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ぽっかぽか [2008年02月01日(金)]
深見じゅんさんの漫画

「ぽっかぽか」が大好きです

この本に出逢い、心惹かれたのは

私が1番バリバリ仕事をしていた頃で

専業主婦をしている友人のことを

何処かで見下している・・・

今思うと自分が一杯一杯の時期でした

漫画の主人公、あさみさんは

ぐうたらの専業主婦で

パジャマの上から服を着て公園とかに行く

お昼寝が大好きな、まるで価値感の違う

当時の私が1番理解できない人でした

なのに、漫画を読んでいると引き込まれて

共感して涙が流れる自分がいました

今なら何故そんなに心惹かれるのか理解できます


生きている土俵が違うだけで

人として持っていたい軸」が似ているから

形のあるものではなく形のない

大切なものが共通していたからです


その漫画に「32ページ」という話があります

私なりにかいつまんで言うと・・・

主人公あさみさんの知り合いの初老の奥さんが

ご自分のご主人に向って好き勝手言うのを見て

「年を取るとあんなにご主人を愛せなくなるの?」

と、あさみさんは悲しくなるんですが

後日その奥さんからこんな事を聞くのです

人生は300ページの本で

その物語は終わってみないと結末は解らない

自分がそうありたいと願う姿そのままで

300ページの本に自分の人生を

書きこんで行きたいのよ・・・って

あさみさん夫婦は自分たちの物語は

32ページ位であること

そして後のページを書き込むのは

自分たち自身なんだねとご主人と会話する・・・

そんなお話です

※かなりアバウトに私の解釈でまとめました


これを読んだのは15年くらい前かな

あの頃は私のページは50ページくらいで

私の物語の50ページを開くと

子育て真っ最中で

子供が悪魔にも天使にも見えたと書いてあると思う・・・

でもそれが宝物で確かにそこに

子供と夫と私がいるんですよね

たとえ相手が家族でも一期一会の

その時にしか出会えない一瞬の時間だったのだと思います

あの頃よりずっと色んな事を背負って生きている

今の子供たちを抱きしめてあげることはできないけれど

でも今現在は、又違った一期一会で

今しか出逢えない子供や主人との時間を生きているのです


あれから私自身の物語も

120ページ位進んだと思います

そして、これから開く新しいページはまだ真っ白で

自分の物語を自分で書いていくんだなと思います

今から3ページ先にどんな物語がつづられるのかも

自分次第なのです

このマンガにはこんなメッセージが詰まっているので

今でも読み返すたびに色んな事を味合わせてもらえる

私の生き方のバイブル本の一つです