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カテゴリアーカイブ
都合のいい女 [2011年11月03日(木)]
先日買ったばかりの、IKKOさんの新刊 『オンナ塾』 の中に、はっとするフレーズがあったので紹介。


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人に認められる、評価されるというのは、うれしいものです。

「この仕事はあなたに任せたい」

「力を貸してほしい」

なんて言われたら、ああ、これまでの努力は無駄ではなかったと、自信が持てるようになる。

それは、この上なく幸せなことです。

だからよく、「頼りにされるような人間になりたい」と言う人がいます。

でも、「頼りにされる人間」というのは本当にいいのでしょうか。

たとえば、仕事の上で何でもかんでもすべて仕事を任されるというのは、単に「便利屋さん」として使われているだけなのでは?

人に頼りにされると単純に、うれしい。

頼られるままに「はい、はい」と何でも引き受けていくと、仕事がどんどん増えていきます。

でも、それってどういうことか分かりますか?

あなただけが忙しく働いていて、ほかの人はラクをしているということ。

つまり、人にいいように使われているということなんじゃないでしょうか。

もちろん、「あの人にお願いしたい」と思われるような人間になることは重要。

けれど、「頼りになる」ということを逆利用される恐れがあるということも覚えておいたほうがいいかもしれません。

こちらは好意で、相手の無理を聞いていたのに、いつのまにか相手はそれが「当たり前」になってしまう。そして結局、いつも人に使われる便利屋さんになってしまう。

そう、「都合のいい女」。

都合のいい女なんて、恋愛でもまっぴらなのに、仕事の上でもなんて、冗談じゃない。そう思いませんか?


    (『オンナ塾』 P.117〜118)
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この本が発売されたのは、9月末。

退職は決めていたけど、まだ仕事はしていた。

尽くす価値の無い連中のもとで、都合のいい便利屋さんをやっていた。

バカな私。



10代〜20代の頃、ひとから普通に愛されること、ひとを頼ったり甘えさせてもらったりすることに慣れていなかった分、ひとの役に立つこと、ひとに尽くすこと、ひとから頼られることには必死になっていた。


べつだん親しくもない相手に何かを頼まれるのも、途方もなく嬉しかった。

私に何かを頼んでくれた、そのことだけでその相手を大好きになって全部許してしまうほど、嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

その頼まれごとにかかりきりになり、寝食を忘れるほどの労力と時間を費やしても、幸せで、満足だった。

その時間だけ、私はそこに生きていてもいいような気がしたから。


どれだけ飢えていたんだろうね・・・(笑)



いろいろなひとに出逢って、愛して、いろいろな年齢や立場の友達も増えて、少しずつ軌道修正はできるようになってきた。


なってきた、つもりでも、本能に深くしみついた習性のようなものはなかなか抜けないもので、やっぱりどうも要領が悪い。


尽くさなくてもいい相手にまで、必死になって尽くそうとしすぎる。


いつも勝気で陽気で自信にあふれているように見られがちなようだけど、それはそう見られたいと願って、そう演じているからであって。


生身の私は今でもまだ、たえまなく寂しくて不安でたまらない愛乞食を引きずっているのかもしれない。



体は、心は、ひとつなのにね。

1日は24時間しか無いのにね。



このIKKOさんの言葉を、せめてこの夏の前に読むことができていれば何か気づいてもっと早く見切りをつけられたかしらと思ったりもするけど(笑)、それはそれ、タイミングが「今」だったんだから仕方ないものね。


新たな職場が決まったら、それをいちばん、気をつけていこう。


都合のいい女にならないように。


「頼られるキャラ」である自分に頼ろうとしすぎないように。


私は生身のオンナで、サイボーグじゃないんだから。

posted at 22:53 | この記事のURL
夢だけど [2011年10月30日(日)]
中島みゆきサンの 『夢だもの』 という歌が好き。


“ ありえないってことが わからない訳じゃない
  ありえないからこそ夢に見るものでしょ

  説明はつかない 理屈にも合わない
  ありえない話を夢と呼ぶものでしょ
  
  踊ってくださいと くじけないで言える
  あなたは気さくに 手を取ってくれる

  だって夢だもの 全部夢だもの
  好きになっても 打ち明けても 誰も困らない

  どうせ夢だもの 全部夢だもの
  儚くっても 短くっても
  嘆かないのよ 夢だもの ”






初めて聴いた時からずっと、思い浮かぶのはいつも同じひとの笑顔。

逢いに行ってきたよ、また。



肝っ玉だけはそれなりに自信がある(!?)私にとって唯一、心臓が飛び出しそうになってしまう相手。


ショックなことや、許せないことや、悲しいことや・・・、いろいろあって、一瞬でも気を緩めたら鬱という闇に堕ちそうになる時に、大丈夫、私はこんなにもあのひとが好きだから、こんなにもひとを好きでいられるから、壊れたりなんかしない、大丈夫! と、何度もその存在を支えにして立ち上がることができた相手。


今回も、また。


目を合わせるたび、言葉を交わすたび、美しい笑顔を意識して作る余裕もなく、くしゃくしゃに笑ってしまう。


言葉なんか、追いつきゃしないよ。


誰より尊敬してるもん。心の底から惚れぬいてるもん。


それだけよ。





立ち去り際に私を見て、また明日ね、と言って笑ってくれましたね。


もしもあの夜、スコールなんか降らなくて・・・もっとあの場所に長くいられて・・・、もしも私から、踊ってくださいと言えたなら、あなたはこの手を取ってくれたでしょうか?




夢のような現実のはざまに浮かぶ夢。



サツキとメイじゃないけれど、「夢だけど、夢じゃなかった!」



そういえば、劇団四季の舞台で『夢から醒めた夢』ってタイトル、あったね(笑)





出逢ってくれてありがとう。

同じ時を生きてくれてありがとう。

笑ってくれてありがとう。

優しくしてくれてありがとう。

こんなにも惚れさせてくれてありがとう。



あなたは私の底力。



“ あったかもしれない なかったかもしれない
  初めてをもう一度 あなたと出会おう ”




See You Again!!


