バブル入社組の責任 [2019年12月13日(金)]
昨今電気や銀行を中心にバブル期入社で現在50
歳前後となった大企業のボリュームゾーンに対
して早期退職を中心とする大リストラが始まる
との記事を毎週のように目にする。以前も書い
たが、この議論は私が勤めていた大企業でも10
年前から繰り返されて来た。

まず、自分自身のキャリアに対して責任を持つ
べきだ。居座れば何らかのポストにありつける
時代は大昔に終わっている。技術や知識を磨か
ず何となく日々過ごして来た人には厳しい現実
が待ち受ける。守られた大企業の外は生き馬の
目を抜く競争社会だ。ましてや外資系での評価
は厳しく1年で首になる。

下の世代への責任もある。何を残してあげられ
るのか。自分の面倒も大切だが、ここまで生き
て来た以上次世代に対してどんな手本を示せる
か。今年27歳の男性部下を採用した私は時代
の異なる彼が確実に生き残れるよう、普遍的ス
キルを教えようとしている。

現在勤務する米石油大手は140年の歴史のあ
る大企業だ。去年就任したCEOは社員に問いか
ける。あなたは明日の未来構築のために何をす
るのかと。本国から私宛に年明けのビジネスミ
ーティングで流すビデオ参加への依頼があった。
私自身、何ができるのか、真意が問われる。
posted at 07:14 | Around 50's | この記事のURL
記事の感想をクリック タメになる
おもしろい
ほしい!
おうえん!
最近の評価状況