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カテゴリアーカイブ
自画自賛な夜☆ [2012年03月26日(月)]
今日の入浴剤は、炭酸ソーダがベースになった発泡タイプ


フツフツシュワシュワ…… と、何とも優しくキレイな音がずっとしていて、あったまるにゃ〜


あったまるゴハンを食べた後だから、尚更かな。


冷蔵庫&冷凍庫内に中途半端に残ってたいろんな野菜を一掃しちゃう、名付けて、



寝た子を起こすクリームシチュー』 www



じゃがいも、ほうれん草、はくさい、とうもろこし、舞茸、にんじん、ブロッコリー…… そりゃもう、見た目も味も賑やかで美味でありんす



……が、ルウを入れるために蓋をあけた時、あれれっ? と首をひねったんだわ

なんか、くるんとねじれた薄茶色の、妙なヤツ。

こんなん入れたっけか?



とつまみ上げてまじまじと見つめること数秒、あー、生協の無着色ウインナーだったわ、と(笑)


鶏肉を使うことが多いんだけども、たまたま切らしてたから、代用したんだった。


♪ あばうとに行きます〜 ♪ だわね、ホントに(^^;


インナーは加工前のお肉より格段にデリケートなので、圧力鍋には不向きでございますのね。

はじけてねじれて、変身しちゃう

はい、今さら、ひとつ学びました(笑)




いろんなものに名前をつけるのが好きなので(パソコンとか、植物とか、バッグとか)、料理も勝手気ままな名前がついてたりします。


代役だらけのオケピのお好み焼き


とか。


これは先週かな、作ったんだけども、家にたくさんある里芋をすりおろしとみじん切りにして、長芋の代役で使い、まるまる半分のまま居座っている白菜を千切り(ちょっと太め)にして、もやしの代役に立て、ねぎだけは代役がいないから買ってきて…… とね(笑)


……うん。


ねぎみたいなひとになりたいもんだよね〜……しみじみ……(爆笑)


これも、お客さん呼んで振る舞いたいくらい美味しかったっ




泥棒の無精ひげハンバーグ



というのは、ひじきがたくさん入ってるの


見た目は半端なく薄汚い色で笑っちゃうけど、生地に下味をつけておいてシンプルにお醤油でたべるのが美味しいんだわ、これは


また作ろ!



あ〜、暑い


髪洗って、出よう

posted at 00:02 | この記事のURL
卒業 [2012年03月21日(水)]
「だって、5年だよ!?」


時ならぬ大きな声がして、思わず見てしまった。


「なんで寂しくないの、ってか、寂しくないってことが寂しいの、あたしは。だっておかしくない? 5年だよ? あたしさ、心、ないの!?」



涙を堪えているような顔で、掠れ声で、自分を責めるように吐き捨てた美人な彼女は22、3歳だろうか。



寂しくないことが寂しいの。



うん。


すごく、わかるよ。


少し前までの自分を見たような気がしたもの。




でも、そういうことじゃないと思うんだよ、お嬢さん。


5年も付き合ったのに別れが寂しくないなんておかしい、心が無い……そんなことないよ。


別れて寂しくないだけの関係になるまでに5年必要だった。


それだけだよ。




年明けから先月までのあいだに、心の中でピリオドをうった人間関係がふたつある。


どちらも、まあどうでもいいけどさ、みたいな適当な連中ではなくて、それなりに付き合いも長い、私にとっては大切なひとたちだった。


距離をおくのが寂しいなら、歩み寄る方法はいくつもあるのだろうが、私はそれをしようと思っていない。


寂しくないからだ。


これがベストだと、普通に思うからだ。


大喧嘩で決裂したわけでも、ひどい裏切りをされたわけでも、絶交宣言を叩きつけたわけでもないので、さしあたり、そのひとたちが私のことをどう思っているのかもわからないけれど、それすら気にならない。



