オコの☆ゆめひこうき☆

こんな日が来なければいいな・・・とずっと思っていたことですが、
ついに、来てしまったのかもしれません・・・


昨日、長男が、衝撃の告白をしてくれました。

「ねぇ、次男ちゃんは障がいがあるよね」

「そうだね、あるね」

「僕は、障がい、ないよね」

「・・・ないよ、どうしたの急に」

「・・・実はさ、金曜日に、隣のクラスの子達とサッカーしてたらさ、
そのクラスのＳくんが、僕のこと指差して、みんなに
『コイツ、障害があるから、近づかないほうがいいよ』
・・・って言ったの」

「・・・・・」



・・・ややこしい話ですみません。


長男の話を紐解いていくと、
要するに、そのＳくんという子に、

次男の障がいのことで差別された

ということなんです。



優しい長男のことですから、
金曜日にお友達に言われて傷ついたことを、
日曜日まで、ずっと言えずに我慢していたのかと思うと、
胸が締め付けられる思いです



長男は、次男の障がいについて、全く偏見がなく、
純粋に受け止めてくれていますから、
友達が、弟の不思議な行動について聞いてきても、
なんのためらいもなく

「あぁ、僕の弟自閉症っていう障がいがあるから
ちょっと、人ごみが苦手なんだ」

とか、ケロっと言ってくれるんです。


でもまぁ・・・言われた側は、
自閉症ってなんぞや障がいってなんぞやって思う子もいるのでしょうね。


そこで、例えば、おうちに帰って
お父さんやお母さんに障害について聞いてみたとして、
中途半端な偏見の入った知識を植え付けられてしまうと、
子供は、

障害のある子には近づかないほうがいい

なんていう、悲しい思考に繋がってしまうのかもしれません


ま・・・これは、私の憶測で、
実際にはどういうことがあって、そういった悲しい差別に繋がってしまったのかは分かりませんが、
長男が傷ついたことには変わりないのです。


「そのＳくんの言っていることは、間違ったことなんだから、
気にしないで、無視しておきなさい」

・・・そのときは、そういうしかありませんでした。


長男がもう少し大きかったら、
「それは違うんだ、そうじゃないんだ」って、お友達に説明したほうがいい場合もあるのかもしれませんが、
まだ２年生の純粋な長男には、
それを言うのは、荷が重過ぎるのではないかと思ったのです。




差別は悲しいです。


運動は苦手だけど、勉強が得意な子もいる

勉強は苦手だけど、スポーツ万能な子もいる

人と話すのが苦手だけど、絵がとっても上手な子もいる

落ち着きがないけど、お友達にとっても優しい子もいる


みんなそれぞれ、苦手なこともあれば、得意なこともあって、
その一つ一つが「個性」なんじゃないかと思いたい。


障がいだって、そうじゃないのかな。


たしかに、苦手なことは多いかもしれないし、
人に迷惑をかけることもあるかもしれない。


それでも、次男は、小さい子が大好きで優しい気持ちを持っているし、
記憶力が良くて、人の名前をきちんと呼ぶことが出来ます。



そんな素敵な個性を否定されて、
さらには、長男まで差別されるなんて、

・・・・・本当に悲しい。



少しずつ・・・理解の輪が広がればいいな