とびきり大きく深呼吸して、
フ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とゆっくり細く息を吐く・・・の繰り返し。
陣痛でもなければ、深呼吸を何時間も続けてできませんよね〜
でも赤ちゃんが出口付近まできているので
ちょっと気を緩めると 力が入っていきんでしまう・・・。
中途半端なところでいきんでしまうと 途中で赤ちゃんがつっかえて
とても辛い思いをさせてしまうので
赤ちゃんが自分である程度のところまで降りてきたら
一気にいきんで 出してあげなければ・・・。
でも 息を吐ききった瞬間 ちょっとした気の緩みでつい
悲鳴と共に
いきんでしまう
そうなると助産師さんが飛んできて
「三十路ちゃん、ダメ〜〜〜〜!!!
はい、フ〜〜〜 フ〜〜〜 フ〜〜〜」
助産師さんが一緒について呼吸してくれると
上手にできるから 不思議。
私の感覚としては 陣痛の波と共に ボーリングの球が
ド〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
と子宮の出口に向かって落下してくるのを
どうにか手前で食い止める・・・そんな感覚でした
助産師さんはけっこう私についていてくれたのだけど
全部で15床くらいしかない産院なのに
他にも2人、陣痛のピークの人がいて 院内はバタバタ・・・。
「三十路ちゃん、ちょっと隣に行ってきていい
」と言われて
ブンブンと 首を振ってしまった
←声にはならない。
だって、助産師さんがついててくれたら上手に呼吸ができるんだもの
・・・しかし、そうは問屋が卸さない
隣の陣痛室からも
う゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と うめき声が聞こえます。
「ごめんねー
すぐ帰ってくるからー
」と行ってしまった・・・
するとより一層 陣痛室の外があわただしくなってきました。
「三十路ちゃん残念
先越されちゃった〜
」・・・と助産師さん。
・・・ハイ
しばらくすると隣から助産師さん達の大きな合唱が・・・
吸って〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
吐いて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
はい、もう一回吸って〜〜〜〜〜〜〜!!!
吐いて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
今度は 大きく 大きく 吸って〜吸って〜〜〜
ハイ、止めてっっっ
どうやら お隣さんの分娩が始まったようです!
お隣さんと私の陣痛の進み具合が同じくらいで
どっちが先
って感じだったらしいのですが
お隣さんに先を越されてしまいました。
さっきまで私と同じように陣痛室では う゛〜〜〜〜
とうめいていた
お隣さんですが、分娩室からは彼女の声はまったく聞こえません。
聞こえるのは 助産師さんの掛け声だけ。
後で彼女に聞くと、分娩室に入った途端、急に冷静になったそうです。
まさに「まな板の上の鯉」
覚悟が決まったって感じだったのでしょうか。
人の分娩 観察して、余裕っぽい三十路ちゃんですが
いーえ、とんでもない!
ここからが一番辛かった時間です
子宮からボーリングの球が押し寄せてきます
助産師さん、私も早く分娩室に連れて行ってくれ〜〜〜〜〜
続く・・・
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おひさしぶりです
産後、体調などはどうですか?
最近はも表情が豊かになって
かわいくてしょうがないでしょうね
sachieさんもいろいろ記事にしてくださいね〜!
楽しみにしてます