単純に、そういうことじゃないのかな、と思う。


喧嘩しようが衝突しようが、根っこの部分で 「好き」 = 愛や友情や敬意みたいなもの が互いにあるなら、どちらからともなく歩み寄るだろうし、なければしない。


それだけのことよと思いはしても、長い付き合いを絶つにはやっぱり心も無傷じゃいられなかったりで、いろいろ考えてしまう。


もっと何かできなかったか、と。


もっとわかってあげられなかったか、と。



親子だってそうだ。


心がすれ違ったまま、母を見送ってもうすぐ5年、悲しいとも恋しいともなつかしいとも思えないままの5年。


28年も一緒に暮らしたのに。


母にとって、親きょうだいよりも夫よりも親友よりも、誰よりもダントツに長く一緒にいた相手が私なのに。


歩み寄れなかった。


わかってあげられなかった。


傷付けたいわけもないのに傷付け合うばかりで。


でも、真剣だった。


真剣に相手が大切だったからこそ、ゆずれない本音をぶつけ合おうとして、思いきり傷付いた。


本気で大切じゃなきゃ、あんなこと言いやしなかった。


だから、母や、友人たちとのあいだに起きた あんなこと や こんなこと の何一つも、後悔はしていない。


もしも時間を巻き戻せたとしても、相手が「当たらず触らずの、まあどうでもいい相手」に成り下がっていない限り、結果は同じなんだろうから、さ。


たまにはチカラ抜かないと長生きできないよ、なんて言われたりもするけど、でも、息きらしながら長生きしたいなと思うんだわ(笑)


やっと手放すことができて、自由になれたんだもの。


掛け値なしの真剣勝負で付き合ってきたからこそ、別れて寂しさのかけらもないのだ。


生きてる者は、生きてるんだものね。


何年間の縁があろうがなかろうが、みんなみんな、幸せになれ。


この世も、あの世も。


駅のホームで泣きそうだったお嬢さんも、何も言えずに寄り添うしかできなかった友達も。


心は、ちゃんと在るよ。


そんなに自分を責めるほど、5年間、よく頑張りました。


よく、愛しました。


あちこちの学校の卒業シーズン。


アナタも卒業おめでとう、お嬢さん。


ファイト!


もっともっと、幸せにおなりよ
posted at 01:13 | この記事のURL
すっぴん [2012年03月16日(金)]
いくら歌うことが好きだっていっても、おひとりさまカラオケ1時間を毎日かかさず通っちゃった週なんて、初めてだわさ〜


先週の火曜日から、ずっと。

あ、平日限定ね。土日はワカモノで大混雑するから(^^;



残業なしで会社を出ると、最寄り駅に着くのが19時ちょい前、昼間料金でいけるのが20時までだから、1時間なの(笑)


ホントは軽く2、3時間いきたいところだけど、お腹もすくし、ちびたち待ってるし



手探りじたばた、悪戦苦闘してきた 「地声」 らしきものがようやく掴めてきた。


そうすると、高いキーがひょろつかないでまっすぐ出るようになり、低いキーも自然な太さを持って出るようになった。


空と君のあいだに、幸福論、ばりほれとんぜ、ローリング(新しいほうのアレンジね)、荒野より、テキーラを飲み干して  etc、大好きだけれどなかなか歌えなかった低めのキーの歌が、気持ちよく歌えるようになった。


みゆきさんほどドスのきいたガナリはもちろん真似できるもんじゃないけど(笑)、あぁ、あれは才能やテクニックだけじゃなくてソウルなんだねと(当たり前!)、あらためて実感するだけでも嬉しい。




みゆきさんとイメージ違いすぎるのは、仕方ない。

彼女と私は他人だから。



母の声に似すぎている瞬間が多々あるのは、仕方ない。

彼女と私は親子だから。



♪ シカタナイ シカタナイ そんな言葉を
  覚えるために生まれてきたの

  少しだけ 少しだけ 私のことを
  愛せるひともいると思いたい ♪


    ――― 中島みゆき 『はじめまして






シカタナイ こともあるさね。

前向きな意味で、だよ。



ひとりで歌う時は、全部録音している。


帰宅して、ゴハンやら片付けやらネルのブラッシングやら、いろいろしながら聴く。


地声がわからなかった間、私が 「歌ったつもりの声」 と、録音したものから 「聴こえる声」 のあいだには、自分でも信じられないくらいの落差があった。


実際の声は、つもりの声より、とんでもなく高く聴こえていた。


音痴じゃないから、キーはちゃんと合っているはずなのに、低音のはずなのに、声そのものは高く上ずったように聴こえる。


小さい女の子が、お父さんやお兄ちゃんの声真似をして遊んでいるみたいに。


それが、最初のレッスンのときに師匠に言われた、



「心とつながってない、説得力のない、聞いていて落ち着かない、中途半端なファルセット」



という代物だったのだろう。



それは、卒業できたっぽい。


中途半端にフワァ〜…とキレイっぽく聴こえる気がする声 じゃなく、ちゃんと地に足のついた、正直でヘタクソな声になってる。




私の声だ。

私だけの声の苗木だ。

コンプレックスが浮き彫りになった、すっぴんの声だ。




やっと、そう思えたから、次のレッスンの申し込みをした。


月末、楽しみ。


今度はどんな厳しいダメ出しをしてくれますか、師匠。

表や裏や、あちこち忙しいプロミュージシャンのあなたに、こんな遠慮なく甘えてわずらわせて、ゴメンね。

ありがとう。

無駄には、しません。



私は、苦手なものがいろいろあるけど、何がいちばんっていえば、歳の近い(プラスマイナス1歳)女性。


気後れしちゃう。

余計な昔を思い出しちゃう。

だから、化粧が厚くなる。

……師匠の歳、どんぴしゃ(笑)