(――Song by 中島みゆき『夢だもの』)
posted at 21:42 | この記事のURL
誓い [2011年10月22日(土)]
叔母の書道教室の発表会を観に、銀座へ行ってきた

観に、というか、1年ぶりに逢ってお喋りしたかっただけなんだけどね(笑)


そもそも、正確には叔母じゃないんだな・・・私の母を姉のように慕ってはいたけれど、妹ではなくて従妹だから。


神経質でデリケート、を絵に描いたような母とは間逆というか、いつも元気で天真爛漫でパワフルで、自転車で1時間走ることなどはべつに遠いと思わない、という(電車でも同じくらいかかる場所だもん、とケロリと言ってのける)、なかなか楽しいオバさんなのです

書道は彼女のライフワークで、先生でもあり、生徒でもあり



役員さんと生徒さんを合わせて、今回の出品者はちょうど100人だったとか。


好きな一言 (「慈愛」とか「光」とか) や、童謡の一節、金子みすずさんの詩、俵万智さんの短歌などを題材にしているひともいれば、自作の詩や短歌を書いているひともあり、今回叔母が選んだのは谷川俊太郎さんの 『年頭の誓い』 というユーモラスな詩。




「きっとみんな、わりと真面目な、整った雰囲気のものを選ぶだろうから、一人ぐらいこういう、ブッと笑っちゃうようなのもいいかなと思って」


だって。


いかにも彼女らしいというか・・・



こんな詩です。↓


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『年頭の誓い』 谷川俊太郎



禁酒禁煙せぬことを誓う

いやな奴には悪口雑言を浴びせ

きれいな女にはふり返ることを誓う

笑うべき時には大口をあけて笑うことを誓う

夕焼はぽかんと眺め

人だかりがあればのぞきこみ

美談は泣きながら疑うことを誓う

天下国家を空論せぬこと

上手な詩を書くこと

アンケートには答えぬことを誓う

二台目のテレビは買わぬと誓う

宇宙船に乗りたがらぬと誓う

誓いを破って悔いぬことを誓う



よってくだんのごとし



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うひゃひゃひゃひゃ


うん、この詩、アタシ知らなかった(笑)




本日の大収穫だな、いやいやホントに、笑いは百薬の長ですわよ


ありがとう。


いろんなお喋りをしながら、きのこのだしの効いた美味しいクリームうどんも味わって、元気になりました。


お腹も、心も、ご馳走様でした、叔母さん!




せっかくだから私も、ささやかながら、誓いを立てようか。




泣きたい時には我慢せず泣くことを誓う。


怒りが抑えられない時には古新聞と古雑誌を心ゆくまで引きちぎることを誓う。


愛する友人たちのために時間を惜しまないことを誓う。


毎日きちんと食べて眠って元気を保つことを誓う。


すでに縁の切れた他人の理不尽な所業を許すべく努めることを誓う。


そうは思ってみてもなかなか許せない自分の器の小ささを許すことを誓う。


一日一回、笑うことを誓う。




・・・そして。




「誓いを破って悔いぬことを誓う

 よってくだんのごとし」




・・・ね。


posted at 00:45 | この記事のURL
お不動さま [2011年10月17日(月)]
何ともはや、笑うしかないほど災厄続きの猫姫、一度ちゃんとお祓いに行ったらどうだとさんざん言われながら二の足を踏んでいたんだけども、昨日ようやく行ってきました


ネットで調べてみて、何となくよさそう、と感じた、江東区の深川不動堂。


私は特定の信仰は持っていないけれど、書物として聖書を読むこともあれば、好きな賛美歌を口ずさむこともあり(プロテスタント系の女子校出身)、お墓参りに行けばお線香を灯して般若心経を唱えもする、節操のないヤツでして(笑)


不動明王サマというのは見た目の雰囲気が好きだし、こういうことは実際 「何となく」 のフィーリングでしかないと思っている。




深川不動堂 (深川不動尊とか、深川のお不動さん、と呼ばれることもあるみたい) までは、自宅からおおむね1時間。


朝、厄除け祈願をしたいと問い合わせたら、毎日11時、13時、15時、17時に行われているので、およそ15分くらい前に着けば大丈夫ですよと言われた。


入ってすぐの手水場で手と口を清めて、本堂へ続く階段の脇にある社務所で用紙に住所、名前、生年月日を記入して、お護摩札のデザインと色を選ぶ。


パワースポットとしても有名で人気のある所らしいけれど、ご祈祷料はごく一般的な5,000円。


これも 「何となく」 で、色は赤を選んだ。


記入して渡した名前を、宮司さんがお護摩札に転記して、それらをひとつずつ炎にかざして祈祷してくれるわけね



外の気温は結構暑かったけれど、本堂の中は薄暗く涼しくて、前方には黒い畳が敷かれ、後方は小さな劇場のように座れる段差が組まれていた。


参加は誰でも自由なのだけれど、厄除け等の個人的な祈祷を頼んだひとはなるべく前方の正面に近い場所に座ってくださいと言われたので、なるべく前に出て、真正面・・・はちょっと畏れ多いから(笑)少しだけ左にずれたあたりに座った。



不動明王御真言と書かれた小さなカード (梵字にルビがふってある) を手渡され、お坊さんたちとともに唱和する。



のぅまくさんまんだ ばざらだ せんだんまかろしゃ・・・ という、時代劇の加持祈祷シーンではよく耳にするフレーズ。


あれは、不動明王信仰だったのね。



30分ほどの祈祷の中で唱えられたお経の中には般若心経もあったけれど、何より驚いたのは、若いお坊さんたちによる大太鼓があまりにもパワフルで、読経の声がしばしばかき消されてしまうほどだったこと(笑)


それも、木魚のように規則正しい一本調子ではなく、かなりハイスピードかつリズミカルで、体の芯にまで響き渡る力強さ。


心身にもったりとまとわりつく災厄なんて、まさに文字通り 「叩き出されて」 しまいそうな音。


お不動さまはロックがお好き!?(笑)


「夜叉」 とも呼ばれ、見た目も独特というか、いかにも仏様らしい雰囲気ではないけれど (昔の大河ドラマ 『独眼竜政宗』 の中にも、幼い政宗が初めて不動明王像を見て、これは鬼か? と乳母に尋ねるシーンがある) ・・・、お不動さま、大好き。


炎を背負って剣を握り、鋭いまなざしで悪を睨みすえる姿。


でも、その左手に持っている縄は、悪人を縛り上げて追い払うためのものではなく、煩悩にとらわれて抜け出せないひとを力ずくでも救い上げるための投げ縄なのだそうだ。



私でも両手を伸ばしたら、一生懸命に伸ばしたら、その縄に手が届くだろうか。



薄暗い本堂のいちばん奥で、ふたつの眸が生きているようにほんのり輝いて見えた。




どこへ出かけても誰と話してもどうしても消えず、まともに眠ることもできなかった怒りと憎しみが、彼方に遠のいた気がした。


帰宅して、美羽にゃんこがさわらない位置の本棚の上を掃除してお護摩札をおいて (神棚なんて立派な場所はもちろん無い!)、前夜に作ったおでんを軽く食べて、心配してくれていた友人に「今夜はちゃんと眠れそうだ」とメールを送った直後にすとんと意識が落ちて、ソファに座ったまま5時間近くも爆睡してしまった(笑)


