軽いタバコ? [2009年08月24日(月)]
こんにちは!

タバコの健康被害が共通のコンセンサスと得られるようになってきた時代の影響でしょうか。
低タール、1mg、ライト、スーパーライト、ウルトラライトなどなど、
タバコの健康被害の程度をなるべく薄めたような表現を使ったパッケージが
数多く見られるようになってきました。

しかし、残念ながら、多くの喫煙者が期待するような、
「ライト」なイメージとは大きく異なるのが現実なのです。

通常は、「軽いタバコ」といえば、
紙巻きタバコの葉の成分を工夫してニコチンやタールの量を減らしているような気がしませんか?
しかし、実態はそうではありません。
タバコの葉の中身は、ほとんど変わらず、フィルターだけが異なるのです。

「軽いタバコ」のフィルターには、その周囲にぐるりと小さな穴が並んでいます。
つまり、タバコの煙を吸い込む際に、周囲の穴から空気が流れ込んで、
結果的に煙が薄まる、というのが基本的なからくりです。

「なーんだ」という感じですね。
しかし、このからくりのために、人は、強い刺激を求めて強く吸い込んだり、
フィルターを深くくわえて無意識のうちに、小さな穴を塞いで吸っていたりします。

つまり、「軽いタバコ」というのは厳しい言い方をすると幻想で、
体への悪影響はほとんどかわらないということです。
そして、深く煙を吸い込んだり、フィルターの穴を唇で塞いだり、
はたまた本数が増えてしまったり、といった吸い方になることで、
タバコに含まれるニコチンやタール以外の有害物質を多量に吸い込んでしまう
可能性があるということです。

「タバコが止められないから、軽くしてせめてもの努力をしている」
そのお気持ちはよく分かります。

健康を意識するのであれば、やはり「軽いタバコ」ではなく、禁煙を!
というのが実情です。

急に禁煙というのが難しいようでしたら、、軽いタバコにするのではなく、
本数を減らすこと、また、レスニコタールなどもご活用下さい。



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