ロードバイクに乗りながら、多摩川サイクリングロード(多摩サイ)で見た夢、見た風景、想った事などを中心に、気ままに更新中のブログです。地球の上の様々な場所の一つ、東京の近郊から。

神田の素敵なビストロ     [2008年04月11日(金)]
●鎖骨骨折から455日目。

神田駅東口から徒歩1分、JRガード下にビストロ「樽や」がある。

http://www.kanda-guide.com/shop/012/index.html

2006年10月に、テレビ東京「アド街ック天国」で、「気軽にフレンチを楽しめる洋風居酒屋」として紹介された。

同年11月には、テレビ朝日「裸の少年」でも、「道場黄門さまと行く神田神保町特集」で、「ガード下に発見!洋食のスゴ腕シェフの店」、として紹介された名店。

創業27年で、2年前に全席禁煙にされたとのこと。

1階と2階があり、ガード下とは想像できないほど、奥行きがある。

19時過ぎの店内は、雨模様にも関わらず、満席だった。

ワインと食事を楽しむ客達の、熱気が満ち溢れていた。

パリの居酒屋には行った経験がないが、こんな感じだろうか。

牛すじのワイン煮、エスカルゴ、キッシュ、オムレツ、いづれもとっても美味。特に、牛すじのワイン煮が絶品だった。

リーズナブルなワインが揃っているのも、嬉しい限り。

3人で、白ワイン1本、赤ワイン2本を空けた。

このお店で、何よりも特筆すべきは、オーナーシェフご夫妻の素敵な笑顔。

アットホームなお店で、幸せな気分になった。

こういうお店の常連になりたいなぁ、と思う。

とっても美味しかったです、ご馳走様でした。
posted at 12:45 | この記事のURL
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うぐいす(春告鳥)     [2008年04月10日(木)]
●鎖骨骨折から454日目。

先週末、多摩サイに行った際、立川公園にある小さな吊り橋(貝殻橋)の近くで、うぐいすの鳴き声が聞こえた。

ホーホケキョ、ホーホケキキョ。

とても豊かで、透き通った声だった。

「ホーホケキョ」、とは鳴いていないと思うが、刷り込みは恐ろしい。どうしても、そう聞こえてしまう。

ところで、この「ホーホケキョ」に該当する英語は、多分ない。

ロディーが入ったような鳥の鳴き方を、英語で「warble」と言う。但し、これは「ホーホケキョ」とは違い、擬声語ではない。

 A nightingale was warbling in a beautiful voice.

 The birds warbled incessantly.


欧米の方は、うぐいすの鳴き声を、どう聞いているのだろうか。

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うぐいすは、「春告鳥」とも呼ばれている。

桜の開花とともに、うぐいすが鳴き、春がきた。

新しい年度のスタート。

気持ちを新たに、がんばろう。

ホーホケキョ。

ホーホケキョ。
posted at 07:25 | この記事のURL
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花見でダイエット     [2008年04月06日(日)]
●鎖骨骨折から450日目。

先週に続いて、多摩サイに行った。

二子橋から多摩サイに入り、東京側を北上するコース。

想像していた通り、多摩サイ周辺の桜並木が、とてもとても綺麗だった。







(桜の下の、愛車エディ・メルクス アルクロス)


昭島市の八高線の手前で自転車を降りて、アミノ酸系ゼリーと水で栄養補給してから、Uターンした。

途中、凄まじいスピードで駆け抜ける自転車に追い抜かれた。少しだけ、後をついて走ろうとしたが、あっという間に差がぐんぐん開いた。

やれやれ。

 本日の総走行距離:70km
 多摩サイ前後の体重差:▲0.6kg


多摩サイの桜を楽しみつつ、ほんのちょっぴり、ダイエット
posted at 18:10 | この記事のURL
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やっぱり生が好き。     [2008年04月03日(木)]
●鎖骨骨折から447日目。

