FUS vs UAE [2008年10月06日(月)]
6月に生まれて初めてMRIを撮り、自分の筋腫の大きさと多さにショックを受けました。その後、画像を貸してもらって、FUSが適用するか、新須磨病院に診てもらいに行ました。

FUS(集束超音波療法)とは、超音波を患部に集中して照射する方法です。簡単に言うと、虫眼鏡の要領です。4時間程うつ伏せになり治療を行ないます。お腹に傷があると無理、など色々条件はあるようですが、副作用が少なく、放射線の被曝もなし。(毛剃りと尿管は必要です)何十秒か焼いて休む、を繰り返します。多少熱かったりするようですが、対応してくれるそうです。たまに火傷することもあるって言ってたような…

実は最初撮ったMRIは造影剤を使わなかったため、この病院で再度取り直すことに。造影剤を使わないと、筋腫に血流があるのかどうか、わからないからです。また筋腫の変性等もわかります。

最初造影剤って聞いて、友達に「みんな打ったの〜?大丈夫なの?」と大騒ぎしましただって始めて聞く言葉だったので。ネットでも随分調べたりしましたよ〜。あんまりヒットせず、徒労に終わりましたが

でも使わなきゃならないってことで今では、心の壁は随分なくなりました。同意書とかにサインをって言われて、ううっとなっちゃったのよね〜。たしか10万人に1人の確立で、死亡って書いてあったような・・・

FUSもUAEも健康保険適応外の新しい治療です。FUSも適応しましたが、一回の治療では限界があり、大きい2つしか照射できず、うち大きい7cmの筋腫は背中の神経に近く、そこを焼いてしまうことを避けるため(もし神経を焼くと麻痺などが出る)残す部分が多くなることもネックでした。それに多発性だったこともあり、最終的にUAEにしました。

最初はFUSを受けようと思っていました。入院は1日でいいし、麻酔はしないし。でも治療をしなかった筋腫ちゃんたちは、その後もスクスクと育つ可能性大なのです。もし筋腫がふたつだけで、神経に遠かったら、迷わずFUSにしたでしょう。その場合でも、周囲の組織を傷つけないよう、筋腫の縁の部分は焼かないので、残った筋腫が増殖して再び大きくなる恐れはあります。

MRIのお話
造影剤を使うと、血流のある筋腫は白く写ります。子宮動脈から常に栄養をもらっているわけです。あの術前のモニターの血流のように。私の画像には、ひとつ黒く写っている筋腫(変性)がありました。それには血流が行ってないんです。なぜそうなるのかはわからないみたいで、悪性の可能性もあることから、がん検診は必須です。

でも悪性でなければ、その黒い筋腫は血流がないんだから、もう大きくならない筋腫だといえるようです。FUSではその黒い筋腫には照射しないそうです。UAEでも効果はないそうです。どちらの治療も治療後、壊死していれば筋腫は黒く写ります。