≪5月2日・3日目≫
エピローグ
羽田に向かうバスの中から、建設中のスカイツリーが見えて、こんなところからも見えるんだ〜と感心。
羽田に着くと、チケットを航空券と交換しなければならず、カウンターには『航空券を購入していない方』と書いてあり、どこにも手続きとか、案内、とか書いてありません。
夫は自分で探そうとしないので、私は自分でeチケットの機械でするしかないのかと思い、機械を操作して、空いている席の中から後部座席で4人なるべく近い席でと打ち込んで、出てきた席は4人バラバラ。
しかし、お互いの頭が見えるくらいには近い。5列の間に全員納まる格好。
そこでまた夫が怒り出し、カウンターで席を並んで座れるように取り替えてもらおうと・・・。知らない人と座るのは嫌だと言うのです。そりゃあ、私も娘たちも知らない人と座るのは緊張するけど・・・。
娘が言いました。
「お父さん、チケット取るのが遅かったから、並んで座れない可能性がありますって、旅行会社の人に最初に言われたでしょ。あとは帰るだけなんだから、一緒じゃなくてもいいでしょ。行く時並んで座れただけでも運が良かったんだよ」
それでも夫は私がカウンターで確認しないで機械でやったせいだって怒ってました。
さて、チケット問題が終わると、夫はまた探し物。
飛行機の出発時間までは1時間半あり、どこかカフェにでも入ろうよ、と言っても、ここでも何かないかと探すのに夢中。
10年前に羽田で買った山葵漬けと葉トウガラシの佃煮を買わなければと言うので、探しに探しました。
というのも、前に来た時はまだ羽田は新しくなる途中で、出発ロビーも違うし、広くなって、どこにどのお店が入っているか、よくわからなかったのです。
ずっと端まで行って、やっと見つけました。田丸屋。その名前さえ覚えていれば人に聞けたのに!
でも、見つかって良かった。これも見つからないと機嫌悪いまま帰らなければならないところだった・・・。
これを10年前に買って、今回探していた。
田丸屋でたくさん買ったので、三角クジを引かせてくれました。すると500円当たり・・・しかし、今日のうちにそこで使って帰らなければ無駄になります。
そこで、通り道、私が欲しくて、でも買わなかった東京ばななのバウムクーヘンを買うたしにすることにして、また通路を戻りました。
東京ばななのバウムクーヘンの個包装は娘たちはおみやげによくもらって食べるそうですが、私は初めて。
ロールのを買ったので花音は大喜び。大きなのを一度食べてみたかったのだとか。
ここの東京ばななの店員さんがとても丁寧なので、好感をもちました。
ひとりひとりのお客さんに「どうぞお気をつけてお出かけくださいませ」と、お客さんが背中を向けてもまだおじぎしているのです。忙しい時にそれをやると、他のお客や同僚の店員からも怒られそうですが、なんか素敵だなあと思いました。心からの笑顔が感じられたからです。
夫の機嫌の悪いのに付き合っていた直後だけに、その笑顔に癒されました。