朝食:葱鮪鍋(鮪のアラ、葱、芹、若布、胡椒)、ビール、
ミルクティー
昼食:葱鮪の煮奴(豆腐、葱、芹)、焼餅、ビール
夕食:バゲット、ビール、赤葡萄酒
間食:
/
「日々徳用倹約料理角力取組」
晩に降った雨が、今朝から雪に変った。
金はない、仕事はない、さしたる用はない。したがって行くところもない。
こんな日は、家で鍋でも食いながら落語を聴いているに限る。
無い無いづくしの生活だが、幸い落語のレコードには困らない。
閑話休題。今日は、これまでに何度かふれた「日々徳用倹約料理角力取組」と題する、江戸時代の惣菜の番付を御紹介しよう。
最近では「為御菜」のほうで通っているようだ。
上の絵は、国立国会図書館が所蔵している原本から、私が読みやすいように翻刻したものである。
洋の東西を問わず、人間は日常のありきたりのことは記さないから、私たちの先祖が、ふだんどんなものを食べていたか、なかなか分らないものである。
そういった意味で、この番付は貴重なものだ。
「精進方」と「魚類方」、「雑・春・夏・秋・冬」それぞれ合わせて190種類。
なぜこの序列なのか分らなし、名前だけで調理法が記してないから、どんな料理なのか皆目見当もつかないものある。
それだけに、かえって想像をかきたてられて楽しむことができるというものだ。