブログパーツを貼ったりして
エコについては、いろいろ考えておられると思いますが
このカテゴリは、グリムスとは
まったく何の関係もありません


桜も常日頃から、エコについてはいろいろ
考えているつもりなので、そのことについて
少しずつ書かせてもらおうと思います。
で、今日の話は「落葉樹を植えよう」ということです。




昔、桜の祖母が
「落葉樹には３つの徳がある」
と言っていました。
それは何かというと

１．夏は葉を茂らせて日陰を作り
　　その下で、小さな植物や動物を休ませる

２．秋には葉を落とし、腐葉土となって
　　土に養分を与える

３．冬は、葉で日光を遮らず、その下で育つ植物に
　　太陽の恵みを充分に与える

確かにそうなんだけど、じつは落葉樹には
もっと大きな徳があります。
それは、空気浄化作用です。

植物は、葉の気孔から大気中の二酸化炭素を取り込み
光合成を行って、生命維持に必要な物質を合成し
その際に生じる酸素を気孔から放出します。
また、体温調節や根からの養分吸収のため
気孔から水蒸気を放出しています。

ということは、小学校の理科で習いましたよね。
で、このようなガス交換が行われている時に
大気が汚染されていると、同じ経路で植物体内に
汚染物質が取り込まれます。

植物は我々の生命維持に必要な酸素を供給してくれる
というだけでなく、大気中の汚染物質を吸収して
空気を綺麗にしてくれます。
中でもとくに落葉広葉樹は、大気汚染にも強く
空気浄化能力が、とても優れています。

道路の街路樹など、昔から排気ガスにも強い
落葉樹が、多く植えられています。

日本の庭園では、昔から常緑の庭木が好まれていました。
冬でも緑が見られるということが大きな理由だと思いますが
落葉樹は虫がつくと言って、好まない人もいます。
桜の家の庭も、昔は常緑樹ばかりでした。

桜が庭の世話をするようになって
１０年くらい前から、少しずつ落葉樹に変えています。
変えるといっても、抜いて処分するというわけには
いかないので、移植可能なものは、別の場所へ
分散して移植し、空いた場所へ落葉樹を植えています。




落葉樹の中で、最も空気浄化能力が高いのはムクゲ
他にケヤキ、ポプラ、エノキ、キリ、センダンなどで
空気清浄能力は、３．０�r／�u／ｈ以上あります




サクラ類、カキ、ヤマハギ、クヌギ、ミズナラ、トサミズキ
空気清浄能力は、２．５〜３．０�r／�u／ｈ以上。
常緑樹になると、マルバユーカリがやっとこのレベルです。




みなさん、木を植える機会があれば
できればぜひ、落葉樹にしてくださいね。

グリムスが大人の樹に成長したとき
何の木が植樹されるのか、わかりませんけど
できれば落葉樹にして欲しいですね。


ここで、グリムスのブログパーツを貼り付けている方に
苦言を呈してもいいですか
エコキーワードで遊ぶのは良いんです。
それで楽しみながら、エコについて考えるのは
大いに結構なことだと思います。
しかし、それならせめてそのキーワードに関する内容の
記事を書いてください。
そうでなければ、グリムスサイトの趣旨にも反すると思います。
なんの係わりもない記事に、取ってつけたように
キーワードだけ書かれているのを見ると、ハッキリ言って
不快感を感じています

いくら楽しみながらといっても
もう少し真剣に考えてもらいたいです。




ハナミズキも、大気汚染に強く
空気を綺麗にしてくれますよ


この記事の写真は、今年の６月に撮影したものです。