でも、今度は、化粧しないで逢いに行くから。


コンプレックスの塊の素顔、さらして行くから。

やるなら思いきって、ね。


電車の中でも、マスクなんかで隠したりしないんだっ



……こうやって宣言して証拠を残しとかないと、ためらいそうだからさ(笑)


さて、長湯でデトックスできた気がするし、シャンプーにかかろう。


先日の気持ちよさにやみつきになって、今宵もバスタブの中から更新、でした


Good Night
posted at 00:18 | この記事のURL
謎のブツ [2012年03月14日(水)]
今朝、起き抜けから右目の調子がおかしくて。


ひどく痛いとか痒いとかじゃないけれど、なんとなく眼球が腫れぼったいような、熱をもっているような、まばたきするたびにもったりした痛みが出るような・・・??


アカンベーをして鏡を見てみると、粘膜のところにごく小さなブツがひとつ、ないことはないけれど、赤くもなく膿んでいる様子もなくおとなしい無色だし、そもそもこんな針の先程度のものはずっとあったような気もするし、まあそのうち消えるだろうと普通に出勤した。




・・・消えないんだわね(笑)




右目の眼球だけが3割増しくらいにふくらんでいるんじゃないか、みたいなホラーチックな違和感は増すばかり、右目だけ涙目になるし、朝より痛痒くもなってくるし・・・ で、1時間早退させてもらって自宅の最寄り駅前の眼科に行った。




痛みと違和感の原因は、やっぱり、あのおとなしそうなちっぽけなブツ。



とても安心感のある、優しいおじさん先生に、うまくつっついて中身を出してもらい、消毒用目薬をもらったおかげでラクになった。



領収書の項目名には、



「手術: マイボーム腺梗塞摘出術」



なんて、何ごとかと思うような名称が書かれているけれど、何のことはない、なぜだか出るところ間違えちゃった吹き出物のイトコ、ぐらいの代物だった




いやはやまったく、ブツめ。



びっくりするじゃないの(笑)





家計簿書いてたら、ンワーンワーンワー! って携帯が叫ぶし


地震の揺れそのものよりも、こっちの音が心臓に悪いよッ


警報だから、綺麗な音じゃなくてもいいけど、もうちょっと何とかならんかね・・・





縦に揺れて横に揺れて、わりと大きくて、気味悪かったけど。



揺れがおさまっても、まだしばらく自分が揺れてる感じするもんね、電車に乗っている時みたいに。





今夜は、揺れませんように。


明日も、ずっと、揺れませんように。




まだ、目には違和感や鈍痛があるので、早めに寝ます。



Good Night

posted at 23:36 | この記事のURL
3,153万6,000秒 [2012年03月11日(日)]
1年、経った。

何かちょっと見聞きするたびに無力を痛感するしかなかった1年が過ぎた。


長かった?

早かった?


目覚めてテレビをつけたら、案の定、震災の特番をやっていて、阪神大震災の復興奮闘記みたいな話を嬉々として早口で喋りまくっているひとがいて、何となく快くはなくてすぐに消した。