ネルが私の膝にモゾモゾとよじのぼろうとして滑っている、くすぐったい感覚で目が覚めて、苦笑いしながらシャワーを浴びてメイクを落としたはいいけれど、途方もなく眠くて眠くて、髪が完全に乾く前にベッドに倒れこんでまた眠ってしまった。


大好きなひとが出てきて、いい夢を見た。


久しぶり。


トンネル抜けた気がする。




月に一度くらいでもいいから、また、お不動さまに逢いに行こう。


posted at 15:16 | この記事のURL
むぅぶ [2011年10月14日(金)]
「ねぇ むぅぶ

 どうして 人間ってさびしいの」



「もとめるため

 さびしさをわかちあうものを もとめるため

 さびしさは よろこびのたねだ

 しずかにそだてれば それは よいものになる」



深見じゅんさんの漫画が好き。

特にこの 『むぅぶ』が大好き。



むぅぶ は、御茶ノ水の聖橋から現れた天使だ。

眼光鋭いてるてる坊主みたいな、およそ天使らしからぬ顔かたちの。



引越してきてから、私もその聖橋に行ってみたことがある。

むぅぶ に逢いたくて。

逢えるような気がして。



いつも、絶え間なく寂しいのが当たり前で、寂しくないというのがどういう感じかはわからない。

でも、それでいいと思えてくる。


寂しいから、ひとを愛したくなる。

求めたくなり、寄り添いたくなり、守りたくなる。


それだけでいいと思えてくる。

posted at 03:18 | この記事のURL
負けんもんね [2011年10月13日(木)]
昨日は友達とディズニーランドで遊んできた

いつもと同じように、開園時間の朝9時から閉園時間の夜22時まで、めいっぱい

今、期間限定&首都圏限定&平日のみ、の1000円お得なパスポートが発売されてるので、もちろんそれを活用してネ


はっぴぃ・はろうぃん


クリスマスの華やかさも、そりゃもう最高なんだけども、昔から、仮装するなら妖精やお姫様より魔女になりたいと思ってるアマノジャク猫姫は、ハロウィン大好き。


『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』も、もちろん好き!


先日の不愉快な事件の気分直しもしたかったので、美味しいものやアトラクションだけじゃなく、念願の射撃もやってみて (初めてだからコツも何もわからず、結果は0点 あぁ、でも、いい音! 射撃、習いに行きたいな・・・)、見てるだけで笑っちゃうようなユーモラスなグッズも買ったりして。


こんなのとか。



そっくりさん登場(笑)

芯を出すと、こうなるの。



デイジーに似てると、よく言われる。

目と口が大きくて、お洒落好きで気が強い、うん、納得。

でもこのボールペンは、普通にイメージするデイジーより、あどけなくて可愛い感じだよね。

こんなふうになりたいっ(笑)



お次は、『不思議の国のアリス』のチェシャ猫のハンディモップ。



しっぽが持ち手になっていて、モップ部分はもちろん外して洗える。


これはもう、友達とほぼ同時に 「カワイイっ!」 と飛びついて、お揃いで買っちゃった。


チェシャ猫、大好きなんだよね。


「猫の姿は少しずつ消えて、最後にニヤニヤ笑いだけが残りました」

って・・・意味がわからない(笑)

ナンセンスすぎて笑っちゃう。


彼(彼女、か?)なら、先日の事件のことで私がむかっ腹たてていても、大きなシッポを揺らしながら、


「あいつも、いかれちまってンだなァ」

と首を振るだけかもしれない。


「ところで、アンタ、頭で立てるかニャ?」

なんて、全然関係ないことを言って、頭や耳を器用に外してみせたりしながらニヤニヤ笑って。


その程度のこと、なのかもしれないよね。

見方によっては。


   


嫌なことや悲しいことや腹の立つことだけ選んで忘れてしまえればいいけど、ひとの記憶力はそんなに都合よくはできていないので、大事なことを忘れもすれば、どうでもいいことが引っかかって抜けなかったりもする。

シカタナイ、シカタナイ。

でも逆に、「わざわざ」残しておく必要もないか、ということで、先日の珍事件に関する話は、ブログから消すことにした。


言葉には、言霊が宿るからね。

ひとを呪わば穴ふたつ、なんていうしね。


せいぜい、電話の愚痴ぐらいですませよう。

形に残すのは、やめよう



“やっと見上げる鼻先を

 叩きのめすように日々は降る

 そんなにまで そんなにまで

 人生は私を嫌うのか、な

 負けんもんね 負けんもんね

 涙ははらはら流れても
 
 負けんもんね 負けんもんね

 あのひとがいるから 負けんもんね”

    (Song by 中島みゆき)


posted at 18:46 | この記事のURL
冬の太陽 [2011年10月04日(火)]
JR鎌倉駅前の『鎌倉風水館』というところへふらりと立ち寄って、名前と生年月日にもとづく風水診断をやってもらった。


友人宅に届け物(昨夜の栗の甘露煮やら、お気に入りのバウムクーヘンやら、CDやら、あれやこれやとりとめないモノ)をした帰り道ね


風水は「気」の流れを見るもの。


気。


勇気、とか、元気、の気。


風水の知識はほとんどなくて、木、火、土、金、水の五行がベースになる、ということぐらいしか知らなかったんだけども、マンツーマンでいろいろ話を聞いているとかなり興味深かった。


まず、私自身の気は、「火」だそうだ。


うん、そうだろうと思う。必要以上に鉄火なヤツだもん(笑)


と思ったら、「冬の太陽のようなひと」 なんだそうだ。


なんか、いいね


あったかくて、暑苦しくなくて。そうありたいね・・・




仕事と結婚に関して見てほしいと言ったら、なかなか予想外というか、面白い結果が出た。


まず、仕事。


自分の気である 「火」 の数字が3と高く、引き立て役や援助者を表す気である 「木」 が1なので、自立・独立のパワーはとても強いけれど、周りのお膳立てに恵まれて甘えられるタイプではない。


ただ、自立のパワーが強いということは仕事運がかなりあるということなので、納得のいくまで転職をくり返しても大丈夫、生活に困るようなことにまではならない。


また、アイデアや勘にすぐれているので、何かを決めたり動いたりする時に自分の勘を頼りにするのは大いによろしい。


今は、仕事運の強さに比べて、財運を表す気である「金」の数字が0.5と、弱めなのだけれど、これはまだ本当にやりたいことを仕事にしていないから。


アイデアを言葉や形にする能力が高いから、本当に自分の好きなこと、やりたいことを仕事にして活動し始めた時、才能が一気に開花して充実感も財運も手にすることができる、と。


