ピカソに続き、
今回は浮世絵です
「
ボストン美術館
浮世絵名品展」
at 江戸東京博物館
こちらは →
歌川国政
「市川鰕蔵の暫」
この展覧会は初期から幕末まで代表的な絵師が紹介されてて、
浮世絵の歴史も学べるようになっていました
初期のころは筆太で迫力があったのが
(モデルがお相撲さんとか歌舞伎役者が多いから?)
だんだん華やかな
美人画が多くなり、
遊女のブロマイド的なモノが流行ってきます。
遊女がモデルの絵は髪型から着物まで凝っててすごくキレイ
かんざしとか櫛とか何本も付けて、最近の盛り髪か
和洋問わず、髪型に凝りだすと上へ上へと行くものなのかしら…
そして幕末には
葛飾北斎、
安藤広重など風景も描くようになります。
私の好きな北斎
彼の絵はちょっとお茶目なとこがあります
それにしても、ものっすごく細かい絵なんです
絵と言ってますが、ほとんど木版画
髪の生え際など筆で描くより細いんじゃないか、というくらい細いです
浮世絵の発達は彫師と刷り師の腕によるのも大きいんでしょうねぇ
会場には外国の方もチラホラ
妙齢のご婦人たち
と一緒にいた
が絵の説明をしていて
英語だったんですが、ものすごーくわかりやすかったです
日本の伝統的なことって英語で説明された方が分かりやすかったりしませんか?!
私なんて日本語でも説明できないのに…
彼はきっとその手の職業
(美術関係か通訳か)なんだと思い込むことにしました…
先週ピカソ展に行ったからか
見てて落ち着くのと、反対に新鮮に感じました
日本人に生まれたのに、ピカソ、ゴッホは知ってても
浮世絵ってあんまり知らない…
ですよね??
浮世絵は印象派の画家にも多くの影響を与えました。
西洋化された目で見ると浮世絵が海外に紹介された当時の衝撃がわかる気がします。
つり目かぎ鼻はcoolなのか?!
明治以降、こういった日本の伝統的な文化が軽視されてきたけれど、
もっと自信を持ってもよかったんじゃないかなぁ…
和風の小物を「可愛い
」と新鮮に思うのも、
西洋化された自分なのか、とちょっと考えちゃいます…
博物館内の甘味処で
「三味江戸膳」
お餅はあべかわと磯辺で悩んで
磯辺に
文化は知らなくても、
口(胃?)は知ってるのよね〜
最後に…
博物館内に展示されてた大熊手
お多福が光っちゃった
浅草の鷲神社から寄贈されたものだそうです
皆さんのとこに
福が掃き込まれますように
今年は三の酉まであるので火事に気をつけましょ〜