たしかにあの大揺れも怖かったけれど、私は家も家族も友人知人も失わずにすんだから、今は正直なところ昔話のよう。


それぞれの記憶も、悲しみも、奮闘も、本当にそれぞれなんだけどさ。


でも、ヒーローインタビューじゃないんだから。

阪神大震災では、原発は吹っ飛ばなかったし、放射能は溢れ出なかったんだしさ。


あなたの奮闘記は、教科書にはならないよ……


…………。


あの日突然、普通 を奪われてしまったひとたちのことを心の片隅において、普通に過ごそうと思った。

洗濯をして、掃除をして、買い出しに行って、欲しかった本も買って、宅急便をひとつ作って出して、紅茶を飲んで、ネルと美羽を抱いた。


お風呂から出たら、キーボードも弾く。
普通 の日課だから。



気にかける ということと、気に病む ということ。


日々思い出さない ということと、忘れっぱなし ということ。


それらは対極に離れているわけじゃなく、ほんの隣同士なんじゃないかと思う。


隣同士のこっち側に、心をおいていたいと思う。

元気にワガママな、何不自由ない生活をしている私は、さ。



首都を直撃するであろう大地震も、3〜4年以内には起こるという。


誰がどこから導き出した数字を信じるべきか、素人はわからないけれど、遅かれ早かれ……もとい、わりと早いうちに、たぶん来るのだろう。


せめてその時、今回の被災地から、仮設住宅というものが1つもなくなっていて、全員がちゃんとした住まいで、できる限り落ちついた生活を営めるふうであってほしい。

3年以内 は、もしかしたら、明日の朝かもしれないんだよ?


今、関東がそんなことになったら、東北への支援が滞るだけでなく、あちこちでパニックや暴動や混乱が起きて、収拾つかなくなりそう。



リアルな予想が、外れますように。


せめてこの国のすべての原発が完全停止して、東北をはじめとする今回の被災地がちゃんと復興するまでは、神様、待って。


今日はこのまま、テレビは点けない。



どうか明日は、今日よりほんの一歩、いや半歩でも、いい日になりますように。


そんな明日がずっと続きますように。


思いつく限りの備えだけはして、祈る、のみ。


切実な祈りを込めて、玄関で、いちばんのお気に入りのガラスの花器でアイビーを育て始めた。


前に買ったパキラが早々に弱って枯れちゃったから(^^;


矛盾してるようだけど、それが私の祈り方です。

posted at 22:56 | この記事のURL
バスルームから愛をこめて(笑) [2012年03月09日(金)]
ただいま、お風呂の中から更新中



はぁ…… 極楽だぁねぇ〜……


普段、湯舟の中ではもっぱら読書をしているんだけれど (最近は室井滋サンのエッセイにハマってた)、 今日は気分を変えまして


お風呂から出たら、アイロンかけよ。

ペディキュアも塗り直そ。

そうだ、友人にあげる楽譜も書こう。


加藤登紀子さんの 『ひとり寝の子守唄』 をギターで弾き語りしたいらしいけど、♯やら♭やらがたくさんついていない、Cコードがベースになったカンタンな楽譜がなかなか見つからなくてさ…… とこの間言っていたので、次に (たぶん明後日) 会うときに渡そうと。



歌は、いいね。

音楽は、いいね。



あぁ、あの歌、自分も好きだよ、と微笑いかわすだけで、見ず知らずだった心もふわっと繋がっちゃったりする。

男でも、女でも、歳がいくつでも、仲良きことは美しき哉、だ



なじみの店にマイギターをおかせてもらって、昔とった杵柄で弾き語りをしているというから、もうちょっと、いやいや、もう〜……ちょっと、レベルというかテクニックというか、うやむやウヤムヤ……(爆笑)


彼の弾き語りは、わが父上といい勝負でありまする


父は、歌は好きでも譜面だの音階だのというものがまるでわからないひとなので、譜面には、五線と歌詞のあいだの狭いスペースに、母の几帳面な字でルビがふってあった。


たとえば、♪ 知床の岬に はまなすの咲く頃… ♪ なら、


51  35  11615  3432  5  3231…


といった感じ(笑)


数字だけでは長さを表せないからして、当然ながら父のギターはすこぶるマイペースで、気の向いたタイミングで ♪ジャジャジャン♪ とご機嫌な合いの手が入ったりもするので、合わせて歌うのはなかなか骨が折れた。


その友人も、音痴でこそないものの、リズムはかなりの お気に召すまま〜 で、自分の伴奏と歌声が合わないという甚だ不思議な事実に真剣に首をひねっていたりするので、私はホント、お腹がよじれそう(笑)


ピアノやらハンドベルやら、楽器に親しんで、好きなんだぁ だけではない理論も少しはかじってて、良かった。


素人には素人だけの、背負うものがない軽やかな楽しさがあり。



今年の私の誕生日には、大好きなバーで、美味しいお酒を酌み交わしながら 『Happy Birthday』 を弾き語りしてくれるそうだ


クリスマスの 『きよしこの夜』 と、友達のお祝いの時の 『乾杯』 も、もう約束済みなんだそうだ(笑)


