昨日一緒に出かけた友達は、学校を卒業してから今まで
子育ての5年間を除いてほとんどの年月を保育者として過ごしてきたベテランです。
彼女が言うのに、今は昔と違って「障害児保育」の方法が
ずいぶんと変わってきているとの事でした。
つまり、ベテランの先生とは言え、昔ながらのやり方で保育しているのは
古い保育の仕方である場合もあるそうで
例えば、「自閉症」に関しては
カードを用いた方法が今は主流になっているのに
そういったことも知らないで携わっている保育者も多いと嘆いていました。
問題なのは、公立でも私立でも一緒なのが正規の職員の割合が
どこでも減っているということ。
パートや、嘱託の保育士は、なかなか講習会に参加させてもらえないという現実。
有給を使ってまで講習会に参加させてもらえるなんてことは
なかなか出来ないのが現実だそうだ。
そういう私だって、最新の保育なんてものは勉強していない。
きっと本当はもっともっと新しい保育の仕方があるはずなのに。
「愛情」をもって接することや、基本的な接し方なんてものは
昔も今も変わってはいないのだろうけれど
やはり、新しい風を入れて行くことはとても必要なこと。
図書館に行っても保育に関するものは、
10年以上前の本しか置いていないという事実。
特に「障害児」においてはどんどん研究がされているというのに
現場に浸透しきれていないというのは、やはり問題だと思う。
私の職場は幼稚園だけれど
彼女の働いている公立の保育所でさえ、
そういった問題を抱えているなんて少し驚いた。
もちろん、ちゃんとした環境の整った園も
たくさんあるのかもしれないけれど…。
子供に対する国の考え方は、やはり軽視されている面があるのでは
という気がしてならない。
もっと現場を見て欲しい。
政治家の人も保育所の実習とかしてみたらどうだろう。
何が必要なのか、ひとつでも分かってもらえたら…。そんな風に思う。
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資格を持っている仕事については
もう少し、国から補助金が出てもいいのでは?
と思ったりします。
ちなみに私の時給は、
資格の要らない一般的なパートと
同じくらいです。
資格取るためにかかった費用は
考慮してもらえないんですよね〜
介護などは、保育なんて問題にならないくらい
大変だし、必要とされているのに
なんで安いのか不思議でなりません
国会で居眠りしている議員さんとか見てしまうと
会議に必要な費用(億単位でかかるそうですね)を
回してくれればいいのにって真剣に思ってしまいます