先週末、久し振りに多摩サイに行った翌日から、首の後ろが少し痛かった。

ロードバイク特有のやや前傾した姿勢を、約2時間続けた結果が、首にきた。

4日目に痛みは治まった。

やれやれ。

脚が特に問題なかったのは、週末のジム通いが奏効したのかも知れない。

ジムに行くと、毎回”エアロバイク”に乗る。但し、バイクとは名ばかりで、使う筋肉も”漕ぎ心地”も、自転車とは全く違う。TVを見ながらできるからいいようなものの、TVがなかったら、とてもとても、1時間もペダルを回せない。

やっぱり本物がいい。

自転車に乗りながら、風景を見て、風景の一部になり、風を感じ、風になる。

ロードの凹凸を、ハンドルを持つ手とサドルに乗せたお尻とペダルを回す脚で、受け止める。

坂を登り、坂を下る。

すれ違う自転車に、挨拶をする。

季節を、五感で直接感じる。

やっぱり、”生”がいい。

”生”に限る。


今夜、"生”ビール、飲もっと!
posted at 12:24 | この記事のURL
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サクラ満開、多摩サイ復帰     [2008年03月30日(日)]
●鎖骨骨折から443日目。

暖かくなってきたので、久し振りに多摩サイに行った。

2か月半振りの復帰戦。

二子橋から多摩サイに入り、多摩サイの始点でUターン、川崎大師への寄り道を含めて、往復約40kmのコース。

昨年の今頃は、鎖骨骨折中だったので、この季節の多摩サイは初めての経験になる。

多摩川の河岸に桜が多いことを実感した。

特に、東京側に桜が多い。

丸子橋周辺、ガス橋周辺、それと海から5km付近が、殊更見事で、素晴らしかった。





久し振りの自転車だったので、サドルに跨った瞬間は少し緊張したが、すぐに慣れた。

今日の多摩サイはほぼ無風状態で、河岸の桜を愛でながらの自転車は、実に爽快だった。

 多摩サイ前後の体重差:▲0.5kg

4月は、すぐ目の前。

今週火曜日からは、新年度が始まる。

サクラ咲き、春が来た。

散歩にも、自転車にも、ダイエットにも、いい季節がやってきた!
posted at 17:18 | この記事のURL
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大同窓会     [2008年03月26日(水)]
●鎖骨骨折から439日目。

先日、大学の同窓会に行った。

ホテルの大宴会場に、同窓の仲間が集まった。

900人を超える参加者の数に、まず圧倒された。

司会は、3人のプロのアナウンサー。彼らも同期の仲間らしい。

 「お〜ぉ!」
 「久し振り!」
 「元気?」
 「今、何してるの?」
 「嘘! 本当〜!」


全員で肩を組み、応援団の指揮のもと、応援歌を唄った。

大学を同じ年に卒業し、社会人になり、同じ数だけ歳をとった仲間達。

この間に、様々な出来事があった事だろう。

宴会場を出れば、それぞれの人生が、また始まる。

同窓の仲間が、様々な場所で活躍している事を、とても頼もしく思った。

大同窓会で、仲間達から、元気をもらった。

有難う。
posted at 07:30 | この記事のURL
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上海めし     [2008年03月16日(日)]
●鎖骨骨折から429日目。

上海に、short stayしてきた。

11年ぶりに訪れた街は、派手な高層ビルが乱立し、すっかり大都会になっていた。

建設途中のビルも多く、地下鉄の敷設ラッシュも続いているという。



初日の夜は飲茶を食した。お店の名前は、「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。本店は台北で、ニューヨーク・タイムズ紙が「世界10大レストラン」の1つとして選んだらしい。日本の高島屋へも出店している。

 


翌日は火鍋。一つの鍋に、2種類のスープを入れて、2倍楽しむ。地元の人で満員の火鍋屋さんで、たらふく食べ、ビールをぐびぐび飲んで、一人100元(約1,500円)だった。

 


飲茶も火鍋も、深い滋味があり、旨味が五感にダイレクトに伝わってきた。秀逸と言う他ない。

中国四千年の歴史、医食同源の中華料理の一端を、堪能した。
posted at 10:18 | この記事のURL
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東南アジアの夜     [2008年03月09日(日)]
●鎖骨骨折から422日目。

先日訪れた、東南アジアの都市は、思ったほど暑くはなかったが、相変わらず活気に溢れていた。

到着した翌日の夜、HOT Pepper料理を食べ、少し街を歩いた。


レストランの外



食材屋さん



村上隆?


