皮膚と糖化 [2009年09月03日(木)]
こんにちは!APCです。

最近、糖化という言葉を目や耳にすることがあると思います。
糖化とはメイラード反応とも呼ばれ、タンパク質と糖が二段階の反応であると考えられており、結果として最終糖化生成物が生成されます。この最終糖化生成物は総称であり、多様なものであると考えられています。
糖化は近年、アンチエイジングにとって重要な要因であることが分かってきました。

さて、人の身体はほとんどがタンパク質から構成されています。皮膚の真皮はタンパク質であるコラーゲンエラスチンで構成されていて、この真皮が皮膚の柔らかさに深く関係しています。
皮膚中のコラーゲン部分で糖化が生じると、タンパク質とタンパク質を結ぶ架橋構造(橋を架けて繋がったような安定した構造)が形成されます。この架橋構造が形成されると分子が硬くなり、皮膚の弾力がなくなってしまいます。
また、この架橋構造をもった分子を体内で異物と認識して、コラゲナーゼやエラスターゼといった分解酵素の分泌量が増えて、正常なコラーゲンエラスチンが分解されやすくなってしまいます。

糖化により肌の弾力がなくなったり、肌が黄色くくすんだりする症状が現れます。
糖化の原因は分かっていませんが、タバコや紫外線、そしてストレスが関与しているようです。

今後の研究に期待するとともに、日頃から生活習慣、そして化粧品による肌のお手入れに気をつけていきたいものです。

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