たとえば、満員電車の中で急にお腹がいたくなる、会社や
学校から帰宅するときはどうもないのだけれども、出勤・登
校時に決まってトイレに駆け込む、大事な会議や発表会に
なるとお腹の調子が悪くなるなどなど・・・
こんな経験をみなさんしたことはありませんか?
こんな症状でお困りの方の中には
「過敏性腸症候群」という
病気が隠れているかもしれません。
「過敏性腸症候群」という病気は、血液検査や腸の検査など
で異常所見は見つからないけれども、下痢・便秘・おなかの
違和感を数ヶ月以上繰り返しており、排便があると気持ち的
に落ち着くというもの。
この病気の原因は
はっきりしていない部分が多いのですが、
『ストレス』が最大の原因ではないかといわれておりストレス
の多い現代社会のなかでは見逃せない病気になりつつあります。
ではどのようにして下痢になるのでしょう?
まず体の中での食物の流れを説明しますと・・・
@口腔内での咀嚼(そしゃく)
食物を口の中でよく噛み砕くことです
A胃内での溶解
噛み砕かれた食物は胃液とよく混ざりあわされ溶解されて、
一時的に貯められます
(攪拌器の役目といってもいいでしょう)
B十二指腸での分解
さらに膵液や胆汁などで分解され小腸で吸収されやすくなって
いきます
C小腸での栄養分吸収
分解された食べ物の主要栄養成分は小腸で消化・吸収されて
います
D大腸での水分吸収
小腸で吸収されなかった水分などが大腸では吸収されています
E便として排泄
以上のような流れで食物は消化・吸収されています。
大腸の部分で多くの水分が吸収されるのですが、大腸の機能
が落ちている、蠕動運動が高まりすぎている、細菌やウイルス
などに侵されている、などの原因で食物中の水分が吸収しきれ
ない状態になり下痢になります。
通常の便には水分が70-80%含まれているといわれており、それ
よりも水分量が増加した状態を一般的には「下痢」と呼んでいます。
下痢そのものは体内の有害物質を排泄する生理的な現象ですが、
消化不良、疲れやストレス、細菌やウイルスなどがその原因とい
われています。
消化不良が原因でおこる下痢は、よくみなさんもご経験があると
思いますが、細菌・ウイルス感染によるものや腸管運動異常によ
るものなどそれぞれの症状には特徴がありますから、ひどい腹痛
をともなっている、熱がでた、便に血が混ざっている、家族全員症
状がでているような時はすぐに受診することをおすすめします。
今回新発売の
DHC 下痢止め丸は昔ながらの「赤玉」としてなじみ
深いお薬。
8種類の
生薬の働きにより作用も
おだやか。
小粒で、下痢止め特有の気になるにおいもあまりなくお子様(3才以
上)から服用できます。
過敏性腸症候群や軽い症状の下痢でお悩みの方におすすめできる
商品となっています。
また下痢になってしまったときのケアとして、まずおなかを冷やさない
ということがポイント。肛門も不潔になりやすいので不衛生にならない
ように気をつけてください。
食べ物の注意としては
食物繊維の多い食品は避けるようにしましょう。
腸を刺激してしまうのでよくありません。
下痢がひどい場合は脱水症状にならないように程度にこまめに水分
補給をするように気をつけてください。
これからお鍋の季節もやってきます。
おいしい食べ物にお目にかかる機会もふえてきますよね〜
日頃からおなかのケアに努めていきましょう。