先日、友人の結婚式でした
あたたかく、アットホームな式にしたいと、
キリスト教や神式などではなく、
列席者全員に結婚の承認になっていただく
人前式を新郎新婦は選びました。
私は列席者ではなく、
挙式と披露宴の司会をさせていただきました。
挙式のスタートは、まず新郎だけでチャペルに入場。
あらかじめゲストにお渡ししておいたお花を集めながら
新郎はバージンロードを進んでいきます。
これはブーケセレモニーという演出
昔、西洋でのお話・・・
プロポーズをする朝、
新郎が新婦の家にいくまでの間、
野に咲く花を、新婦のことを思いながら摘み、
たくさんの花がやがて花束となりました。
そしてその花束と共に新婦へのプロポーズを送り、
新婦はOKの証として、花束の中から一輪の花を取り、
新郎の胸にさしました。
これがウェディングブーケ&ブートニアの始まりだそうです。
この伝説をイメージしての挙式スタート。
たくさんの笑顔と「おめでとう」のことばに包まれて
新郎はとてもうれ
しそう。
続いて、新婦。
お父様にエス
コートされての入場です。
入場すると、お母様からのベールダウン。
新婦のお顔を覆うウェディングベール。
これは美しい新婦を狙って、
悪いものが近寄ってこないように
お顔をかくすという意味があります。
新郎の元へ、無事たどりつくことができますように・・・
そんな願いをこめて、
晴れの日の
メイクを施した
普段よりひときわ美しい新婦のお顔に
お母様がベールをおろしました。
お母様の目からは大粒の涙。
ベールがおろされ、新婦の完成です。
ゆっくりとお父様とともにバージンロードを歩く新婦。
いつの間にか拍手もやみ、
カメラのシャッターを押す手も止まり、
誰もがその姿に見入っていました。
そしていよいよ、
今まで大切に、慈しみ、育てていただいたお父様の手から
新郎への旅立ちの瞬間。
「どうぞ、娘を・・・娘をよろしくお願いします!」
本当は、もう一言、お父様は言う予定だったそうです。
でも、言葉がつまって、もうそれ以上
何も言えなくなってしまったとか。
新郎にエス
コートされ祭壇に進むと、
ここで新郎から新婦へのプロポーズ。
実は、今日まで、あうんの呼吸で来てしまった二人。
プロポーズは今日が初めて。
お父様からの言葉があったからか、
新郎もその時点で号泣。
先に泣かれてしまって、
もう泣き笑いするしかなくなった新婦(笑)
冒頭から、泣いて笑って、
本当にあたたかな挙式になりました。
指輪の交換では二人のリングを持ってきてくれたリングガール・・・
それはなんと、新婦の飼い犬2匹のワンちゃんたち
そりゃあもう、大騒ぎ
なんとか無事、指輪を届けていただくことに
成功しました。
披露宴もとても和やかで、たのしいものになりました
お手伝いいただいたスタッフのみなさんからも
とても楽しかったですねとお声をかけていただき
なにより、新郎新婦やご両親にとても喜んでいただけて
本当によかったです
実は、新婦は二度目の結婚式(笑)
しかも1回目の披露宴も、司会は私(爆笑)
本人もネタにするほど、
明るいバツイチですが、
今度こそ、本当の幸せをつかむんだよ