都市には都市の呼吸があり、色彩がある。

ほとんど自由な時間がなかったが、又、行きたくなった。

See you soon!
posted at 18:16 | この記事のURL
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東南アジアで、ぐびぐび     [2008年03月02日(日)]
●鎖骨骨折から415日目。

先日、久し振りに東南アジアに出かけた。

成田空港を離陸して約30分後、四国の東側の上空にいた。

 高度:11,600m

 時速:796km/h

 外気温:-49℃


大きな鉄の塊が、たくさんの人を乗せ、高速で空を飛ぶ不思議さ、又は科学の偉大さを、改めて実感する。

ビールを飲み、機内食を食べ、ワインを飲み、映画「ラッシュアワー3」で大笑いし、小説を読んでいる間に、5時間弱が過ぎ、あっという間に到着した。

12年ぶりに訪れた空港はすっかり新しくなり、世界一離着陸が難しいと言われたかつての面影は全くない。

電車とタクシーを乗りづぎ、ホテルに到着したのは深夜のこと。

ホテル近くのコンビニで、サンミゲール(ビール)を2本買い、部屋に入った。

窓の外には、控え目な夜景が見える。

熱いシャワーを浴びて、ビールを飲んだ。

ぐびぐび。

スッキリとした喉ごし。

ぐびぐび。

やや薄い味が、乾いた喉に浸みこむ。

ぐびぐび

これから数日間、異国の地で、外国人になる。

ぐびぐび、ぐびぐび。
posted at 17:55 | この記事のURL
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村田エフェンディ滞土録     [2008年03月01日(土)]
●鎖骨骨折から414日目。 快晴。

梨木香歩著、「村田エフェンディ滞土録」 (角川文庫、2007/5)を読んだ。

ユニークなタイトルの本書の舞台は、今から約100年前の土耳古(トルコ)。

考古学の研究の為にトルコに留学している青年「村田」が主人公。

西洋と東洋が交わる場所で、民族や宗教を超えた友情が、築かれていく。

ケールも大きい。

梨木香歩さんの穏やかで確かなメッセージが、ゆったりと立ち上がってくる。

長い余韻。

赤ワインに例えると、ややスパイシーで、しっかりとしたシラーのよう。

梨木香歩さんの別の小説、「家守綺譚」との繋がりも楽しい。

「村田エフェンディ滞土録」。

豊かで素敵な物語。
posted at 07:35 | この記事のURL
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機内持ち込みカバン     [2008年02月24日(日)]
●鎖骨骨折から408日目。 快晴、強風。

久し振りに、2泊3日で海外に出かける事になった。

大きなスーツケースはちょっと大袈裟。

機内に持ち込むサイズの鞄が欲しくなり、渋谷の東急ハンズに行った。

ハードケース、布又は皮製のソフトケース、肩紐がついているリュックタイプ、高級海外ブランド等など、たくさんの種類の鞄があった。

店員の方に相談し、老舗ACE社の、ProtecA(プロテカ)シリーズのエントリーモデル、PRESCIENT(プレッシェント)を選んだ。

 サイズ:53x37x20cm
 重量:3.4kg
 容量:31L
 値段:21,000円


米国連邦航空省運輸保安局(TSA)公認のTSAロック付き。

鞄としての基本機能がしっかりしている。

デザインがシンプルで、価格以上の高級感もある。

とても気に入った。

使用レポートは、帰国後に。
posted at 08:40 | この記事のURL
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家守綺譚     [2008年02月17日(日)]
●鎖骨骨折から401日目。 快晴。

梨木香歩著「家守綺譚」(2006/9、新潮文庫)を読んだ。(単行本初版:2004/1)

