日々のつれづれ日記です。
本や映画や舞台の感想、友達の話、犬猫の話、ひとりごとetc、etc。
気まぐれ更新なので、気ままにお付き合いください♪

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Christmas Eve☆[2011年12月24日(土)]
12月に入ってすぐ、この部屋もささやかな飾り付けをした。




これは東急ハンズで買った、ワイヤー細工のツリー。


キラキラゴールドラメ、大好き〜〜〜


気に入って買ったガラス細工のツリーも実家にはあるけど、なにしろ我が家にはいたずら美羽にゃんこがいるもんで・・・


ガラスはさすがにコワイので


こういう素材なら、にゃんこがちょっかい出して落としても壊れないからね





DVDラックの上には、友人たちにもらったクリスマスカードと、亡き妹・アリーの写真。


ふと足もとにひんやりした鼻を感じて、目をやると、アリーと同じ褐色の愛くるしい目をしたネルがしっぽを振って見上げている。


この子の笑顔と、食いしん坊なところは、本当にアリーにそっくりだ





窓辺にはステンドグラスのクリスマスツリー、エンジェル、雪の結晶のハンギングオブジェ。


これ、作ったのは母です。


私がまだ中学生くらいの頃だと思うから、何年前だ? ・・・20年近く?


これは友人たちへのプレゼントとしてもいくつか作っていたはずだから、同じものを持っているオバサマたちもいるはず(笑)


『黒の舟歌』 じゃないけど、母と私の間には 「深くて暗い河がある」 ので、母の手製のものはどんなに綺麗でも、かつて気に入っていたものでも、何となく飾る気がしなくてね、ここ4年。


引越しの時も何も持ってこなかったのだけど、先月に帰省した時に、ほんのいくつかだけ持って帰ってきて、これらステンドグラスもその一部。


ほんの少しだけど、歩み寄り、かな





フォトフレームの上にある布のツリーも、母の手製。


これは私のいちばんのお気に入りで、数年前に見よう見真似で似たようなものを作って、友人にプレゼントした


私が選んだ生地はこんなおとなしい色柄じゃなかったので、まるで雰囲気の違うものになったけどネ




私の母は、季節ごとの飾りものが好きなひとだった。


クリスマス、お正月、お雛祭りなどのカレンダー行事に限らず、春になったら玄関や寝室やトイレに吊った小さな額絵 (べつに値打ちのあるものじゃなく、カレンダーや雑誌から切り抜いた絵や写真ばかりだったけど) を桜や菜の花の絵柄のものに替えたりして。


梅雨が明けて暑くなってくると、玄関の下駄箱の上に大きめのガラス皿をおいて大小の青いビー玉を敷き、拾った貝殻や、小さなガラス細工のヤドカリや人魚をあしらったりして。


秋になると、その場所の住人たちは暖色のスカーフやコースター、紅葉、どんぐり、小さなリスのぬいぐるみなんかに替わったりして。


そういう稚気というか、時間を忘れてままごと遊びをする子供のような心を、いくつになっても持ち続けたひとだった。




事実、私が学校から帰ってくると、


「見て、見て!」


と得意げに笑い、


「今日はこれをやってたら時間があっという間で、お昼ゴハン食べ忘れちゃって」


などと言って私を呆れさせたことも一度や二度や三度ではない(笑)




実家は今や、父が夜遅く寝に帰るだけの場所になっているから、季節が変わることによる変化は扇風機とヒーターが入れ替わるくらいだと思うけれど、私は結構、喜ぶ子供のひとりもいない独り暮らしの部屋で、母と同じようなことをやっていたりする。



自分の中でずっと目を逸らし続けていた部分は、ずっと逃げ続けてきた部分は、母と似た部分であると認めざるをえなくなった、三十路の冬。



どうして、どうして、ねえ、何でそう思うの、何でそう思ってくれないの、どういうことなの、どうしてそんなに違うの、どうして・・・?



ことあるごとに、どうして、どうして、どうしてと父や私に問い続け、理由なんか最初からないほど些細なことにもしつこく理由を求め続けた母は、独りぼっちの子供のような寂しさを抱えたひとだったのだろうかと、最近思う。



自分の思いは誰にも理解されない、と。



あなたは素敵、あなたは素晴らしい、あなたは何でもできる、あなたは優しい、いつも自信にあふれるあなたのように私もなりたい・・・ 周りのひとから羨望の笑顔でそう言われるたびに不安で不安でたまらなくて、本当は違うのよと言いたくても、そう言ってしまったら最後、自分が何者なのかもわからなくなってしまうから、中身のない優等生の笑顔でごまかすしか、ごまかしつづけるしかできなくて。



せめてたったひとりの娘には理解して欲しかった?


自分と同じ心で、同じ目で、同じものを見て同じように感じてほしかった?



「ねえ、あんたはどうしてそんなに私と違うの!?」



どうして、って言われてもね。


・・・違うじゃんね、最初から。(笑)



そもそも親が違う、生まれた場所も年代も違う、家族構成も違う、もちろん見た目だって違う、負った苦労や悲しみも違う、負わされた傷の深さも痛みも、後遺症も癒し手も違う。


同じなわけがないじゃんね。


せつないよね。



あなたがあれほど、自分と違うと、似ていないと、嘆き続けて拒絶した娘は、悔しいほど同じものをいくつもいくつも持ってるみたいだけどね。





ステンドグラスは専用の道具や機械を揃えないとできないから、やっていないけど、もの作りが好きなのは間違いなく、あなた譲りだ。



これからミシンを出して、先日買ったキーボードのカバーを作ろうと思う


キーボードってさ!


ピアノと違って、ケースも蓋もついてないのね!(笑)


まるだしのままじゃ、埃かぶっちゃうじゃないの


しょうがないから、無いものは作る。



あ、年賀状もまだだから、やらなきゃなんだけど・・・


順番、順番
Posted at 17:19 | この記事のURL
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