広州に住んで早4年半というのに、恥ずかしながら中国国内旅行と言うものをほとんどしたことがありませんでした。行ったことがあるのは、香港・
マカオ・台湾・海南島、だけ。
『・・・それ全然中国じゃないよっ
』と人々に言われる軟弱なラインナップ。
子連れの為バケーションはもっぱらビーチリゾートだった我が家ですが、末っ子ぴいすも小3、とうとう重い腰を上げ中国国内旅行を決意しました。先週は学校のApril Break、中国のお盆・清明節(親族一同でお墓参りをする)のため学校は一週間のお休みでした。そこで、三泊四日で四川省の
九寨溝(Jiu3zhai4gou1)へ行くことに!('寨'は'砦'と同義)
九寨溝は非常に透明度の高い水をたたえたとても美しい景観を持つ世界遺産です。
飛行機の下を窓から見れば、連なる雪山!あがるテンション!
そして、そのまま山頂の合間に着陸。
空港から見える景色。
ご覧のように、この四月に雪山や雲がほぼ同じ目線に見えることから、標高の高さを感じて頂けると思います。
なんと空港の標高3500m!!ちなみに富士山3700m。
調べたところ、この
九寨黄龍空港、世界五番目に高い位置にある空港なんだそうです。ちなみに一位から四位も全部中国チベットの空港。チベット恐るべしっ!
ここ四川省
九寨溝もチベット族の住む地域です。
道路を牛が横切る、チベット独特ののどかで異国情緒溢れる山岳地帯です。
道沿いには同化政策を進める共産党のプロパガンダがずらり。
さて、これだけ高所となりますと気になるのが高山病。
飛行機が着陸すると、みるみる空気が薄くなると言う矛盾の状態。
このため空港には有料の酸素カフェがあります。
到着当日は高所に体を慣らす為にゆっくりした方が良いと言うアドバイスを友達から事前に受けていたにもかかわらず、到着後はハイテンションのため、タクシーの運ちゃんに誘われるまま
黄龍(Huang2long2)行きを決行!
黄龍は、
九寨溝と並び風雅な世界遺産です。
移動の位置関係が、
黄龍〜(車で一時間半)〜空港
〜(車で二時間)〜九寨溝
となっている為、
九寨溝のホテルに泊まる私たちにとって、空港から行った方が近くて便利なのです。
だんだんと高度が上がり沿道に雪がちらほら見え始めます。道中にはこんな凄まじい部分も。
やがて疲れて来たので車を降りて、見晴し台のある峠で休憩をしました。
雪に喜ぶわたしたち。
嬉しくなって雪玉をひとつ、はしゃいで思いっきり投げたら、、、
あらら、息が苦しい!息切れ、動悸!そしてこめかみがズキズキする!!
気づけば、しし以外の家族全員が高山病にかかっていました。
無理もありません、その時点で標高4000m。
高山病なめてました。泣く泣く、
黄龍断念。
ホテルへ帰ってその日は一日おとなしくしたのでした。
ちなみに、標高の位置関係はこのようになっています。
黄龍(標高4000m〜3300m)>空港(3500m)>
九寨溝(3400m〜2000m)
ホテルで四川フレーバーのポテチをパチリ。
弾けそう
つづく