日々悪戦苦闘する芸術家の浮き沈みを薀蓄で飾ってもっともらしくお伝えします.よろしくね。

飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。 [2008年07月09日(水)]
先日、弊社の海外バイヤーがカリフォルニア州の運転免許事情について書いておりましたので、私はオレゴン州の免許事情について一筆。(約10年前の情報ですが

どちらも同じアメリカだろうって
確かにそうですが、彼の地では州によって交通法規が異なるのですよ
そして免許証や車のナンバープレートのデザインも州ごとに違うのです
(確か、別の州へ転居したら免許を取り直す必要があったはず。今はどうなのでしょうか。)

例えばミズーリ州では、信号が赤のときは何が何でも「止まれ」だそうです。
(日本でもそうですよね。)
しかし、オレゴン州とカリフォルニア州では、右折車に限り進行可能でした
それを知らずに列の先頭でずっと青になるのを待ち続けていたら、後ろのドライバー達からクラクションとともに「GO!」「MOVE!」と怒鳴られました。(怖かった・・・
また当初、ワシントン州の運転教本が手元にあったので、「これでいいや」と学科試験の勉強をしていたところ、知人に「他の州の教本を読んでも意味無いよ。」と言われました

さて、免許取得の話
私は既に日本の運転免許と国際免許を持っていたので、まず手頃な中古車を購入し、自動車保険に入りました。
(免許を持っていても、保険が無いと運転はできません。)
それから近所のDMV(運転免許センターにあたるところ)へ行き、学科試験を受けました
英和辞典の持込可、全25問中20問ぐらい正解すればOK
その後視力検査をしたように思います。
学科試験に通ったら実技試験。
試験官の指定場所へ自分の車で行き、車両チェック(ブレーキランプや方向指示器がきちんと点くかどうか、など)を受け、そのまま一般道路で試験開始
助手席に強面のおじさん(しかも試験中は一切無言)を乗せてのドライブは緊張しましたが、元来運転が大嫌いな私でも何とか合格できました
(ペーパードライバー用の教官を呼び、夏休み中ずっと練習していたおかげです。)

そして、再びDMVへ。
免許証用の写真撮影の際には、私も「スマ〜イル!」と言われ、柄にも無くニッカニカの笑顔を無理やり作りました。
今見ても、アニメ「笑うセールスマン」のようで、本当に不気味な写真です
免許証には住所・氏名・生年月日の他に、性別と身長・体重も記載されます
材質もサイズもクレジットカードのようで、交付されたら裏面にサインをしなければならないところも同じ
以後は免許証が身分証代わりにもなるため(不気味な写真付きでも)生活上の様々な場面で随分と楽になりました
取得費用の総額は25ドルぐらいだったでしょうか
アメリカの運転免許を持たない外国人は自動車保険料が高く設定されていますが、免許を取れば還付されるため、保険会社へすぐに連絡しました

彼の地で約1年間、毎日朝夕25分ずつのマイカー通勤をしていたのですが、時折、サイドミラーにリボンをつけた車を見かけました。
知人に「あのリボンは何?」と尋ねると、「あれはね、“飲酒運転に抗議する母親の会”のリボンよ。」とのこと
日本でも痛ましい事件が沢山ありました。皆様も「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」、くれぐれも安全運転をお願いいたします。 
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