男の恋愛 その5 [2008年08月25日(月)]
そこで思うですな。それじゃ、男にとっての恋愛って何?
人間、一人では生きられないよ。男だって、性欲だけでは生きられない。どうしたって愛が必要。少なくとも、あなたが好ましいと思えるような男なら、誰でもわかってる。身をもって知っている。
女性は愛情を、恋愛=セックスのフィルタを通して確認しようとするけれど、男はセックスをなくしたときに愛情を確認する。恋愛的なシチュエーションを完全に遠ざけたときに、自分に大事なものは何かを確認するのです。
すこし極端だけど、細かい部分のフォローを入れながら書くと、どんどん枝葉が広がるので、あえて短絡的に書きますですな。
男には、女子の生理周期による心身の変調がわからないように、女性には絶対にわからないだろう男の事情がある。
ほら、アレですよ。ドンドコドコドコ、ドンドコドコドコ、野性のパーカッションを打ち鳴らしていた彼が、パタっと動かなくなったと思ったら……。もうこれが精一杯という表情でタバコに火を付ける。お〜いお茶濃い味を、病床のおとっつぁんくらい力ない様子で飲んだりする。こんな状態の彼にしつこくして、センベイの入っていたブリキ缶のフタでひっぱたかれた経験のある女子もたくさんいることでしょう。だってねえ、パーカッションたたけなくなったときの男って、本当につらいんですもん。
女子の皆さんもよくご存じのように、男は99%エロで出来ている。どうしようもなくドスケベですが、この瞬間ばかりは違いますよ。女子が余韻で、愛情の最終確認をしたいわん、などと思っているとき。男はなにを考えているか、わかりますか。
頭の中で田植えをしているのです。ワシワシと。♪風に逆らう〜俺の気持ちを〜知っているのか〜赤いトラクタ〜♪ アニキと植えているのです。ワシワシワシと。ネタが古すぎて、誰も笑ってくれんでしょうけどな。
けれど、どうですか。苗を植えている男とロマンスの確認をしようとするなんて、ばかばかしいほど気まずいタイムじゃないですか。
男の視床下部にはエロ大魔王が住んでいる。大魔王は男性ホルモンというガソリンをリッター2円くらいのぶっちぎり大特価で配給してくれるもんだからもう、大変です。男子はゲッハー! と常に飲み過ぎで、じっとしておれない状態。スケールの小さい開高健かってくらい、女子への冒険心満々でフィッシュ・オン!してしまいます。これは楽しいようであり、果てしない徒労の連鎖でもあります。
だから男は、恋愛感情もあるけど、我が身かわいさのウソもつく。
そんな、ある意味、不憫な男たちが唯一、大魔王の支配から解放される瞬間。自分が打ち鳴らしていた狂乱のパーカッション・ソロから手を休めたとき。男の目の前には、透き通った緑色でできた、静かできれいな風景が横たわっている。気持ちのいい風が吹いている。どんなにもがいても逆らえない、生殖に支配された我が身からひととき解放された魂が、その世界でハッキリ認識することがある。
大魔王のガソリンに踊らされ、手頃な恋愛感情で性的な関係を結んだ場合。後悔なんてキレイなものばかりじゃなく、一刻も早くホテルを出たいとか、ウザったいとか、ろくでもないことを考える。女子はひっどーい! と思うだろうけど、ちょっとまって。性欲がなくなったからと、愛情をなくすわけじゃない。
性欲がなくなったときに、逢いたいと思う女性がいる。または、性欲がなくなっても、横にいることが苦にならない女性がいる。その女性こそ、本当に好きな人なのです。
「ソレとコレとは違うんだ」というのは、実にみっともないし、許される理由でもないけれど、その男性の内面としては、ウソのナイ言葉です。そして、正しい男なら、自分の身体が教えてくれる真理として「ソレとコレは違う」ことを学ぶべきだと思うのです。3人の女性を全員平等に愛しているとか、性的な関係はアチコチに作っておいて、誰も愛してはいないとか、そのような男性よりも、ずっとまともだと思うから。
