不妊治療もしましたがようやく待望の一児を授かりました!
6月で3歳♪

ある時は結婚式の司会者。
ある時はハワイアンリラクゼーションサロン(ロミロミ&ホットストーン)のセラピスト。
ある時は主婦。

元スキューバーダイビングインストラクター。
そして元バスガイド。

私って一体何者?(笑)

2012年03月  >
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
にほんブログ村 マタニティーブログ 初産へにほんブログ村 主婦日記ブログ 30代主婦へ
♪カテゴリでんがな♪
最新記事でっせ!
☆コメントおおきに☆
ももりんごさん←さやぴ〜
タイタニック。 (03/09)
ももりんご
タイタニック。 (03/09)
ちさちさ
つくれぽ100人達成しました☆ (01/29)
ぶんかかB
素晴らしきムダ家電 (01/28)
ぶんかかA
素晴らしきムダ家電 (01/28)
あなたの死を忘れない。 [2011年03月22日(火)]
もう1年前のことになりますが・・・。

うちの治療院に、こんな問い合わせがありました。


「ぎっくり腰になったようなので診ていただきたいんですが、 酸素吸入器をつけています。
治療は可能でしょうか?」



彼女の酸素吸入器の原因は乳がんでした。



年は私とほとんど変わらない38歳。



顔は青白く、ずっと辛そうな咳をしていました。

咳がひどくて、
呼吸するのも辛そう・・・



ニット帽をかぶっていましたが、
おそらくその帽子の下に髪の毛はないのでしょう。



そんな彼女は母親とみられる方に付き添ってもらっての来院でした。



そしてもう一人・・・
2歳の男の子も一緒でした。



とてもかわいらしい、
元気な男の子。



治療院に入るなり、
アンパンマンのおもちゃをすぐに見つけ、
目を輝かせて 楽しそうに遊びはじめました。



もともとぎっくり腰になりやすい体質で、
何度もぎっくり腰になったことがあるとか。



病院で痛み止めをもらったけれど、それがまったく効かず、

「これで効かなければ、次は麻薬しかない」

・・・そう医師に言われたそうです。



でも彼女は麻薬で痛みを「ごまかす」のではなく、
ネットで治療院を探し、
「治す」ことを求めた。



あまり病気のことには詳しくない私ですが、
末期のガンだということは一目でわかりました。



無邪気に遊ぶこの子のためにきっと彼女は必死に
1日でも1分でも、1秒でも長く生きようとしているんだ・・・
そう思いました。




母親らしき人はとても物腰の柔らかい方なのですが
髪は真っ白で、笑顔がなく、
やつれた感じに見えました。




男の子に笑いかけるその笑顔も
やっと笑いかけているような
そんな感じに見えました。



きっと娘さんがガンだとわかり、
大変な毎日なのでは・・・


ぎっくり腰らしき炎症を抑えるためにアイシングをすると

「・・・気持ちいいです!」と。



少しでも楽になってきたことで、
精神的にも安心したのか、
さっきまでの辛そうな咳が止まり、
しばらくはとても穏やかな表情をされていました。



私はガン患者さんを目の前で見たのは初めてでした。




ガンって
ほんとにあるんだ・・・

そして
こんな風になるんだ・・・



衝撃的でした。



乳がん・子宮ガンなどは、
早期発見で生存確率が高いガン。



でも逆に乳がんはリンパに近いところのガンなので、
発見が少しでも遅れると
リンパを通して全身に転移してしまい、
あっと言う間に手遅れになってしまう、恐い病気。



なんと女性は、生涯で
20人に1人が乳がんと診断されるというデータが。



本当にひとごとではありません。




特に彼女の子供と私の子供の年が近いこともあって

もし、今私に万一のことがあったら・・・

そう思うと、いてもたってもいられない気分でした。




まだ小さい我が子のためにも、
主人のためにもしっかり生きていかなければ・・・!




それが2010年2月15日のことでした。



それから1カ月ほど経ったある日、
治療院の電話が鳴りました。




「先日お伺いしました○○と申します」




○○さん・・・?

あ!あの彼女!

