人は何故クリスマス
が近づくと
フレンチが食べたくなるのでしょうか?
バブル真っ只中に青春時代(古っ)を過ごした私たちは
クリスマスにはボーイフレンドとフランス料理のディナーを食べて
シティホテルに泊まらなきゃという脅迫観念を植えつけられて
その呪縛から逃れられのでしょうか
さすがにいまさらクリスマスイブに主人とフランス料理やに行こうとは思いませんが
(だって高いし混んでるし、いつもいいお店でもサービスダウンするんだもん)
この忘年会シーズン、 会社関係の飲み会は相変わらず居酒屋
だけど、
女性同士
で集まろうという話になると「
フレンチレストラン行こう」となります
そんなわけで贅沢にも
フレンチ三昧
な今日この頃
対照的な素敵なお店2店に巡り合えたのでご紹介します
まずは
エディション・コウジ・シモムラ
http://www.koji-shimomura.jp/index.html
こちら地下鉄六本木一丁目駅に直結してますので
極寒のこの季節
外を歩かなくていいというのがまずうれしい
マダムランチ定番レストランとして使っていた表参道のお気に入りレストランが
夏にランチ営業をやめてしまって以来
これといったお店に出会えずマダムランチジプシーとなっていたのですが
ここはリピ決定レストランに認定
マダムランチ推奨レストランとして、私がポイントとしているところは
・もちろん美味しいこと (お料理のジャンルは問わず)
・お店の人の感じがよいこと
(いわゆる有名店って一見丁寧そうだけど、慇懃無礼な態度が多いんだよね)
・おしゃべりが楽しめるように堅苦しくなく、かといってうるさくないこと
・たまーにの贅沢だと思ってるので、それなりの出費は覚悟の上ですが
費用対効果がよいこと
これだけなんだけど、全てを満たすところってなかなかないものなのよね
エディション・コウジ・シモムラは
今年の7月にオープンしたばかりの新店ですが
いまどきの
フレンチらしく、シンプルなインテリア
お料理もあっさり系で、和の食材をいかしながらも
フレンチを堪能できます
初めて行ったお店だったし、両隣にはカップルがお行儀よくお食事してたので
写真は遠慮したんだけど
前菜に白子を使っていたり、(それをセップ茸のソースで頂くのでお味は完全に
フレンチ)
メインの鹿もレアの軽めのグリルでお野菜もたっぷり
お店の人は最初は気取った感じだったのだけど
デザートに小さなカップに入ったヘーゼルナッツとチョコレートのムースが出て
おいしいんだけど、すごく濃厚だったのでちびちび食べていたら
下げられそうになっちゃって
慌てて「まだ 食べます
」って言ったら、
それからなぜか急にフレンドリーになり
エスプレッソ
のお替りをサービスしてくれて
「どうぞゆっくりしていってください」っていろいろお話してくれました
最後にはシェフのコウジ・シモムラさんもご挨拶に来てくれて
帰りは出口まで見送ってくださいました
お店の中にトイレがひとつしかなくて、別のマダムチームが独占していたので
店を出て探そうと思って、ちょっとうろうろしてたら、
お店の人はずっとその様子を見てたようで、迷ってると思ったらしく
追ってきて「駅はこちらです〜」って(笑)
新年ランチもこちらに決定しました
もう1店は
代官山に昔からある パッション
http://www.pachon.co.jp/jpn/pachon/index.html
学生の頃フランスに語学留学したことがあるのですが
その時知り合ったお仲間との年に一度のお食事会
フランス文学の大家である大学の教授も一緒です
先生は数年前に大学は退職されているのだけど
「退職してから付き合いが同年代のじいさんばっかりになって
和食
ばっかりだ。
たまには若いお嬢さんたちとフランス料理を食べたい」って(笑)
まぁワインのことを「葡萄酒」という先生から見れば、私も若いお嬢さん
ですけど
当時南フランスにあるモンプリエという小さな街にいたのですが、
このお店のシェフ パッションさんはそのモンプリエ出身
久しぶりに南仏の濃い味
フレンチを頂くことにしました
お店は最近珍しいかなりデコラティブなインテリア
店内に薪の暖炉があります
なんとお肉料理はこちらの暖炉で焼くのです
こちらのシェフ モンプリエで生まれ、
お料理の修業は同じ南フランスのカルカッソンヌでされたそう
かの有名シェフ アラン・デュカス氏の著作の翻訳も手がけるグルメな先生が
「こういう高級店ではないだろうが、カルカッソンヌはカスレという煮込み料理が、
庶民の味の名物でうまいんだよ」とおっしゃいます
するとカスレはメニューにあり、メインのお料理として選べるそう
だけど「肉とソー
セージと白いんげん豆を煮込んだもの」というカスレの説明を聞いて
私を含め主婦チームの反応はイマイチ
それって家でルクでコトコト煮込んで作れそうだよね?
