自閉症・毎日おいかけっこ

今、近所の子（年上）が遊びに来ている。


将ちゃんとゲームをしながら

「お前　そんなんするんやったらいじめるぞ」

そう言ったのだ。

私はそのフレーズにギクッとして振り返る。

どうやら、ゲームの中での話のようだが

たやすく「いじめる」と口にした彼を、なんだかやるせない気持ちで見た。

言われた方の気持ちは考えていないんだろうな。

それとも、自分もそう言われたことがあるのだろうか？

それを、年下の将ちゃんにためらわず使うって・・・

認識が甘いんだろうな。

本当に、つらい。

どうしてこうなのかな。

将ちゃんの気持ちはどうだったのかな。

後できいてみよう。

今日は雨かと思いきや


まだ曇り!!



これはお出かけしなければ。


と、言うわけで


電車に乗ってちょっとお出かけ。


今週頑張ったご褒美じゃ。


午後は家でまったりするつもり。


ＤＶＤでも見つつ、昼寝出来たらいいなぁー。

またもや将ちゃん、懸賞に当たりました！


50名様に当たる合虫ガッツ!!の10枚組カードです。


なんか前にも限定カード３枚当たったから、すごいな!!


やっぱり出さなきゃ当たらないねぇ。


今年は将ちゃんに宝くじ買ってもらおうかしら？


当たりそうやん。

いじめの傷跡は、将ちゃんにも私にも残っている。

ついつい、将ちゃんには「今日はどうだった？」と訊いてしまう。

将ちゃんもそれを「いじめ」のことだな、と理解している。

「今日はいじめられなかったよ」

「そっか。良かったね。」

「うん。」



これだけの会話がいかに悲しいか。

普通は、「どうだった？」と訊かれたら

「たのしかったよ！」ではないだろうか？

私は、兄弟に障害があると分かった時から

「普通」や「標準」と比べることは避けてきた。

出来るだけ、兄弟のペースでことが進めばいいと思って生きてきた。

でも、こうやってココロに傷をつけられたあとでは

どうしても　素の感情がむき出しになる。

不安、なんだろうね。まだまだ修行が足りない。

いじめの傷跡は、修復しても

崩れやすい、もろいものだと私は思う。

将ちゃんは、きっと大きくなってからもこのことを忘れないだろう。

フラッシュバックで苦しむこともあると思う。

障害のため、物事をよく覚えている性分なのだ。

自閉症は「忘れられない障害」とも言われている。

そんな将ちゃんだもの。

もう少し大きくなるまでは守ってやりたい、と思う。

泣いて帰って来ることがないか。

私に言えないようなことがおきてないか・・・・

もうしばらくは警戒するつもりでいる。

いじめも、からかいも、決して許されることではない。

程度が軽い、重いのちがいではないのだ。

これからの子供達には・・・・

勉強だけでなく　気持ちを学んでもらいたいと願う。

自閉症、うちの兄弟は初見が苦手。

場所もそうなんだけど、初めて見る「モノ」も苦手。

今日はさっきお義母さんがあーちゃんにプレゼントとケーキを

持ってきてくれた。

プレゼントの中身は黄色と緑ベースの帽子！

お義母さんは、あーちゃんが抵抗ないようにと

今の保育所の帽子の色に近いようにと

オレンジの帽子を探してくれたんです

でも、オレンジの帽子は見つからなくて・・・

それでも、近い色を探してきてくれた。



なのに・・・・

あーちゃんは「保育所の帽子」をやめると思ったのか

「こんなんイヤ！！」

と、帽子を投げてしまった。

せっかく頂いたのに・・・と思った。

でも初見が苦手なあーちゃん。

時間をかければ、きっとかぶれると思った。


食事に行く前、私はお義母さんに謝った。

「おかあさん、ごめんね、帽子投げちゃって・・・」

「孫のすることよ、何にも気にしてないよ。」

優しいおかあさんなのだ。

「初見が苦手やねん・・・時間が経ったら絶対かぶると思うから」

「うんうん、わかってるよ」

その時だ！

あーちゃんがプレゼントの帽子をかぶって出てきた！

私とお義母さんは喜んだ




初見が苦手。

初めて、が怖い。

知らないことがツライ。


自閉症の子は色んなこだわりがある。

でも、必ずしも同じ状態がずっと続くわけじゃない。

こだわりはあっても相容れる時間が短くなったよ。

みんなと一緒だよ。

成長してるんだよ。

そう思って嬉しくなった。

また大きくなったね。

お母さんにもプレゼントをありがとう。

アイスをおいしそうに食べるあーちゃんです。


小さな声で将ちゃんには内緒だよ☆って言ったら


うん…と頷いたあーちゃん。


ひーみつ・ひみつ！



たまにはひみつ！


将ちゃんにはまた違う日に何かご褒美あげようかね。


誕生日スペシャルだね。あーちゃん！

誕生日おめでとう！あーちゃん！

ついに６歳です！

プレゼントは限定販売のプラレール

阪神電車１０００系

