行け★三十路ちゃん！

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新しい洗濯機を購入するために電気屋さんへ。

すると、「松本人志のすべらない話」の２時間スペシャル
で、キム兄が言っていた車ディーラーのキクチの話しは
ご存知でしょうか

今回、私は電気屋のキクチに遭遇してしまったのです






キクチ（仮名）は、私がどうやら洗濯機を購入しそうだと、
にらんだのか私の後ろをピッタリついてくる・・・

やはり、こういうお店ではノルマもあるのだろうか。
なんか、必死っぽい・・・



視線を感じて振り向くと、キクチ（仮名）は
何事もなかったかのように、そっぽを向く。

でも、明らかに半径2.5mを保ちつつ、付いて来る


また振り返ると、パンフレットの整理をしたりして。


でもまた、私が移動すると半径2.5mを保ち近づいてくる・・・






お前と「だるまさんがころんだ」　
　　　　　　　　　してる場合ちゃうわいっ






取り合えず、だんなさまに洗濯機を購入することを伝えようと
電話をかけることに。

電話をはじめると、
キクチ（仮名）今度は半径1mまで近づいてきやがった

どうやら電話の会話をきいて、購入するか否かを確実に探りたい模様。



詳しい型番などを伝えるため、HITACHIのパンフレットを広げようとすると
キクチ（仮名）はなんとご丁寧に、パンフレットを開くお手伝いを・・・


頼んでへんっちゅうねん


それに私とだんなさまとの電話の会話にも口を挟みだす始末。
「あ、そちらの製品はお取り寄せになりますぅ〜」だと。



人の電話に入ってくんな


あまりにウザイので、隣のコーヒーメーカーコーナーに移動した。
さすがにテリトリー外だと、思うように行動できないらしい。

小学生風に言えば「透明バリアか〜ぶった〜」といったところか
もしくは耳なし芳一の書いた結界にでも入った気分。



で、電話協議の結果、ついに洗濯機を購入することに




さて、それではキクチ（仮名）以外の店員さんを探しましょう
とっても仕事のできそうな、温和なお顔のおじさまに
「すみません、洗濯機ほしいんですが」と尋ねると
おじさまも、他のお客様の接客中だったらしく、
インカムで他の店員さんを呼んでくれたのだが、現れたのは・・・




キクチ（仮名）　推定年齢30歳（泣）
　　　　やっぱりか・・・






まぁ、こいつならこの店からわが家が少し遠いことや
今日は視察のつもりできていたので持ち合わせがなく
クレジットカード払いということなど、
さっき伝えてあるので、話しは早く進むかもしれないと
ポジティブに考えることにした。



早速、購入の為の書類製作。
まずは洗濯機の設置場所の確認。

マンションなど２階以上のところなら、もしかしたら設置する際に
特別なクレーン車みたいな物を使って搬入する。

そうなると別途料金がかかるかもしれないので、
その確認の為の用紙にサインしなければならないのだが
うちは平屋。
しかも勝手口に置くので、搬入はかなり簡単。

それを伝えても「２階以上に設置のお客様へ」という用紙に
サインをするように言われた。

こういうものは、必ず全員に念のため書いてもらっているのか

キクチ（仮名）がボケナスなのではなく
意味のない電気屋のマニュアルが悪い・・・と思うようにした。





続いて、納期。
「いつがいいですか」というので

そのまえに「いつならいいのか」と聞いた。
今日もってこいと言っても、まず無理だろ

答えはやはり２日後以降だという。



しかも時間指定は出来ない。
おまけにだいたい何時くらいに来てくれるかさえもわからないと言う。


「じゃあ、１日家にいないといけないわけね」と、
少々不機嫌そうに私がいうと、


「いや、ほんの数時間だけですので・・・
１０時〜５時にはお届けできると思いますので」


・・・それって、丸１日と言わんか
バブル時代のOLの勤務時間と変らんやんけ



結婚式の司会の仕事帰りで、パーティヘアにバッチリメイク。
人から見たら「銀座のお姉さんの出勤前」みたいな
三十路ちゃんの前で
「へびににらまれたカエル」のようになっていたキクチ（仮名）。　





またまた長くなったので、第３話に続く