時は今から百年前、物書きの私「綿貫征四郎」、故人であり友人の高堂、犬のゴロー、隣のおかみさん、和尚、河童、子鬼、狸達の、奇妙で愉快な物語。

淡々かつ悠然と、物語は進んでいく。

四季折々の植物(特に庭のサルスベリの木)、雨、風が、しっかりと描かれている。

「西の魔女が死んだ」とは全く違う物語だが、「穏やかな暖かさ」と、「生きることの尊さ」は、共通項ではないだろうか。

物語の終わりも、実にお見事。

余韻の長い、とても豊かな小説だった。
posted at 17:25 | この記事のURL
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西の魔女が死んだ     [2008年02月11日(月)]
●鎖骨骨折から395日目。 快晴。

梨木香歩著「西の魔女が死んだ」(2001/7、新潮文庫)を読んだ。(単行本初版:1994/4)

中学一年生の少女"まい”が、一人暮らしをしているイギリス人の祖母と、日本の田舎でひと夏を過ごす。

草花の描写、少女のココロの揺れ、”魔女”と少女の交流が、とても美しく描かれている。

大切なこと、それは愛、希望、そして何よりも自分自身で決めること。

生と死。

”魔女”の教えは、少女へしっかりと伝わった。

穏やかで、優しい、とても素敵な小説だった。

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梨木香歩さんのお名前は、この1月、「考える人 2008年冬号」、河合隼雄さん追悼特集で初めて知った。

梨木香歩さんは、主人公の少女”まい”のように、豊かな感受性を持った、繊細で魅力的な方ではないだろうか。

素敵な小説家を、見つけた。
posted at 09:07 | この記事のURL
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♪雪音はショパンの調べ     [2008年02月03日(日)]
●鎖骨骨折から387日目。

朝、カーテンを開けると、雪が降っていた。

銀世界、とまではいかないが、あたりは真白。

この冬、都心では3回目の雪になる。

北国に比べると頼りない雪ではあるが、昼を過ぎても、やむ気配はない。

小学生の頃に教わった、三好達治の名詩を、思い出した。

 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。


我が家の愛犬を眠らせ、マンションの屋上に雪ふりつむ。

僕を家に閉じ込め、車のボンネットに雪ふりつむ。

静かな日曜日。

ふと、小林麻美が20数年前にカバーして大ヒットした、「雨音はショパンの調べ」(原題:I like Chopin)を思い出した。

  耳をふさぐ 指をくぐり
  心 しびらす 甘い調べ
  止めて あのショパン
  彼には もう会えないの


窓の外は雪。

ショパンを聴きながら、紅茶でも飲もうかしらん。
posted at 14:30 | この記事のURL
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魂にメスはいらない     [2008年01月30日(水)]
●鎖骨骨折から383日目。

河合隼雄著「魂にメスはいらない―ユング心理学講義」(1993/9、講談社プラスα文庫) を、一気に読んだ。

臨床心理学者の故・河合隼雄さんと、詩人の谷川俊太郎さんの対談集。

若き日の河合隼雄さんがユング心理学に挑んだ経緯と過程、そしてユング心理学の現場が、谷川さんとの対話を通じて、活き活きと語られている。

谷川さんの確かな考察と言葉に促され、河合さんの柔軟で深い知性と堅牢な精神が、見事に出ている。

患者の「個」に、一人ひとりの人生に、直接向き合う臨床心理医療の大変さが、とてもよく判る。柔な精神と体力では、到底勤まらない。

谷川俊太郎さんの詩に対する河合さんの解説・解釈も、とても面白い。

「魂にメスはいらない」

単行本は79年3月刊。

約30年を経ても、全く色褪せしていない。

一言では括れない、深い示唆に満ちている。

名著とは、こういう本のことを言うのだろう。

河合さんに感謝。
posted at 07:45 | この記事のURL
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「寒いね」と話しかければ     [2008年01月23日(水)]
●鎖骨骨折から376日目。

都心は雪。この冬、2回目。

細かな雪が、風に舞う。

地面におちると、すっと消える。自己主張しない、控えめな雪。

都心は、この2週間余りで、急に寒くなった。今週も寒い日が続きそうだ。

鍋モノが美味しい季節になった。

カラダもココロも、暖かいものを求める季節。

俵万智さんの短歌を思い出す。.