つまりは、周りの誰かが支えてくれたり幸運を運んできてくれたりしそうな相ではなく、自分が元気に働いた分だけ、惜しみなく頑張った分だけ、結果がついてくる相ということだ。


おひとりさま、だもんなぁ・・・(笑)



と思っていたら、次は結婚のハナシ。


夫、伴侶、という気を表す 「水」 の数字が3で、自分自身の 「火」 と同じ高さなので、これはベストバランスの結婚相なのだそうだ。


「こういう相を持つひとは、すでに幸せな結婚をなさっているケースが殆どなんですけどね・・・」


と言われた


いや〜、結婚どころか恋愛経験もナイんですけど、と言ったら、


「そうですね、恋愛と結婚は別です」


だって(笑)


2011年から2013年にかけては、私の結婚運が高まる時期なんだそうだ。


でもそれは恋愛ではなく、誰か親しいひと、私のことをわかっていて親身になってくれるひとからの紹介、お見合いに近い形の出逢いになるだろうという。


その相手とは、交際してゆく中で、考え方や感じ方、価値観が自分と似ていると思えたら大丈夫だと。


見極めるのはその一点だけでいい、ほかのことはあれこれ心配しなくても・・・そして、燃えるようなときめくような恋でなくても、一生かけてゆっくりと互いを好きになって、慈しみ合える相手だと。



ふぅ〜ん・・・なかなか素敵じゃないの、そういう縁のありかたも



ついでに健康運はまず問題なし、ということで(笑)、さらにバランスを整えるには、いまいち弱い“周囲からの引き立て運”、「木」 の気を補うこと。


「木」 は、家族構成にあてはめると、母親なんだそうだ。


「金」 が父親、「水」 が伴侶、「土」 が子供。


「木」 の気を弱めている原因は、母を亡くしているという事実以上に、母との確執がとけきれないまま死別して未だにひっかかっていること、なのかもしれない・・・。


4年前に他界した、ということ以外、詳しい話はしなかったが、


「お母様はあなたに、とても大きな期待をかけておられたんですね」


と、ドンピシャなことを言われた。




考えさせられるよねぇ・・・


母親の代わりは、どこにもいないからね・・・



恨んじゃいないし、わかってあげられなくてごめん、とも思うけれど、それでもなお許しきれなくて、愛しきれなくて、この思いはどうすればいいんだろう、ね・・・



ま、それはともかく 「木」 の気の弱さを補うには、パワーストーンを身につけるならブルーかグリーン (翡翠、ペリドット、カイヤナイト、ラピスラズリなど) 、住まいに置くものとしては、文字通りの 「木」 すなわち観葉植物がいいんだそうな。


パワーストーン以上に効果的らしい。


あれまあ!!(笑)


犬猫が室内フリーなので、室内に植物は一切おいていないんだけども (観葉植物は、なめたりかじったりすると中毒を起こすものがかなり多いから) 、ネルや美羽が立ち入らない玄関だったら問題ないわよね、実際。


もしも、私の留守中にまた地震が起きて、それが倒れて鉢が割れたりする災難があったとしても、玄関ならカケラもそこだけですむしね。


よしッ!!


観葉植物といえば、実家のおとーさんはその道の専門家。


今度、おねだりするとしよう(笑)




本当は今日、届け物はオマケで、友人にひと目だけでも逢いたかった。


理由は特にないけれど、無性に逢いたかった。


タイミングが合わなくて逢えなかった (というか、多忙な彼女に気を遣わせたくないから、いつも何の約束も予告もしないで行っちゃうので、逢えないことはわりと多い) のは残念だったけれど、その代わりに偶然の出逢いで元気と勇気を底上げしてもらった気分


よかったよかった




力強く自立した、冬の太陽、か。


うん。いいね。


そういうひとでありたい

posted at 01:38 | この記事のURL
茹でた栗を冷ましながら [2011年10月03日(月)]
美羽にゃんこが膝に乗ってます

むきゅっ、と抱きついてます



もう〜〜〜、可愛いにゃ〜〜〜


いつもストレートでわかりやすい、年中無休底なし甘えん坊のネルわんこも、そりゃもう愛しいんだけども、ネルが見ていない(寝ている)時を見計らったように膝に乗ってきて、喉をクルクル鳴らしながら両手で抱きついたり、鼻をすり寄せてきたりする美羽にゃんこのいじらしさも、たまらにゃいのでございます

ママ、両手に鼻・・・もとい、両手に花のシアワセっ



今、栗を茹でて、皮を剥くために荒熱をとっているところ。

今日は用事があって仕事をお昼過ぎで上がって、立川のほうまで行ってきまして。



帰りに、季節限定スイートポテトバウムクーヘンと、大きくて丸くて美味しそうな栗を買ってきたの


毎年恒例、甘さ控えめの美味しい甘露煮を作るシーズンですよ〜


皮を剥くのがちょっと面倒くさいんだけども、お楽しみのためにはしょうがない、お気に入りのDVDやCDをかけながら、秋の夜長にひと仕事




それでもって今、先週あたりからだけど、転職活動中。


肝心の中身の話 (知識不足、準備不足、何でも軽く甘く考えて、ちょっとややこしそうなところは新人をおだてて丸投げしようとする姿勢とか) をあまり突っ込むと、喧嘩になる・・・というより傷つけちゃいそうなので、収入面で折り合いがつかないという単純な部分を全面に出して、退職の意向を伝えた。


申し訳ない、と言ってくれた。


決まったら即日移っていいよ、決まるまでは来てくれ、と。


ホントに、いいひとたちなんだわ。


でも、ホントに、いいかげんなひとたちなんだわ(笑)


田舎だからというべきなのか、会社の事務所だというのに戸締りの習慣がなくて、平気で開けっ放しのまま無人になっていたり、しかも事務所内の鍵のかかる引き出し(現金やチケット類が入っている)には鍵がささったままになっていたりするし・・・


商品のストック場と新しい会社の事務所として借りた店舗も、同じ。


そのうち泥棒が入るぞ・・・


いや、泥棒入ってもガッカリして出て行くかもしれないな、なんせ安っぽい雑貨ばっかりだから、やたらとかさばるわりに換金性は低い(笑)



泥棒といえば、この界隈は、面白い看板があちこちに立っている。


『侵入泥棒に注意!!!』


・・・う〜ん、意味はわかるけどさ、侵入しない泥棒っているのかね?


