昨日、
中国語の授業を受けていたときのこと。
中国語の先生と我が家のリビングの壁に貼ってあるぴいすのあいうえお表を見ながら、ひらがなは漢字から産まれた表音文字だと言う話をしていたら、先生があの字は『
好(hao3: ご存知ニイハオのハオです)』と似ている、と指差した文字、それは『
ね』でした。
"NE"と発音することを知ると、彼女はますます"好"に似ていると言うのです。
なぜなら、日本の映画で会話の語尾に確認の意味で「ね?」と良く使うから。
例:「いいよね?」
中国語の"好"はgoodという意味だけでなく"OK"という意味で頻繁に使われます。
もちろん、確認の意味で念を押すときには文末に登場します。
例:『好不好?』
確かに『
ね』って、崩した楷書体の『好』に見えないこともない。そう思って調べたところ、ルーツは『祢・禰』
残念、『好』ではありませんでした。
それにしても不思議な一致に愉快になった言語のミステリーでした。
ちなみに、中国でもっとも有名なひらがなは間違いなく『
の』です。日本を連想させると高品質の印象を与えられる為、中国の商品のパッケージにも頻繁に使われています。ただし、中国人は同義の語をあてて、"之: zhi1"と発音します。
おまけ写真は今年の夏休み、日本の学校へ体験入学したときのプールの授業です。