 「寒いね」と 話しかければ 「寒いね」と 答える人の いるあたたかさ
                                      (俵万智「サラダ記念日」)

柔らかな、優しい感性が光る、素敵な句だと思う。

今晩、帰宅したら、我が家でも試してみようかなぁ。

 「寒いね」と 話しかければ 腹を見せ なでてとねだる 犬の逞しさ (さぬ)

...。
posted at 07:50 | この記事のURL
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考える人     [2008年01月21日(月)]
●鎖骨骨折から374日目。


季刊誌「考える人 2008年 冬号」(新潮社、1,400円)は、河合隼雄さんの追悼特集号。

「対談 河合隼雄×小川洋子 生きるとは自分の物語を作ること」が、とても面白かった。

単行本になる予定だったという、この対談の2ヵ月後、河合隼雄さんは脳梗塞で倒れ、2007年7月に永眠された。

お2人の深い思索の交差と同調、そして何よりも人間としての器の大きさを感じさせる河合さんの一言一言が、ココロに響いた。

 河合:人間は矛盾しているから生きている。全く矛盾性のない、整合性のあるものは、生き物
    ではなくて機械です。命というものはそもそも矛盾を孕んでいるものであって、その矛盾
    を生きている存在として、自分はこういうふうに矛盾してるんだとか、なぜ矛盾してるんだ
    ということを、意識して生きていくよりしかたないんじゃないかと、この頃思っています。そ
    して、それをごまかさない。

 河合:「望みがない時にどうするか」という有名な話。僕は「望みを持ってずっと傍にいる」こと
    が大事だってさっき言いましたが、「望みがない時はどうするんですか」って聞かれたん
    です。すると僕の目の前におった人が「のぞみのない時はひかりです」。みたらね、新幹
    線の売り場なんです(笑)。


 ------------------------
茂木健一郎さん・梅原猛さん・佐野洋子さん・中沢新一さん・鶴見俊輔さん・よしもとばななさん等の著名人が、追悼文を寄せている。

養老孟司さん他の座談会のタイトルは、まさにその通りだと思った。

題して、「森の中で、大きな木が一本、音もなく倒れた。」

それにしても、「考える人」の表紙の写真、河合さんの笑顔の何と素敵なことだろう。

河合隼雄さんの偉大な業績、そしてこの笑顔を、決して忘れまい。
posted at 20:35 | この記事のURL
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鎖骨記念日     [2008年01月13日(日)]
●鎖骨骨折から366日目。

ちょうど1年前の2007年1月13日(土)、左鎖骨を骨折した。

多摩川サイクリングロードの東京側、世田谷区と大田区の境界に立っていた標識に衝突した。

一瞬の出来事だった。

鈍痛が走り、しばらく身動きができなかったが、まさか骨折したとは思わなかった。

少し休んでから、自転車に乗って帰宅した。

服を脱ぐと、左鎖骨部分が大きく腫れている。

だんだんと痛みが増してきた。

近くの整形外科に行った。レントゲン写真に、折れた左鎖骨がはっきりと映っていた。

それから2ヶ月間、鎖骨バンドを24時間身につけた。

しばらくの間、体を起こす動作をすると、激痛がした。

毎朝、冷汗が出た。

毎日の通勤電車が怖かった。

多摩サイに復帰するまで、4か月半かかった。

その間、様々な本に巡り合った。

茂木健一郎、養老 孟司、河合隼雄、池谷裕二、糸井重里、堀 賢一、重松清、小川洋子、等など。

美術展にも精力的に行った。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、モネ、ブリューゲル、フェルメール。

グレゴリー・コルベールの動物と人類の共生、アンリ・カルティエ=ブレッソンの一瞬の写真、男鹿和夫のトトロの森、仙ガイ和尚の禅画、等など。

少し大袈裟に言うと、鎖骨骨折は、カラダとココロとアタマを見直す契機になった。

1月13日は、大切な日として、いつまで憶えておこうと思う。


  「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日 (俵万智)