誰も侵入しないのに、モノだけ盗まれているとしたら、それは泥棒じゃなくて、魔法使いかオバケの仕業でございましょう(笑)


歌舞伎の隈取みたいな顔がでかでかと描かれた、


『誰かが見てるぞ!!』


なんてポスターや看板も、結構ある。


『ひったくり逮捕にご協力ありがとうございました』


とか。(笑)


ま、防犯意識が高い地域なのかな。


うちの会社以外の、一般家庭の皆さんは。



さて、そろそろ栗が冷めた頃でしょう。


休日前の夜はまだ長い


posted at 00:46 | この記事のURL
かみともにいまして [2011年09月28日(水)]
今日もまたヘアサロンに行ってきた。

また、というのは、3日前に行ったばかりだから(笑)



行きつけのところで、いつも指名するスタイリストさんにやってもらったんだけども、今回はなぜだかものすごく仕上がりが良くなくて。


なんか、パサパサのボサボサな感じで、ありえないほど指どおりが悪くて。



髪も、服も、メイクも、思い通りに決まらないと、ずーっと機嫌悪いのよね、私は。


何をしても、直らない。




こういう性格だから、


「もう、見た目命! だもんね、姫は」


と友人に冷やかされたりもするわけだけど、いいのよいいのよ。



ひとは見かけによるんだもん。


堂々とそう言い切ってもいい歳だよ、もう。




あちこちにある鏡やガラス戸、のみならず視界の端にうつる自分の髪の先がパサついてるのは、ものすごいストレスだもの。


それなのに、行きつけのサロンは、本日定休日。


もうダメ、1日もこのままじゃいられない。




今日は会社の都合で仕事の時間がずれて(1時間早出して、1時間早く上がる)、しかも全員が見事に出払ってしまって事務所には私ひとりだったので、仕事そっちのけでネット検索にいそしみ、近所で、評判がよくて、リーズナブルで、今日いきなりでも予約のとれるヘアサロンを探したわけでして


休みも休憩もとらずに働きマンになる時もあれば、こんな、今日みたいなズルイコさんの日もあります


あ、ちゃんと検索履歴は消したわよ(笑)




“はじめまして”のヘアサロンは、予想以上にいいとこだった!


少し切り戻して、ディープトリートメントをしてもらって、パサパサのボサボサからは解放された


私の希望したデザインのデジタルパーマは、健康な髪がもう少し伸びてから(3ヶ月〜半年くらい後)にした方がいいと言われた。


きちんとした根拠があって、こちらの言いなりにならないひとは、信用できる



行きつけのサロン、変えちゃおうかな(笑)

ま、そういうのが2軒あってもいいわけだし。



カッコいいスタイリストMさん、ありがとう。

髪をさわってもらうのって、ホントに大好き。

それも、どちらかといえば男のひとの手のほうが好き(笑)



これで、明日は(あ、もう今日だ)、気分よく出かけられるぞっ

友達と、映画を観にいってきます



では、ぐっどないと・すりぃぷたいと


posted at 00:58 | この記事のURL
[2011年09月15日(木)]


ママ、大丈夫よ。

あたしがいるから。




なんて言いそうな目をした、わが娘

posted at 00:27 | この記事のURL
カミサマのいうとおり [2011年09月14日(水)]
たとえば10万の純利を上げるのは困難でも、3万の純利と7万の経費削減ならすぐにできる、ってアピールしたよね。


世の中の流行商品、売れ筋商品の、日々変わる最新情報をネットでチェックしているから必ず売れる、デッドストックを抱えるリスクはきわめて低いのです、ってね。


ツイッターでは消費者の指示指数がよくわかる、ってね。


3年にわたる準備期間のあいだに、たしかな手応えをつかんだ、ってね。





じゃあ、どうして、商品が売れていないの?


ネットやツイッターをチェックする姿なんか、見たことないよ?


そんな時間があるようにも見えないよ?





挙句、来月提案する商品は、ナカジマさん考えておいて、って?





チラシには、ロングセラーヒット商品の文字が蛍光色で躍る。



バックヤードには、MADE IN CHINA の文字がかすれたよれよれの段ボール箱の中に、化粧箱と呼ぶにはあまりにも安っぽい外装の、特価1500円の「ヒット商品」が雑多に眠る。




注文は、先週、2つ。一昨日、1つ。昨日、ゼロ。今日、1つ。


刷って配布したチラシは、10万枚以上だというのに。





格安の仕入れルートを確保しているから、売れた分だけ仕入れて回していけば、充分成り立つってね・・・


来年には法人化?


5年後には自社ビル?





夢を描き、理想を語るのは、楽しいよね。


でも、現実はそんなに甘くない。


こんな私だって、そのくらいのことわかるのに、さ。





たとえばマイホームを持つのなら。


都心に近い場所か、閑静な郊外か、緑豊かな田舎か。


建売りか、注文建築か。


鉄筋か、木造か、平屋か、総3階か。


セキュリティは? 耐震性は?




まず考えなきゃならないのは、そこでしょう。


それを放っておいて、



「どこにもない、個性的なデザインのドアがいいわぁ」



だの、



「壁紙の色はこんな感じで、そこには季節ごとに違う絵画やタペストリーを飾って・・・」



なんてアイデアを出し合うことにだけ時間をかけるのは、本末転倒という。





今、時間と労力を費やすべきなのは現実の足もとを固めることであって、楽しいアイデアをぽこぽこ弾けさせることじゃない。


気楽に飛び出すアイデアを具体的な形に結びつけて骨組みをつくるという、本当ならこの3年の準備期間のうちにやっておくべきことを、今この場になって、私に丸投げされてもね。




誰の会社? 私の会社じゃないよ?




「いろいろ忙しいから」と。


「文章を書くのは下手だから」と。


「ひとにうまく説明するのは苦手だから」と。




ナカジマさんはそういうの上手でしょう、わりと得意でしょう、頼むよ、まぁ何とか、うまく工夫してやってみてよ。




必要として頼ることと、おだてて押し付けることは、ぱっと見た目には区別がつきにくい。


当事者どうしにも。




「いいものを安く」の謳い文句が、頼りなく溶けて消える気がする。


ここに在るのは、見るからに安い安物。


それが3個売れたからといって、「格安の仕入れルート」でも何でもない、ネット上の超有名な卸サイトで3個注文して送ってもらうと、送料がかかるから儲けなんて出たとしても数十円。


ぎりぎり足が出るか出ないか。





もうちょっと、せめてもうちょっと、ちゃんとしてると思ってた。


ちゃんとわかってると思ってた。


夢を描き、理想を語り、アイデアをぽんぽん投げ上げておけば、きっと誰かがわかってくれて、きっとみんなが応援してくれて、現実の足固めは転職したての新人が何とかしてくれる、たとえ給料は安くても、一緒に夢を追う同志なんだから大丈夫・・・なんて、本気で思って・・・ないよね?