(もう書けないので、また明日)
人間、一人では生きられないよ。男だって、性欲だけでは生きられない。どうしたって愛が必要。少なくとも、あなたが好ましいと思えるような男なら、誰でもわかってる。身をもって知っている。
女性は愛情を、恋愛=セックスのフィルタを通して確認しようとするけれど、男はセックスをなくしたときに愛情を確認する。恋愛的なシチュエーションを完全に遠ざけたときに、自分に大事なものは何かを確認するのです。
すこし極端だけど、細かい部分のフォローを入れながら書くと、どんどん枝葉が広がるので、あえて短絡的に書きますですな。
男には、女子の生理周期による心身の変調がわからないように、女性には絶対にわからないだろう男の事情がある。
ほら、アレですよ。ドンドコドコドコ、ドンドコドコドコ、野性のパーカッションを打ち鳴らしていた彼が、パタっと動かなくなったと思ったら……。もうこれが精一杯という表情でタバコに火を付ける。お〜いお茶濃い味を、病床のおとっつぁんくらい力ない様子で飲んだりする。こんな状態の彼にしつこくして、センベイの入っていたブリキ缶のフタでひっぱたかれた経験のある女子もたくさんいることでしょう。だってねえ、パーカッションたたけなくなったときの男って、本当につらいんですもん。
女子の皆さんもよくご存じのように、男は99%エロで出来ている。どうしようもなくドスケベですが、この瞬間ばかりは違いますよ。女子が余韻で、愛情の最終確認をしたいわん、などと思っているとき。男はなにを考えているか、わかりますか。
頭の中で田植えをしているのです。ワシワシと。♪風に逆らう〜俺の気持ちを〜知っているのか〜赤いトラクタ〜♪ アニキと植えているのです。ワシワシワシと。ネタが古すぎて、誰も笑ってくれんでしょうけどな。
けれど、どうですか。苗を植えている男とロマンスの確認をしようとするなんて、ばかばかしいほど気まずいタイムじゃないですか。
男の視床下部にはエロ大魔王が住んでいる。大魔王は男性ホルモンというガソリンをリッター2円くらいのぶっちぎり大特価で配給してくれるもんだからもう、大変です。男子はゲッハー! と常に飲み過ぎで、じっとしておれない状態。スケールの小さい開高健かってくらい、女子への冒険心満々でフィッシュ・オン!してしまいます。これは楽しいようであり、果てしない徒労の連鎖でもあります。
だから男は、恋愛感情もあるけど、我が身かわいさのウソもつく。
そんな、ある意味、不憫な男たちが唯一、大魔王の支配から解放される瞬間。自分が打ち鳴らしていた狂乱のパーカッション・ソロから手を休めたとき。男の目の前には、透き通った緑色でできた、静かできれいな風景が横たわっている。気持ちのいい風が吹いている。どんなにもがいても逆らえない、生殖に支配された我が身からひととき解放された魂が、その世界でハッキリ認識することがある。
大魔王のガソリンに踊らされ、手頃な恋愛感情で性的な関係を結んだ場合。後悔なんてキレイなものばかりじゃなく、一刻も早くホテルを出たいとか、ウザったいとか、ろくでもないことを考える。女子はひっどーい! と思うだろうけど、ちょっとまって。性欲がなくなったからと、愛情をなくすわけじゃない。
性欲がなくなったときに、逢いたいと思う女性がいる。または、性欲がなくなっても、横にいることが苦にならない女性がいる。その女性こそ、本当に好きな人なのです。
「ソレとコレとは違うんだ」というのは、実にみっともないし、許される理由でもないけれど、その男性の内面としては、ウソのナイ言葉です。そして、正しい男なら、自分の身体が教えてくれる真理として「ソレとコレは違う」ことを学ぶべきだと思うのです。3人の女性を全員平等に愛しているとか、性的な関係はアチコチに作っておいて、誰も愛してはいないとか、そのような男性よりも、ずっとまともだと思うから。
(もう書けないので、また明日)