   折れたあと 広がる世界があったから 一月十三日は鎖骨記念日 (さぬ)


posted at 16:15 | この記事のURL
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凧揚げの新春     [2008年01月07日(月)]
●鎖骨骨折から360日目。

快晴の日曜、暖かくなりそうだったので、意を決して、多摩サイの終点・羽村堰まで行ってきた。

このところ、寒さを避けて羽田空港方面に続けて行ったので、羽村堰は3週間ぶりになる。

風もなく快適で、2時間余りで羽村堰の公園に着いた。

公園には15人程度の人がいて、いつも以上に賑やかだった。

   

玉川兄弟の像も、自転車も、穏やかな晴天と多摩・武蔵野の新春を、楽しんでいるかのように見えた。

--------------
立川市の河川敷のグラウンドで、凧揚げ大会をやっていた。

大勢の子供達が、思い思いに、凧をあげている。

伝統的な和凧もあれば、手作り風の凧もある。

子供を見守る大人、子供を手伝う大人。

家族の絆が、より深まったことだろう。

昔から続く新春の風景を、とても好ましく思った。

--------------
多摩サイ前後の体重差:▲0.7kg

この年末年始、多摩サイには3回行っただけで、190kmしか走らなかった。

日曜の多摩サイを経て、年末年始の体重増から、漸く脱却した。

本格的な仕事始めの直前に、元通り。

やれやれ。
posted at 12:40 | この記事のURL
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2008年の走り初め     [2008年01月03日(木)]
●鎖骨骨折から356日目。

朝、多摩サイに行った。2008年の走り初め。

大晦日に続いて、川崎大師に立ち寄った。

周囲の商店街から大行列ではと思っていたが、それほどでもなかった。車両が通行止めになっていた分、かえって走りやすかった。

但し、川崎大師前の参道は、人が溢れていた。

トトトントン、トトトントン、トトトントン♪。

昔からの素朴な飴を切る(様子を再現している)音が、小気味いい。

人の波を抜け、山門をくぐり、本堂に向かって一礼をしてから、たこ焼き、焼きそば等の出店を横目に、裏道から引き返した。

帰途、大師橋から、富士山の頂きがとても大きく見えた。

自転車を降りて、しばしの間、富士山を眺めた。

2008年1月3日の富士山に誓う。

今年も、刺激あふれる、実りの多き一年にしよう、と。

但し、鎖骨はもう折らないぞ、と。
posted at 17:40 | この記事のURL
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茂木健一郎year     [2008年01月02日(水)]
●鎖骨骨折から355日目。

昨年の1月13日、多摩サイで左鎖骨を骨折した。

多摩サイに行けなくなった週末を利用して、茂木健一郎さんの本を初めて読んだ。

「すべては脳からはじまる」 (中公新書ラクレ)。

無類に面白かったので、彼の著書を集中的に読んだ。

改めて本棚の中を数えてみたら、全部で13冊あった。

単行本4冊、新書7冊、文庫本2冊。(うち、単行本の1冊、新書の2冊、文庫の1冊は共著)

1年間に、これだけまとめて同じ筆者の本を読んだ記憶はない。

12月31日、朝日新聞で始まった「10年後」と題するインタビュー記事の初回は、茂木さんだった。

曰く、「未来とは、予測するものではなく自分で創るものですから、明るいと思うべき」、「ダイナミックな交流を通じ触れ合うことで共感し、感化される『感化力』が大事」、と。