いい、と思えないものを、ひとに「いいですよ!」なんて勧められない。


頼りない会社に、生活の基盤である「収入」は託せない。


それが出来ると言ったら、私も安っぽい嘘つきになっちゃうじゃない。





「これだけ頑張ってきてるんだから、アガることを信じて、前向きに考えていこうよ!」




楽しく、明るく、前向きに、だけじゃ会社は成り立たない。


幼稚園のお遊戯室じゃないんだもの。





ほんとに楽しいひとたちだよね、あなたたちは。


この間の「ナントカのスバル」にしても、ね。


嫌いじゃないよ、そういうノリ。


仕事じゃない縁だったなら、仲良くなれたんだろうね。





会社を創るということがどれだけの体力と精神力と経済力を必要とするか、スタッフに報酬を支払いながら、モノを仕入れながら、カレンダーとにらめっこして大きな出入りのある日を頭の中に整理しながら、少しずつでも収益を生み出して会社を回してゆく、回し続けてゆくということがどれだけ大変か、わかるもの。



あなたたちは、あまりにも能天気すぎ、あまりにも無知すぎる。


私の想像をはるかに超えて、幼すぎる。




なさけないとか苛立たしいとかいう気力も、今夜はなくて、ただ、ぼうっと悲しい。


誰のせいかというなら、見る目のなかった私のせいだから。





疲れたわ。


ほんとに。




疲れてる暇は、ないんだけどね。


私が会社に突きつけたリミットは、今回の提案商品の売上げ次第だから。




出るべくして出る答えはだんだん、クリアになってくる。




ため息をのみこんで、転職先を探せ、と、カミサマが苦笑いしている。


posted at 22:58 | この記事のURL
歌姫ごっこ [2011年09月12日(月)]
どこへ行ってもなぜか“何でも屋さん”の猫姫、今の職業を訊かれたら、


「地域ミニコミ誌の編集をしてます」


と答えることにしている。


それも私の仕事のひとつに違いないからさ


編集だけじゃなく、読者の投稿欄だの求人広告だのを除く文章はほぼ全て私が書いているし、専属デザイナーさんとの打ち合わせから校正、印刷まで一通りやる。





で、昨日。


そのミニコミ誌1万部を裏表印刷すべく、ザーンザーンとうるさい印刷機を稼動させていると、その音の隙間から所長の声。



一時停止スイッチを押して、何ですかと訊ねると、





所長 「中島さんさぁ、ひと前で歌うのとか、全然平気だよね?」


私 「えぇ、平気ですけど」


所長「やっぱりね、よかった! じゃ、お願いします。今度のやつさ、うちの店は中島さんオンステージってことで。よろしく!」




ちょっと待った!




私「え? あの、話が全然わかんないんですけど!?」




今度のやつ、ってナニ

社内カラオケコンテストでもやるのかい?(笑)



話を聞くと、再来週、ほかの支店と合同で夏の営業強化月間が一段落した打ち上げみたいなのをやるらしく、各店でそれぞれ何らかの出し物を披露する予定になっているんだとか。




所長 「中島さん、どんなの歌うの?」



いろんなの歌うわよ、音域は広いほうだから



でもまあ、この業種は9割以上がおじさんだから、おじさん受けする歌じゃないとね。






私 「そうですね、そういう場で歌うなら、年代的に・・・中島みゆきさんのヒット曲とか?」




所長の顔が輝く





所長 「じゃあさ、あれ、歌ってよ! ナントカのスバル!!」





はい、大正解〜




タイトルはさすがに出なかったわね(笑)


これで首をかしげるようじゃ、みゆきFANは名乗れませんのことよ



ナントカのスバルって・・・工藤静香のショートツ、といい勝負だわね






というわけで、その打ち上げ(屋外らしいけど)では、私こと中島サンが、中島みゆき 『地上の星』 を歌うことになりました



・・・あらためて考えてみると、友達とカラオケ行っても、 『地上の星』 はあんまり歌ったことない気がするんだよね。



シングルナンバーでも、 『旅人のうた』 とか 『銀の龍の背に乗って』 とか 『命の別名』 とか、わりとよく歌うんだけどもね・・・



ちょいと練習しとかないと



当日の服装は、全員「デニム」指定だそうだから、ちょうどいい。



みゆきさんみたいに髪をおろして(ちょうどゆる〜いウエーブだし)、白シャツに赤いベルトでも締めようかしら



きゃ〜


posted at 22:50 | この記事のURL
大掃除 [2011年09月08日(木)]
仕事の時間は手抜きなくやるんだから。

何かやり残っても、よほどの緊急事情でない限り、持ち帰るのはやめよう。

家で仕事のことを考えるのはやめよう。



仕事は演技、言葉は台詞、動きは台本、それでいいのよ。

本当に大切なひととだけ、本当の気持ちで話をしよう。



仕事に生き甲斐を求めたいと思ったことなんか、ないもんね、一度も。


すでに在る生き甲斐を・・・つまり、普通に快適な生活の中での、いろんな趣味や交際を、ちゃんと満たすだけの収入があって、お天道様に恥じないことで、心身が折れるほどの苦痛じゃなければ、充分。



望むことや大切なことは数え切れないほどあるけど、人生は短い。


望むことや大切なことの中にも、順序がある。


順序がなきゃいけない。



忙殺、ってね、コワい言葉だよ。



家の大掃除は得意だけど、心の大掃除もしなきゃ。



1番目から5番目くらいまでの大切なことを、ぼや〜っと見失ってしまったりしないように。

posted at 23:56 | この記事のURL
寸足らずの××!? [2011年09月05日(月)]
今日の仕事中のはなし


なんだか傍の壁でカサコソと音がするような気がした瞬間に立ち上がって飛びのき、音の正体を見つけた瞬間に絶叫!!!


大きな、黒い虫!!


コガネムシ・・・にしては黒くて大きいけど、ゴキブリ・・・にしては寸足らずの、変なやつ




くそぉ・・・ド田舎め・・・




私の悲鳴は事務所と、隣接する作業場一帯にまでもれなく響き渡ったらしく、おじさんスタッフ陣がわらわらと走ってきた。




「あ、あの、あの、あれ、あれ、あそこっ!」



どうしたのかと聞かれても、何がどうした、とまともな日本語で説明なんかできず、壁を指差して、あれっ、あそこっ、ムシっ! とくり返すのみ




「うん? 虫? いないよぉ?」



「いますよ! ほら、カレンダーの横のあれ、あの、あの黄色のメモが貼ってあるやつ、あの裏にいるんです、今! ほら動いてるじゃないですか、あそこの、ヒャ〜〜〜ッ!! 出た〜っ!!!」



ひとりで3人前くらい騒々しい猫姫



おじさんは大笑いしながら、ムシをひょいとつまんで捕まえ、子供みたいに嬉しそうに言った。





「あれぇ、こいつ、クワガタの雌だぁ




・・・・・・


クワガタ・・・ですか、そーですか(笑)


