鈴蘭のお部屋

夕べ息子と連絡がとれました。

息子「何？なんか、すごく着信あるけど・・・」

鈴蘭「なんで出ないの？」

息子「置いていっちゃったから・・・」

鈴蘭「何か食べてるの？」

息子「友達と、食べて来た。歯、磨いてる。」

鈴蘭「はぁ？どういうことかしら？
人と話す時に歯磨きながら電話する？
あなたには文明の利器は必要ないわね！
大体、明日は何の日かわかっているの？
忘れているんじゃないでしょうね！
私はちゃんとお見舞いに行って来たわよ！
・・・・聞いているのかしら？
・・・もしもし？・・・もしもし？・・・もしも〜し？」

しばらくして・・・

息子「うがいしてた。もう、いいかな？」

鈴蘭「ちょっと！独り言言っちゃったじゃない！！
どういうことかしら？」

息子「ウケル〜！じゃ！」

ツーツーツー

あの〜相手にしてもらえないんですけど・・・

もう一度して

「怪しい行動してると！ガサいれに行くよ！」

と、言ってやりました！はっはっはっ！
・・・でも、鈴蘭には合鍵が・・・無い

先程、旦那さんにすると・・・
旦那「なに？」
鈴蘭「…なんか食べてない？」
旦那「中華」
鈴蘭「あ？中華って・・・？」
旦那「俺、今日飲み会って言っただろう。」
って、何か食べながら喋っていた・・・

・・・食べてばっかじゃない？
あのシュレック野郎！

でも、あのシュレック・・・
結構イイヤツなんです。
最近では・・・
鈴蘭、何ヶ月か前に・・・
旦那さんのを
塀？(二段ばかりブロックを積んだもの)に
ぶつけてしまいまいして・・・

言い訳すると・・・
車高が低いし鈴蘭背が低いから・・・
鈴蘭から見えなくて・・・

で、塀直せば終わりでしょ！
と、思っていたのですが・・・
なんだか所有者が複雑なのか・・・
保険で直すことにしたのですが・・・
進まない・・・

鈴蘭は、思い出すたびスッキリしなくて・・・
嫌な気分でした。

・・・で、シュレックは言った。

旦那「お前は忘れろ！
俺がやったと思えばいいだろ！
お前はやってない！！
ぶつけたのは、俺だ！後は俺がやっとくから！
お前は忘れろ！」

鈴蘭「そういうわけには、いかない！
やったのは私だ！」

って、言ったけど・・・
でも・・・・
「こいつ、イイヤツだな。」って

シュレックだけど・・・
シュレックになっちゃったんだけど・・・

鈴蘭家のリビングには
息子がピアノ弾いている写真が
幾つか飾ってあります。

彼は当時GLAYに憧れて・・・
鈴蘭にそそのかされて・・・
ピアノを習っていました。

本当はバイオリンを習って欲しかったの・・・です。

鈴蘭の父が幼少の頃習っていたらしいのですが・・・

鈴蘭は大草原の小さな家のパパが
家族で踊ったりする時に
バイオリンを弾いているのを見て

勝手に鈴蘭の父とダブらせて空想していたのです。

そんなわけで、
息子のバイオリンで家族で踊っちゃう！
なんて、素敵！って、夢を重ねちゃって・・・

ですが、残念！バイオリンは耳で弾くのでね・・・

ピアノを習ったわけですが・・・
鈴蘭は、またも夢を見る。
ピアニストも素敵よね〜演奏旅行なんて・・

しかし・・・

彼の関心は様々なことに移っていき・・・

現在・・・あの頃では想像もつかない道へ・・・

ま、いいか・・・
息子の人生なんだから・・・