NHK「紅白歌合戦」では、元気に紅組を推す、茂木審査員の姿が映っていた。

2007年は、「脳からはじまる」ではなく、茂木(さん)からはじまり、茂木さんで終わった。

さて、年が明けた元旦、「ダーウィンの『種の起源』(名著誕生 2)」(2007年、ジャネット・ブラウン著、ポプラ社)を読んだ。

「種の起源」が書かれた前後の時代背景、科学と宗教の大論争、そしてダーウィン自身について、とても見事に描かれている。

訳者の長谷川眞理子さんは、「はじめに」の中で、次のように書いている。「本書は『種の起源』という世界の名著についての名著であると思う」。

ニューヨーク・タイムズによれば、2004年11月のアンケート調査で、「神が人間を今ある形に想像したと信じている」と答えた回答者は、55%を占めたという。

「種の起源」について、科学と宗教を巡る論争が現在も続いていることに、大きな驚きを覚えた。

驚きがもう一つ。

何とここにも茂木さんがいた。

解説文を書いている。

「ダーウィンが行ったのは、徹底した『観察』と『総合』だった」、と。

う〜む。

2008年も、「茂木健一郎year」になるのだろうか。

さてさて皆様、本年も宜しくお願いします。
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大晦日、走り収め     [2007年12月31日(月)]
●鎖骨骨折から353日目。

冬晴れの朝、多摩サイに行った。2007年の走り収め。

Yahoo!の天気予報で調べると、多摩サイの終点・羽村市の朝9時の気温は、0℃。

かなり寒い。

北上コースは断念し、羽田空港方面に南下した。

大晦日だからだろうか、いつもよりロードバイクが少なく、ジョギングの人も少なかった。

寒さは思った程ではなかったが、時折吹く突風がちょっと辛い。

復路の途中、川崎大師に寄り道した。

参道の両側には、久寿餅、切り飴、だるま等が並び、お店から元気な声が響いている。

自転車を降りて、参道をゆっくり進み、四天王に守られた山門をくぐって、参拝した。

今年1年のお礼と、来年の祈願。

明日の元旦から、凄まじい混雑になるだろう。

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帰宅後、TVで「ごくせん」最終回(再放送)のハッピーエンドで和み、バラエティ番組の小島よしおで大笑いした。

iPodでBill Evansを聴きながら、読みかけの本を開き、年賀状を数枚書いた。

穏やかな、日本的な、大晦日。

2007年は、色々な意味で刺激に満ちた、いい一年だったと思う。

来年も、実りの多い一年であります様に。

来年も宜しくお願いします!
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ワインとクリスマス     [2007年12月25日(火)]
●鎖骨骨折から347日目。

12月24日(月)の朝日新聞・天声人語は、クリスマスについて語られていた。

クリスマスを彩る楽曲には、「きよしこの夜」「もろびとこぞりて」などの聖歌と、「ホワイトクリスマス」「赤鼻のトナカイ」といった非宗教歌がある。後者を代表する「ジングルベル」が世に出て、150年になるそうだ。(中略) 歌詞は馬ぞりで走る楽しさに尽きており、宗教色はない。日本のクリスマスも、大衆文化としてはキリスト教を超えた国民行事だ。祈りとは無関係に酒宴が催され、愛が語られ、贈り物が渡る。2000年後の東洋で、自分の誕生日がこれほど「祝」されるとは、イエスでも見通せなかったろう。洋の東西を問わず、祭りは家族の「小さな幸せ」を確かめる時でもある。 (12月24日の天声人語からの抜粋)

全くその通りだと思う。

クリスマスの意義を厳密に考えるのではなく、日本人特有の寛大さ(包容力、又は曖昧さ)で、家族が集う行事として捉え、楽しんだらいいと思う。

僕自身は、iPod+Boseのスピーカーで非宗教歌を流しながら、家族で夕飯を食べた。

少し贅沢をして、ボルドーの赤ワイン「Chateau d'Issan 1999」を開けた。

ホームセラーで約5年間眠っていた、メドックの格付けワイン(3級)。

2年ほど前に開けた時と比べ、熟成香が増しているように思ったが、シルキーなところは相変わらず。しっかりとした果実味が感じられる。タンニンも心地いい。

1999年にマルゴー村の葡萄で醸造されたワインを、2000年前に水をワインに変えた方の由来のある日に、2007年のiPodを聴きながら、じっくりと味わった。

Merry Christmas!
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2007年の展覧会総括     [2007年12月19日(水)]
●鎖骨骨折から341日目。