2本の角みたいなのがあるでっかい姿しか知らないからさ、私。


あれはオトコノコなんだね。


オンナノコは、寸足らずの変なゴキブリにしか見えなかったよ(笑)





人違い、もとい、虫違いでした・・・




でも、だからどうだということはなくて、やっぱりムシはことごとく嫌いで恐怖対象であることに変わりはないんだけどさ。




あやうくゴキに間違えられかけたクワガタのお嬢は、そのおじさんが飼うことにするみたいです



めでたしめでたし。

posted at 22:27 | この記事のURL
顔で笑って心で泣いて [2011年08月29日(月)]
「仕事ばかりしておる女は、顔がババくさくなるものよのう」


「女は顔と口先で勝負するものじゃ」


「顔で笑って心で泣く女なんて馬鹿よのう。心で泣いても男はわかってくれぬ。女の涙は最大の武器ゆえ、女は顔で泣いて心で笑うくらいでちょうどよいのじゃ」



幼い頃からずっと観ているテレビといえば、NHK大河ドラマ


ドラえもんもドリフターズのコントもアイドル歌手も、まるで興味を持てない子供だったから、大人になっても同世代のコたちの 「なつかしい〜」 という話に全然ついて行けなくて、苦笑いするしかないんだけどさ(笑)


それはさておき。



冒頭の台詞は、そう幼くはない15歳くらいの頃に放映された、内館牧子さん脚本の 『毛利元就』。


元就の父親の側室だった「杉の方」、松坂慶子さんの台詞だった。



放映当時、視聴者からダントツに愛されたキャラクターが彼女だったそうだ。


私も大好きだった。


自分はなかなかこうはなれないとわかっているから尚更、杉の方の天真爛漫な笑顔や、ストレートでもなぜか憎めない毒舌に憧れた。



顔で笑って、心で泣いて。



そうなってしまうもんね。



そうしたいわけじゃないのにね。



「人間は、食べて、歌うて、恋をして。この三つをやっておればよいのじゃ。そういう人間には貧乏神が近寄れませぬぞ」


この台詞も好きだったなぁ〜




いや、急にそんなことを思い出したのも、仕事がらみで。


私はいわゆる「新人」とか「下っ端」とか「年下キャラ」でいるのが苦手だし、むしろ嫌い。


ものすっごく、居心地悪い。


ものすっごく、疲れる。


必死で、焦って、苛立って、寝ている間も仕事の夢ばかり見ている。


携帯の操作案内のオペレーターの時もそうだった。



今は、新事業にからむ仕事においては全然下っ端じゃない(最初から「うちのエース」だから・・・)んだけども、こと新聞屋のアシスタント業務に関しては、なじみがなさすぎてわからないことだらけで。


引越して1年は経ったけど、いわゆる土地勘はゼロに等しいし、重症の方向音痴に加えて地図を見るのがおそろしく下手(地図をぐるぐる回しながら自分も首をひねって、地図だけやたらクシャクシャになってアタマは混乱する、最悪のパターン)だし、営業ってのはするのもされるのも大嫌いときたもんだ(笑)


スーツにパンプスの「企画・広報のエース」と、ポロシャツにスニーカーの「新聞屋のおネエちゃん」、両方あるから何とかバランス保ってるけど、しっくりこない後者は、業務を完璧に把握してスケジュールを立ててその通りにこなすということができない現実に苛立つばかり。



ここ2週間近く、休みを取らなかった理由もそこにある。


申請して休みを取っていた日も、結局半日あるいは終日、出勤してた。


2時間のお昼休憩も、ほとんど取らなかった。


すぐ傍のコンビニで何か買ってきて腹ごしらえしながら地図と格闘して、すぐにまた外仕事に出た。



煩雑な仕事がいちばん集中する月末、仕事量のわりに人手が足りないの、目に見えてるしさ。


不慣れだ何だって言っても、猫よりゃマシだしさ(笑)


仕事用にもらった地図だけじゃよくわからないから、Yahooの地図をあちこち調べて印刷したり書き込みしたり、大量の集金伝票を家に持ち帰って深夜までかかって地図と照らし合わせて、なるべく無駄のない道順を考えようとしたり。


・・・さすがに、ちょっと疲れてきた



やぁめたっ!!(笑)



こういう要領の悪さ、昔からだ。


こういうの、母に似てる。


こんな疲れる生き方だけはしたくないわと反発し続けた母に、そっくりじゃないか。


おんなじじゃないか・・・。





仕事は仕事場だけにしておこう。


家にいる時まで仕事のことを考えたり、まして持ち帰ったりするのはやめ、やめ!


必死の努力は、ひとから見えるところでしよう!(笑)


仕事のことばかり考えてると、顔がババくさくなるからさ



極端な話、今日徹夜して頑張って地図と格闘したって、覚えきれるワケ、ないんだから。


なんせ、猫姫の方向音痴は筋金入りさっ(笑)




大好きな昔の刑事ドラマをBGMに、美味しいもの作って、掃除して、ネイル塗り直して、休もう。



少しずつ、少しずつね、軌道修正。




私はいつでもどこでも強く凛々しく頼もしく、誰かの役に立っていなければ生きている価値が無い。


そんな思いは消えないけど、少しずつ、軌道修正。



「顔で泣いて心で笑うくらいでちょうど良いのじゃ」



うん、そう思っているくらいできっと、ちょうど良い、か・・・


今日は、仕事BAG、部屋にも入れてやらない。


玄関に放置!!(笑)

posted at 22:54 | この記事のURL
握手 [2011年08月29日(月)]
大好きなひとに会いに行きました、という話題がわりと多い猫姫サンの日記、昨日もやっぱり、行きましたですよ


珍しく、殿方(笑)

一緒に写真撮ってもらって、握手も。

男のひとの手は、大きいね・・・



大きくて、少しひんやりして、優しい手だった。



私はいつも、相手の手を両手で包むように握る。

相手が差し出したのが片手でも、両手でも。

10年以上も昔だけど、柳美里さんのサイン会に初めて行った時、彼女がそうしてくれたのがとても嬉しかったから



とても大事なものを守るように、抱くように、感謝するように、両手で握手。


しあわせ



後ろにもひとがつっかえてたから(これもいつものパターン!?)、話はできなかったけど 「ありがとうございます」 の一言にいろんな思いを込めた。




「知ってる? F1レーザーが走ってる時の視野は、このくらいなんだよ」



そう言って、親指と人差し指で丸をつくって見せてくれた時のこと。



「仕事でも何でも、のめり込みすぎないこと」



自分の性格の中でいちばん好きなところはどこか、という私の問いに、彼はそう答えた。


思い込みが激しくて、好き嫌いも激しくて、F1レーサーでもないくせに視野だけはコイン並みの小ささになりがちな私にとって、あの時の彼の言葉はとても新鮮で、貴重だった。


それ以来ずっと、心に在る。


視野は、広くもちたい。


心は、しなやかでありたい。


ひとを見る眼差しは、優しくありたい。


あなたのように。




あなたに伝えたい言葉はいつも、「大好きです」 より 「ありがとう」。


いつか、願いが叶うなら。


ホレタハレタの甘い関係じゃなく、肩を並べた仕事仲間になりたい。


互いを見つめるのじゃなく、同じものを見つめたい。


大勢のひとを魅了する舞台を一緒に創りたい。


永遠の、最大の、夢なんだ!!




