忙殺の日々でした。
震災6日後に有志のチャリティーガレージセールのお手伝いをさせていただける事に。
日々、できることは知る事と祈る事、とひたすらNHKを見続ける毎日は、気力をどんどん奪い沈み込んだ気持ちになっていましたが、少しでも出来る事を与えてもらってからは気持ちがとても救われました。
先週の日曜日、売り上げをすべて日本赤十字へ送るガレージセールが行われました。
お手伝い参加してから本番当日までの5日間は、各方面への呼びかけ・挨拶・諸連絡、信じられないほど寄せられた膨大な寄付の品々の運搬・分類整理・販売と、目の回るような日々でした。
各国の人々が送ってくれた善意の品々は高級酒から赤ちゃん用品まで多種多様。経営するおもちゃ会社の輸出用の
ぬいぐるみをたくさん送ってくれた友達やシューセール用の新品の靴を箱一杯送ってくれたGWICの友達、可憐なフラワーアレンジメントや香ばしい
クッキーを手作りで持って来てくださった方も。みんなのあったかい思いに囲まれた結果、本DVD屋さん、洋服屋さん、靴屋さん、日用
雑貨屋さんと、日本人有志によりきれいに陳列された商品群は通常のガレージセールとは桁違いの膨大な商品量を誇ることとなりました。
子供たちの手作りの募金箱を設置した会計では、値切りが挨拶代わりのここ中国では目を疑う光景が繰り広げられる事に。
ストローの詰め合わせを『釣りは要らねーよ』と100元で買っていってくれた中国人のおにいちゃん、一枚のスカートを15倍の値段の300元でお買い上げくださり『こんなことしか出来ませんから、有り難う御座います』と優しく言ってくださった日本人女性、数枚の100元札を募金箱にすっと差し入れ足早に立ち去った中国の紳士。。。
我が家のアイさん(お手伝いさん)までもが、200元もの有用な日用品を喜んで買ってくれ、さらに50元の寄付をしてくれたとのこと、胸が熱くなりました!
注:100元札は1300円程ですが、
中国の貨幣価値では一万円の価値を持つこともある最高額紙幣です。
食事をとる暇もない大盛況ぶりに、焼きたてのスコーンや手作りのパン等をスタッフに差し入れてくれた方々も。
様々な国の人々からの日本への哀悼と、思いやりある励まし、そして優しくあったかい笑顔の数々。
なんとこのガレージセールの売り上げは79,304.4元になりました!
(日本の震災前の平常時のレートでは111万円にもなった金額です、現在のレートでは98万円)
(ちなみに、現在のUSDで言いますと12,093.88ドル)
ひたすらみなさんに感謝する気持ちでいっぱいになり、
おかげでわたしはすっかり涙もろくなりました。
うれし涙とともにお礼の英文メールを書きつつ、
子供の学校に設置した募金箱の傍らで募金を呼びかける当番とチャリティベイクセール。
小学校のベイクセールでも7365元を売り上げることができたのでした。
まだまだ、日本への愛の続きがあるのですが、ひとまずここまで。
どうか日本に届け〜!