鎖骨骨折から342日目。

今年、9つの展覧会に行った。

その都度ブログにメモしたが、1年の節目として、あらためて総括してみる。

@レオナルド・ダ・ヴィンチ −天才の実像
 2007年3月20日〜6月17日
 東京国立博物館

AAshes and Snow
 2007年3月11日 〜 6月24日
 ノマディック美術館(お台場特設会場)

B大回顧展 モネ
 2007年4月7日〜7月2日
 国立新美術館

Cプラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代
 2007年6月9日〜7月22日
 Bunkamura

Dアンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌
 2007年6月19日〜8月12日
 東京国立近代美術館

Eジブリの絵職人 男鹿和雄展 トトロの森を描いた人。
 2007年7月21日〜9月30日
 東京都現代美術館

F仙香Eセンガイ・SENGAI 〜禅画にあそぶ〜
 2007年9月1日〜10月28日
 出光美術館

Gフェルメール 「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
 2007年9月26日〜12月17日
 国立新美術館

H植草甚一/マイ・フェイヴァリット・シングス
 2007年9月29日(土)〜11月25日(日)
 世田谷文学館


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それぞれ印象深く、とても面白かった。

フェルメール(G)の「牛乳を注ぐ女」は、今年最も印象に残った絵画。豊かな質感に感動した。開館と同時に絵の飾られた部屋に直行し、じっと立ち止まって、たっぷりと堪能した。

モネ(B)の連作「積みわら」は、何でもない「わら」が、モネの手で芸術に昇華されていた。僕自身にとって、モネの再発見になった。

Ashes and Snow(A)の巨大な写真と映像には驚嘆した。動物、自然、人類の共生。コンテナで作られたお台場の仮設美術館には、何度も足を運んだ。

アンリ・カルティエ=ブレッソン展(D)では、非常に多くの傑作写真と多面的な展示構成に圧倒された。「決定的な瞬間」の写真が並ぶ、完成度の高い展覧会だった。

天才ダ・ヴィンチ(@)の「受胎告知」の計算された構図、フランドル絵画(C)の細密な描写、センガイ和尚(F)の愉快で洒脱な禅画、男鹿和夫(E)の暖かくも凄まじい筆力、そして植草甚一(H)の旺盛で豊かな好奇心、等など、いづれもとても楽しかった。

2007年は、秀逸な展覧会が多かった年ではないだろうか。

来年も、いい展覧会に巡りあいたい、と思う。
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カラダとココロを支える     [2007年12月17日(月)]
●鎖骨骨折から339日目。

土曜日の午後、腰を少し痛めた。

2リットル×6本のペットボトルが入った箱を持ち上げた時の、姿勢が悪かったようだ。

やれやれ。

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日曜の朝、特に痛みを感じなかったので、予定通り、多摩サイに行った。

二子玉川から多摩サイを北上し、多摩サイの終点で折り返す、いつものコース。

往路、雪化粧した富士山が、くっきりと見えた。

霊峰富士。

実に見事な姿だった。

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多摩サイの中で、「多摩川府中かぜのみち」、と呼ばれる場所がある。

多摩サイの路面に、大きな白い文字で書かれている。

その名の通り、ここでは、風がとても強く吹く。

周囲に遮るものが少ないからだろうか。

ビュンビュン、ビュン。

復路、この「かぜのみち」で、一輪車に乗る人達とすれ違った。

小学生から大人まで、30人は見かけただろうか。

体で上手くバランスをとりながら、足を素早く回転させている。

物凄いスピードで進む少年もいた。

バランスをとるだけでも大変なのに、あっぱれという他はない。

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晴天に恵まれた多摩サイは、予想以上に暖かった。

散歩、ジョギング、一輪車、そして二輪車。

多摩サイは、多くの人々の、カラダとココロを支えている。

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いよいよ、12月も後半戦。

張り切って、いきまっしょい!

 ○週末の総走行距離:90km
 ○多摩サイ前後の体重差:▲1.0kg



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