日々悪戦苦闘する芸術家の浮き沈みを薀蓄で飾ってもっともらしくお伝えします.よろしくね。

メタボとQ10 [2008年06月26日(木)]
2008年4月からいよいよメタボ検診が厚生労働省の提案で施行されました。
特集しているニュースを見ながらァ'`,、'`,、なんて笑っていたら、『腹囲85cm』なんて数字が目に入り

ハ・・・、ハチジュウゴ? そんなくぁwせdrftgyふじこlp・・・

まぁ、ちょっと最近、どうもメタボ由来らしき病み気味なちょっと見過ごせないかもしれない悩ましい症状(?)もあり、

やはり運動ですな!

と思い、アスリートな生活を送る為の(イメージ)トレーニングを進める(つもりの)毎日です。
と、わざとらしくていかにもフィクションっぽいけど何気に実はノンフィクションな背景を述べまして、調べてみました・・・。
(サボリ気味でも)効率良くメタボ解消できないかな〜、なんて思いながら。


今月のスポーツ栄養学のジャーナルに、コエンザイムQ10摂取が有酸素運動及び無酸素運動のパフォーマンスに好影響をもたらす、というデータが米国の研究グループから報告されていました。
(J Int Soc Sports Nutr. 2008 Mar 4;5(1):8)

研究では、普段から有酸素運動をしている男女22名と(まるで私のような)運動不足な男女19名を対象に14日間続けて1日2回100mgのコエンザイムQ10とプラシーボ(Q10無しのサプリ)を摂取してもらい、等速性膝伸展持久力テストなどの筋力テスト、及び血中と筋中のコエンザイムQ10濃度などが測定されています。

その結果、コエンザイムQ10の血中濃度が摂取に伴い上昇し、同様に筋中における濃度においても上昇が見られました。

この際に、最大酸素摂取量(VO2max)や喚起闘値(AT: Anaerobic threshold)などの運動強度に関わる数値に有意差は認められていません。

一方で、普段から運動している人と運動不足な人の双方において、コエンザイムQ10の摂取により疲弊するまで持続する際の運動時間は増える傾向が見られたとのことでした。

また、運動中及び運動直後での血中の3つの酸化ストレスマーカー測定結果において、コエンザイムQ10摂取のグループに上昇が見られました。 (少し分かりにくい結果ですが、これは脂質の代謝向上による一時的な上昇に起因していると考えられるとのことです。)

以上のデータから、コエンザイムQ10は血中だけでなく筋肉へも速やかに補給され、代謝の向上によるエクソサイズ・パフォーマンスの向上が期待できる可能性が示唆されます。

・・・、とまぁ端的にかいつまんで言うと、コエンザイムQ10は筋肉を増強する効果は無く、代謝向上により効率よく運動による脂肪燃焼を助けてくれる燃料補助剤という所ですかね。

確かに代謝は年齢と供に低下すると言われていますし、実際に年々痩せにくくなっているような気も。。。

ちなみに別のグループがこの報告の4週間バージョン(今回の報告は14日間)でも同様の結果が得られている報告が2005年にありました。(今回、なぜ2週間にしたんだろう?と思いながら、きっと僕のように長続きしない人の為に短い期間に設定してくれたのだろう・・・、と。)

取り合えず、買うところから始めようかな、と(何事もまず第1歩から)。
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