大分県中津市耶馬溪に羅漢寺があります。
645年に、インドより法道仙人が渡来され、
ここの地形が、お釈迦さま由来の、ギシャクツ山を彷彿させることから、
久しくこの洞中に留まられ、去る時に金銅仏を残されたのが始まりだそうです。
由来が
はっきりしているのは、1300年ぐらいからですが、
参道は当時の面影を残していて、結構険しい道でした。
少し心に懸かることがあって、この参道を登ってみました。
険しさと足元の悪さに、何度も立ち止まりましたが、無事にお寺に到着しました。
参道を登る時には、ただ無事にお寺に到着することだけを考えていました。
参道には、苔むした石仏と豊かな自然がたくさんありました。
息を切らしながら、ただひとりで歩く私に、
優しいまなざしと涼やかな風を送ってくれました。
いつの間にか、心がすっきりと晴れておりました。