DHC健康食品相談室の担当医が、健康についてご紹介します。
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アミノ酸とオルニチン [2007年06月21日(木)]
 内科医のC.Nです。
オルニチンアミノ酸、疲れや体力不足にはどちらが
効果的ですかというご相談を頂きました。
いわゆるアミノ酸は、蛋白質を構成する20種類の
成分で、外から摂らなければいけない必須アミノ酸
そうでない非必須アミノ酸に分けられます。



アミノ酸から作られる蛋白質は、体を作る元になると共に
代謝反応に不可欠な酵素や、機能を調節するペプチド
ホルモン、神経伝達物質、遺伝子、血液成分、免疫の
抗体などにもなります。




アミノ酸を摂ると疲れが取れるというのは、生体内の
反応がスムーズに行われ、免疫力もアップするからです。




一方、オルニチンは、こういった蛋白質の構成成分
ではなく、遊離アミノ酸として存在します。
成長ホルモンの分泌を促し、筋肉増強作用があり、
また肝臓のオルニチン回路を活性化し、アンモニアを
尿素に変え、排出します。オルニチンが豊富に含まれる
しじみが肝臓によいと言われるのは、このためです。



どちらも体力が無く、疲れやすい方にお勧めですが、
アミノ酸に加えて疲労物質を取り除く働きのある
クエン酸を含む香酢も、疲れを取るにはお勧めです。




アミノ酸は、運動前に摂れば脂肪燃焼
        運動後30分以内に摂れば、筋肉の超回復を
        助けます。

        特にBCAAと呼ばれる分岐鎖アミノ酸
        脂肪燃焼を助け、スポーツドリンクにも
        含まれているものを、見かけます。


オルニチンは、運動後30分以内に摂れば、筋肉の
         超回復、筋肉増強

         就寝前に摂れば成長ホルモンの分泌を
         より促進し脂肪燃焼と、筋肉維持を助けます。




ダイエットやボディー・ビルディングに用いられるのも
こういった働きのためです。



働きがひとつではないので、まずはしばらくの間
お試しになってみるのも、一方ですね。
迷ったら、DHC健康食品相談室下さい。

 
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