容積わずか1400グラムの器がおこす奇跡。
というわけで、録画しといた「Mr.BRAIN」みました。
2週分。
ずいぶんお金かけてるんだなあ、というのが第一印象。
出演者、有名どころばっかりだし。
ただ、セットがイマイチ…のように感じました。
2009年設定ではありますが、「ハイテク」っていうより「近未来」という感じ。それも2、30年前から見た。具体的に言うと、コントロールルームがサンダーバードとか、なんかそんな若干、昭和を感じるセットだという印象を受けました。個人的には。
お話自体はまあおもしろかったんですが、うーん…あんまりリアリティはないですね。
「そうなの!?」っていうような情報も特になく。高校の生物の教科書に載ってそうな知識が多かったような。
あと、木村さんが非常に恐ろしいことを言ってたのが気になりました。
「脳を調べさえすれば、本人がどんなに嘘をついていても、犯罪を明らかにできる」(意訳)、と。
それって…ものすごく怖いことです。
脳は嘘をつかない。
確かにそうなのかもしれません。
でも、科学技術は万能ではない。
ついこの間も、10年前の
DNA鑑定をやり直したところ冤罪があきらかになったというニュースがありましたが、「今」の最先端もすぐに時代遅れのものとなってしまう。そんな状況の中でそんな恐ろしいこと言われても。
それに、脳は幻を見せ、記憶を改ざんする器官でもあります。
ずっと「お前がやったんだ」と言われ続けていれば、「自分がやったのかもしれない」と思い込むようになる、という話も聞きます。
もし本当に、こうした脳科学が捜査に取り入れられるようになったとしたら、自白より強力な証拠かつ冤罪を仕立て上げるにはもってこい、という状況になるんじゃないだろうか…。こわい。
さらに気になるのが、脳科学を用いて犯罪を立証するまではいいとして、それを証拠として犯人逮捕へとつなげることができるのか?ということです。
頭の中のことは物的証拠にはならないし、状況証拠…ともなんか違う気がする。
とくに1話の、一度みたことがある場所なら海馬が刺激される、あるいは刺激されない、というところから犯人はコイツだ、と確信するのはいいでしょうけど、それで逮捕状が請求できるのだろうか。
個人的には、「脳科学は確かに この人が犯人だということを示しているのに、証拠としては採用されず、犯人逮捕には至らない。なぜなんだ!!」っていうスタンスの方がおもしろかったのでは、と思います。その方がリアリティありそうだし。
まあでも来週からもずっと見ると思います。
木村さんの空気読めないっぷりと、綾瀬さんのしゃかりき空回り具合が非常にいいと思います。