今をさること15年前、新婚時代に夫がつけた愛称はラビ村らび子=B一体、何者!?と思わせるその名前、実は私が大のうさぎ=ラビット好きだったからという、ただそれだけの理由。
 ただ今、ケータイ小説サイトで小説を連載中。ブログ内のリンク集ですぐにアクセスできます! どなたにも気軽に読んでいただけるように、現代物をアップしています。掲載作はブログでもご紹介した私自身の体験談を元にした逢いたいから〜恋とも呼べない恋の話〜=B俺様で強引なやり手社長とヒロインの契約結婚から始まった恋を描いたオルテンシア〜紫陽花〜≠ヘ完結しました。
また、別サイトにも新作をアップ。現代の女子高生がはるかな歴史の彼方へとタイムトリップする切ない恋物語、こちらも応援、よろしくお願いします。こちらもそのままブログ内からアクセスできます!
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偽りの結婚が実は本物だったとしたら〜ラビ村の本棚〜 [2015年04月15日(水)]


★★★★★伯爵令嬢であるフローラは1つ上の美しい姉フローレンスと何かにつけて比べられる存在。

かつては伯爵家の美貌の姉妹を薔薇にたとえていたのに、フローラはある事件のため、社

交界どころか実の両親にさえ、隔てを置かれた存在になってしまった。

その事件というのは、幼いフローラが誘拐され、しばらく後に娼館で発見されたというもの

だ。

そんなフローラは人並に嫁ぐことも叶わないと、結婚も諦めている。

ところが、ある日、父が賭けに負けた代償に、姉フローレンスを若い実業家に差し出すことに

してしまう。

姉は子爵に嫁ぐのを楽しみにしている身であったため、フローラが姉の代わりに嫁ぐことに

なり−。

以上があらすじですが、この若い実業家が実は昔、誘拐されたフローラを助けた貧民街の

少年でした。

二人の縁はこのときから始まっており、強引に妻にさせられたと思いこんでいたフローラも次

第に彼を好きになってゆきます。

読後感もよく、無理な展開もなく、すらすらと最後まで読めました。

フローラが嫁がされた実業家が実は昔、出逢ったことのある少年だった−、

 というのは、フローラの貴婦人としての名誉が傷ついた事件、

物語りの進行上の伏線として効果的だと思うのですが、

もう少しだけ、他にも話の展開に盛り上がりというか、意外性を添えるエピソードが

あっても良いのかなと思い、そこだけが少し物足りないようにも思えました。  
Posted at 15:30 | この記事のURL
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