楽しみだね


いいトシのおとなたち、遊びをせんとや


年甲斐のない、バランスとれてない、素直なひとが好きだ。


歌は、音楽は、そういう他愛ない縁を、それこそ鼻歌まじりにひょいっとつないでくれる。


うん。


いいねっ
posted at 00:19 | この記事のURL
Energy [2012年03月06日(火)]
今日は、また真冬日が戻ってきたという。


冷たい雨の降りしきる、薄暗い月曜日の朝なんて、泣きたいほど憂鬱なはずなのに、私の心の中はすっきりと穏やかに晴れ


今日だけのことじゃない。


何か特別な楽しみごとがあるわけでもないんだけれど、最近、ずっとそう。


ココロが、元気。




5倍のエネルギー なんてモノがあるからさっ




『ひとがひとに求めること』


↑ 1月の末、とことんまっすぐで厳しくてあたたかい師匠の言葉にノックアウトされたあの日、もう1つ不思議なことを言われていて。





「今までの5倍くらいのエネルギーで生きてみることだね」





5倍・・・ですか!? と、あっけにとられて訊き返した。




私、充分エネルギッシュに生きてるつもりなんだけど、と。


かなり親しかったはずの友人にさえ「エネルギーが強すぎて疲れる」と言われてしまうほどに。


適当に力を抜く方法がわからないから、いつも息を切らしているのが当たり前で、我慢や遠慮をしつづけながら生きているというつもりもないし。




と言ったら、




「エネルギッシュったって、それ、マイナスのエネルギーも強いでしょうが。

自分のちっぽけな世界の中で、いろいろ怖がって拒否してることがいっぱいあるでしょ?

そういうの全部、やめてみれば。

エネルギーって、バネだから。マイナスの方を向いてるのを全部プラスに向ければ、余裕で5倍くらいにはなるよ」




私は、わかったとは言わなかった。


途方にくれて、イメージが湧かない・・・とつぶやいた。




「だぁから、そういうのがワガママだっつーの」




にこりともせずに一喝されて、口だけは達者なはずの私が、返す言葉のひとつも出なかった。




方法がわからなくても、真剣に考えて、受け止めたくて、理解したくて、応えたくて・・・、とりあえず、今まで何となく避けてきたこと、経験がないこと、不慣れなこと、苦手意識のあることetc をやってみよう、と。



どっちにしようかと迷った時、今までなら選ばなかった方をあえて手に取ってみよう、と。




これがね〜、意外や意外、面白いんだ!




途方もなく、自由。


途方もなく、愉快。


だって、ネタに困らないんだもの。




苦手なこと、不安なこと、避けてきたもの、嫌いだと思っていたもの、怖がっていたもの、許せなかったこと、何となく気後れしていたこと、気恥ずかしいような気がしていたこと、気にしながらも見ないふりをしていたこと・・・、そんなもんアータ、いくらでも出るわ出るわ(笑)




・・・意外と、平気じゃん?


むしろ、好きになれそうじゃん?


いいじゃん。


思い出したとこから、再スタートで。





そんな他愛もない小さなかけらの積み重ねが、5倍どころじゃない、揺るぎないエネルギーになっている。




疲れなくなった。


気鬱にならなくなった。


ひとの言動に苛立ったり腹を立てることがめっきり減った。





言霊って、あるんだよね、ホントに。



ある日突然、魔法使いが現れて、今日からアンタに5倍のエネルギーをあげるッ! と言ったわけじゃないのにね(笑)



言われた時にはわからなかった言葉、体と心を動かしているうちに、いつのまにかちゃんと私に寄り添っている。



5倍のエネルギー。



無駄にはしない。



5倍のエネルギーがあるなら、5倍愛せるひとになりたい。



師匠。



あなたみたいに。



いつか、ね。



私も 与えるひと になる。



ありがと、師匠。



扉を開けることは難しくないッ、と叱るように言い捨てるふりで、鍵はちゃんと私のポケットに落としておいてくれたんだね(笑)



かなわないな。





私が強く明るく見えるとすれば、それはたえまない不安と怯えの裏返しにすぎないことを、私自身が誰よりも知っているから。




この、あたたかくしなやかなエネルギーを、大切に育てていこう。


惜しみなく、過信せず、きちんと前向いて回してゆこう。


それでも弱虫だからさ、寂しがりだからさ、バランス悪いからさ、あちこちでけっつまづいて転ぶかもだけど。


だから、ずっと付き合っていてね、師匠。


一生かかったって返しきれやしないステキなものを、私にくれたんだから。





降参からのスタートって、こんなに身軽なんだ。

posted at 00:12 | この記事のURL