あーちゃんは朝から歓喜の声

なかでもオススメはこの部分だそうで・・・・

連結部

阪急電車と一緒に

同時発進させたり、並べて愛でたりと、デレデレです。

数量限定発売なだけに親も買うのに燃えました

喜んでくれて良かった

これから、ベッタリと外遊びしてきます。

いつもはできないことをしようね。

テーマパークに行くだけがスペシャルじゃないと思います。

あーちゃんだけをみつめて、遊んであげる。

それもスペシャルだよね。

今日だけは「ちょっと待っててね」はナシだよ。

笑顔の１日にしよう

今回のことでわかったことがある。

将ちゃんをいじめていた、主犯格のS君。

彼もまた、障害があるのかもしれないらしい、ということ。

確認したわけではないのではっきりとは言えないけれど。

先生からの話や同じ学校の心配してくれたお母さんの話を

聞いていたらそう感じた。

S君は落ち着きのない子で先生も全部が全部注意していられないほど

なんですと言った。

運動会でもお母さんが止めに入るほど動き回っていたらしい。

お母さんは、恥ずかしさからそうしていたようだと。

「沢山人がいてツライ」とか「音がツライ」とかで暴れていたんじゃ

ないかと私は思ったものだが。

もし。

おこがましい考えではあるが

S君に障害があるとしたら

それを周りが気がついてやれてないとしたら

S君は将ちゃんだけでなく

他の子にも同じ事を繰り返さないか？

将ちゃんは幸いにも怪我をする前に自分で言うことが出来た。

もし・・・・・

S君が苦しんでるとしたら、なんとかしてあげられないかな。

私、本当におこがましいよね・・・・

でも、S君のお母さんが苦しんでないか心配なのだ。

行き場のない気持ちを抱えてない？

いじめの痕跡を、残して大きくなるなんて切ない。

被害者も、加害者も・・・・・・

Tちゃんは私を見てもキョトンとしている。

もう1人の5年生のがちょっと慌てる。

私は、深呼吸してその子に近付く。



「おはよう。」

「おはようございます・・・・」


「あのね、ちょっと訊きたいことがあるんだけどいいかな。」

「なに？」


「将ちゃんが、あなたに蹴られてるって言うんだけど

本当かな？」

「・・・・・・・・・。」


「よく聞いてね。おばちゃんは怒りに来たんじゃないねん。」

Tちゃんは頷いた。


「さっきに訊いたら、将ちゃんがうるさくて

それで蹴ってるのかな。」

Tちゃんは再び頷く。目は下を向いている。


「将ちゃん、うるさかった？」

「いつも、K君とはしゃいでて・・・・」


「そう。しんどかったんやね」

「うん・・・」


「いつもごめんね」

「ううん」


「将ちゃん、もう2年生やから、次からは蹴らんと口で

教えてあげてくれる？

何回も、言わなくちゃいけないとは思うねんけど。

もし何度言ってもダメだったらまた教えてくれないかな。」

「わかった・・・・・」


Tちゃんは、呆然としている感じだった。

私は、将ちゃんの頭を撫でて見送った。


わかってくれただろうか。

将ちゃんの、気持ちは救えただろうか？



私にはこうするしかなかった。

合っていたかはわからない。

とりあえず、蹴られることはなくなった。

いじめのこと、応援マークがいっぱいで

本当に嬉しく思います。

ブログでは冷静を保っているように見える（？）私ですが

やはり精神的にどこか参っているようで。

両肩に謎の湿疹が大量発生

しかも　痛痒い

おまけに眠らないと頭痛が出るのに

なかなか眠れない・・・・・

ストレス　なんでしょうね。

こうなると毎朝頭の中は道路工事のようにガンガン頭痛です

さっき眠剤飲みました。

でも　まだ眠れません。




さて

こんなくらい話題なのに

皆様が応援してくれることを非常に嬉しく思うちさちさです。

DHCブログというコミュニティーの中で

何人かの人には

自閉症ってなんだ？

そう思ってもらえたと信じています。

自閉症、ADHD、LDなど

うちの兄弟は色々障害を持って生まれてきました。

どうぞ、興味を持ってください。

そして、調べたりして下さい。

この障害を知ってください。

沢山いる、子供達の中にはこういう個性を持っている子もいるんだと。

うちの兄弟に関してはどんな質問があってもかまいません。

でも、近くにいる誰かのお子さんが・・・・

もし、困っているようなら。

「障害があるんじゃないの？」って先入観を持たずに

「何かしんどいことがあるのかな？」って

声をかけてあげてほしいと思います。

まだまだ吹っ切れていないお母さんも中にはいます。

優しく、見守ってください。

分かってくれる人が増えるほど

私たちは救われるんです。

（ウチの兄弟に関しては）どんどん　何でも興味を持ってください。

出来るだけ応えていこうと思っています。

これからもどうぞ宜しくお願いします