フレンチレストランに来たからには
鴨とか子羊とか絶対家の食卓にはのぼらないものを食べたいんだもん
でもお店としては是非食べてもらいたい一品らしく
アラカルトで別にとって皆さんで少しずつ召し上がってはいかがですか?
とアドバイス
そこまでおすすめなら・・・と頂くことにしました
さてカスレの登場です
これが家でも作れそうなんて侮るなかれ さすがお店一押しのお味でした
鍋ごと運ばれ、パッションさんが自ら取り分けてくださいます
とろっとろのスープは何をどんな風に煮込んだらこんな濃厚なお味になるのでしょうか
ソー
セージといっても、家でビールのつまみに食べてるようなものじゃなくて
肉がぎゅーっとつまった感じ
おいし〜
カスレと
赤ワインとバゲットだけを注文して、食べに来たいくらいの感動の一品
こちらのお料理は一皿のボリュームも多く
ソースの味付けもしっかりしたクラシックな
フレンチ
そんな中でお肉とお魚 両方出るフルコースにさらにカスレを追加
パン
もおいしくてつい食べちゃうので途中でかなり満腹状態に
するとチーズがワゴンで運ばれてきました
最近ランチではチーズまで出してくるお店は少ないと思うんですが、
勢いづいてしまって、チーズも注文
ここまでにシャンパン、
白ワイン、
赤ワインのボトルを空けてるのですが
「チーズを食べるのにワインがないとね」
と
赤ワインをグラスでオーダー
その後デザート
もワゴンで
色とりどりのケーキ おひとり3つまでお選び下さいとのこと
クレームダンジュとチョコレートと
オレンジのケーキとカラメル
クリームのエクレア
に決めたところに
バニラビーンズのいっぱい入ったおい
しそうなアイス
クリームを発見
「もし出来たら・・・で、いいんですがアイス
クリームをすこーしだけのせてもらえませんか?」
と交渉して見事4品目もゲット
12時からスタートしたお食事会
お店を出る時には4時をまわってました
もうお水の一滴
も入らないくらいお腹一杯だと思っていたのですが
同じ敷地内にあるカフェで「食後酒を飲んで帰ろう」と言い出す人が・・・
さすがの私もこれは辞退してお先に失礼しましたが
他に子供を預けてきてるママを除いては、
先生をはじめ飲んで帰ったみたいです・・・恐るべし
当然その日の夕食は抜いて、
翌朝になっても、お昼過ぎてもお腹は空かず、
24時間以上経過した夕方になって、ようやく何か食べようかなという気になりましたよ
さて、年末にもう一回 表参道のお気に入りレストランでディナー
の予定が入ってます
他の日に調整しないと
カロリーも、 お金もね
美味しいものを食べると幸せになるよね〜 そして美味しくお酒が飲めることは健康のバロメーター
そんな自分に乾杯
etyu様
ディナーだと、仮に7時から始めたとして、4時間たったら11時
だんなはともかくワンコが気になります