DHC健康食品相談室の担当医が、健康についてご紹介します。
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シミについて(テーマ募集より) [2007年07月12日(木)]
 内科医のC.Nです。
がんこなシミは、レーザー治療しかないですか?
というご質問をいただきました。



梅雨が明けると本格的に紫外線が強くなって
日焼けに気をつけなければいけない季節ですね。
小さなお子様とプールや海に行って、うっかり日焼け
して、数週後に大きなシミが出現なんてことも・・・・・・・。
実際、私も子育て中、うっかり出来たことがありました。
シミって、一気に年齢が上がって見えちゃうんです



シミと一口に言っても、いろいろあります。
老化によるシミは、いわゆる老人性色素斑といい、
光老化や加齢により現れます。
これに似ているのが、肝斑です。中年女性の眼の周り以外
額・頬・口囲に左右対称にみられる境界のはっきりした
褐色斑で、産後や日焼けにより悪化します。



雀卵斑というのは、いわゆるそばかすです。遺伝的
原因が主ですが、思春期に増え、紫外線で悪化します。
また外傷や皮膚炎の後などに色素沈着する炎症後色素沈着
にきび後にシミなんていうのは、これです。



日光角化症という前癌状態の場合も、まれにあります。
生まれつきみられるシミは、大田母斑です。




この中で、レーザー治療の対象とならないのは、肝斑と
炎症後色素沈着です。レーザー治療でかえって悪化します。
治療は、VitC、VitE、トラネキサム酸の内服ですので、
サプリでしたら、VitCVitE,そしてチロシナーゼの
活性を抑えるL−システインやL−シスチン配合の
ものも有効です。ホワイトセルフ医薬品シスビタC
お勧めですね。これらは、他のシミにもお勧めです。



外用としては、一定の効果が期待できるものとしては、
レチノイドと抗酸化剤が挙げられます。
CoQ10白金ナノコロイドのシリーズやV/C美容液
それから、レチノAエッセンスがお勧めです。




いずれにしてもさらに紫外線を浴びないようにしっかり
紫外線対策をして(帽子、サングラス、日焼け止め
日傘等)これ以上悪化させないことと、根気良い
お手入れが必要です。
ターンオーバーの遅れた状態になっているので、改善
には、時間がかかることを覚悟しましょう。




なかなか改善が見られない場合は、レーザー治療が
適応であれば、有効な手段ですが、シミの予備軍は
既にいくつもあるはずなので、やはり持続的な
お手入れが大事です。
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