でも本人の声ではない・・・

お母さんの声・・・。





嫌な予感がしました。





「無理を言って治療をしていただき、
また、色々資料なども送っていただき、
ご親切にしていただきましたのに、
2日連続で治療していただいてから
突然何のご連絡もせずですみませんでした。」



そしてこう続けました。





「2月28日に亡くなりました・・・。」




末期だろうということはわかっていましたが、
まさかこんなに早く・・・



酸素吸入器をつけていたとはいえ、
ほんの2週間前には自分で
カルテに名前や住所を記入し、
自分の足で歩く事だってできていた人が・・・



あまりの驚きに、
ひとつも気の利いた言葉が浮かんできませんでした。




すでに肺に転移していたそうで、
咳はそのせいだったようです。



あのあと、
すぐに呼吸が苦しくなり、
入院となったそうです。


当院でご指導したように、
病室のベッドでも腰の下に
アイスノンのようなものを入れて
アイシングをしたりして、
腰の痛みはマシになっていったそうです。



それを聞いて
ほんの少しでも
彼女の痛みを取り除いてあげるお手伝いができたことを うれしく思いました。

というか
救われた思いがしました。



でもそれからは腰以外のところに激痛が走り、
麻薬の投与が行われたとのこと。



まだ38歳。



聞けば、
2歳の子が一番下で、小学生の子供があと2人・・・

3人のお子さんがいらっしゃるそうです。



きっと、きっと、
無念だったことでしょう。



もっともっと
生きたかったことでしょう。



ずっと子供たちの成長を見守り続けていきたかったに違いありません。



私も悔しくてなりませんでした。




30歳代と閉経前後あたりの人が乳がんのピーク年齢だそうです。

20代の人の乳がんも増えているそうですが、
特に若い人は、まさか自分が乳がんになるわけない・・・
そう思ってる人がほとんどだと思います。



子宮ガン健診は下着をとって、
あの産婦人科の診察台に登らなければなりません。



乳がん健診は触診があり、
胸を撫で回されます。



正直、女性にとって、
あまり喜んで行く健診ではありません。



でも、皆さんにお願いがあります。



この彼女の死を無駄にしないでください。



もし、万が一乳がんって言われたら恐い・・・

あんな診察受けたくない・・・

仕事が、子育てが忙しくて
なかなか時間がとれない・・・



色々あるとは思いますが、
年に一度は健診に行ってください!



実は彼女が治療に来られた次の日に、
偶然にも私の友人に乳ガンが見つかりました。



幸い、彼女の場合は、
ごくごく初期の段階で、
乳房を削除することもなく、
完治することができたようです。



私はこの世の中で起こることは
すべて偶然ではなく、必然・・・
そう思っています。



彼女が私たちにメッセージを送るために来てくれたのではないか。

そう思っています。



彼女のお母さんにも感謝します。

たった2度来院されただけの
ほとんど見ず知らずに近いような私たちに
彼女の死を知らせてくれて、
真剣に命の大切さを思う機会を与えてくれました。




私も先日、
また健診を受けてきました。



初めてマンモグラフィーも体験しました。

マンモは人によって
とても痛いという方もいますが
私は幸い、ほとんど痛くはありませんでしたよ。



勇気を出して、
貴女のために、
貴女を愛する人のために
検診を受けてください。


男性の方からも
是非勧めていただければと思います。



そして、彼女の死後、
私はすぐにガン保険にも加入しました。

ガン保険だけならそう高額な物ではありません。


乳がんになると、
治る確率が高いとはいえ、
その後、しょっちゅう健診に行ったり、
抗がん剤のために抜け落ちた髪のためにかつらを購入したり、
高額な先進医療を受けたりと、
とてもお金がかかるそうです。


お守り代わりになれば・・・
と、保険に加入しました。




今日はとても長い日記になりました。



最後まで読んでくださってありがとうございました。



東北大震災で命の尊さ、
家族や友人の大切さを
改めて感じた方も多いと思います。


こんなときだからこそ
なお・・・



できればこの話を1人でも多くの人にしてあげてください。



早期発見で防げる命。



彼女の死を無駄にはしないために。





そして、彼女のご冥福をお祈りいただければ幸いです。
posted at 11:45 | あなたの死を忘れない。 | この記事のURL
コメント(0)
プロフィール


「東北関東大震災」支援クリック募金
ふじわら            カイロプラクティック                            肩こり・腰痛・手足のシビレ・ぎっくり腰・五十肩・頭痛など・・・
まいど!おともだち

ログイン
Mypagetopに戻る