大阪駅にまでは行ってたのに、顔を見せる時間がなくてゴメンね、おとーさん(笑)


でも、帰りに立ち寄っていたら間違いなく、あの 「観測史上最大の豪雨」 で新幹線が止まって、帰れなくなっちゃうところでした



電話もご無沙汰ばかりで、ゴメンね。


私は元気です。


便りのないのは良い便り、と信じていられるほど元気でありますように。お互いに。




明日も忙しくなるらしいので、そろそろ寝ます。


ぐっどないと・すりぃぷたいと
posted at 00:14 | この記事のURL
約束 [2011年08月24日(水)]
大好きなDiva、中山眞美さんに逢いに、吉祥寺のライブハウスに行ってきた。

http://www.dhcblog.com/nekohime/daily/201106/18 『Diva』
↑ 『THE リレー』 = このステージの再演。


さすが、再演!!

ダンスはより鮮やかに、歌はよりパワフルに、アクシデントはすっかり減って (アドリブはあったらしいけど)、 こっちはもう笑いすぎて涙がこぼれてアイメイクが崩れかけ・・・


最高の夜でした


「お腹の底から魂に響くような声」 と評した友人がいるけど、ほんとにね・・・中盤の 『Hurt』 というソロナンバーで流れた涙は、心が揺さぶられて抱きしめられて、英語の歌だからアタマは歌詞を理解できていなくても、ココロにはダイレクトに伝わってる気がしていたからで。


自分の心に置いてきぼりにされてる感じが、ちょっと悔しくて、途方もなく幸せで。


こういうのがあるから、やめられないんだよね。


誰かに惚れるってのは




名残惜しさでいっぱいになりながらアンケート用紙を書いて、出口へ向かうと、ものすごい交通渋滞になっていた


眞美さん、上口耕平くん、YUUKEYくん、トレンディ・ゲーシーくん、キャスト4人がお見送りをしてくれているものだから、そりゃみんな、話したいやら握手したいやらで立ち止まっちゃって、なかなか出て行かない(笑)


そりゃそうだよね、こちらも思うところは同じなので、気長に待つことにする


前回、眞美さんが花粉症持ち(とブログに書いていた)ということをすっかり忘れて、向日葵の花束渡しちゃったドジニャンコの猫姫は、今回はちゃんと花粉の飛ばないプレゼントを選びましたですよ


イメージが合いすぎたんだもん、向日葵(笑)


劇中の衣装だったピンクのジャージ姿の眞美センセは、シンガーというよりマラソンのコーチみたいに見えて、やっぱりキュートな“女子”で。


目ヂカラ、半端ないんだよね


私も目はデカイので、これはわりと言われるんだけども、私の目には強さはあっても可愛さがないんだよ、にゃ・・・




最高の夜でした、と言おうとしたら、



「ありがとうございましたぁ! 楽しかったです!」


と、眞美さんに先に言われてしまった。


それはこっちの台詞だよ〜


私も笑ったけど、言った本人も吹き出して、


「私が言っちゃダメですよね、ハハハ!」


ダメじゃないよ、このステージを0から創って歌って踊った眞美さんたちが本気で楽しんでいたからこそ、客席も楽しめたんだから。


忙しいことも心配なことも、苛立ちも不安も束の間忘れて、酔うことができたんだから。


「先に言われちゃいましたけど、ホントに楽しかったです!」


と返した。




私の後ろにもまだ大勢のお客さんがつっかえてるので、あまり時間とるわけにもいかないなと思いつつ、いちばん言いたかったことだけ急いで言った。


「今、転職してやっと正社員になったばかりなので、もうちょっと仕事に慣れて稼げるようになったら、私は女優さんじゃないけど、眞美さんのレッスン受けに行きたいです!」


眞美さんは大らかに笑った。


「ホント? ぜひ来てくださいよ! 全然厳しくないから(笑)」


よしッ!! 心の内でそっと望んでるだけじゃなく、本人に言えた〜〜〜ぞ〜〜〜!!!



これはもう、絶対、有限実行にしなきゃダメでしょう、アタシ。



眞美さんの教え子は、その殆どが俳優か歌手か、もしくはそれらを本気で志すひとたちだけど、そうじゃなくても私は眞美さんから教えてほしいことがたくさん、たくさんあるから。


生きることを真っすぐに、真っ当に楽しむために。


心で感じたことを言葉や表情に出すまでに、何枚ものフィルターを通して化粧品をぶっかけて何だか正体不明の代物にしてしまう悪癖は、眞美さんの対極にある気がする。


軌道修正する方法は、理屈じゃなく、言葉じゃなく、歌声だと思うの。


フィルターという言葉を口にした途端、眞美さんは目を瞠って、




「あーっ! 思い出した! 向日葵のひとだ!! 私、ブログ読んですごく感動したんだから!!」



『THE リレー』初演は6月で、その直後の私のブログを眞美さんが見つけて、それを彼女のブログで紹介してくれていて。



  “わかりやすい眞美さんは、
   あんなふうに誉めちぎられると
   アガリます(笑)

   でもなんだか、
   読んでいて身体中が緊張したというか
   とんでもない責任を感じたというか
   おぉぉぉぉ(屮°□°)屮 やばい
   (何が?(笑)) と。”




出た、眞美チャン節(笑)


これがね〜、好きなんだよね〜、軽口たたいてふざけてるようで、でも読んでると不思議に落ち着くというか、ニュートラルに戻るというか・・・独特のリズム感。


あまのじゃく猫姫の貴重な解毒剤(笑)




年齢だけ言えばそれなりのキャリアを重ねていそうなのに、何だかやたらと煩雑で、いわゆる「貧乏暇なし」状態の、わが仕事。


でも、それなりに楽しい。


稼ぐ (という泥くさい現実まみれのコトバをあえて使う) はりあい、増えたし。


人生は短い。


遊びをせんとや




帰り際にもう一度、



「レッスン、ぜひ来てくださいねっ」


と言ってくれて嬉しかったです


ホントに、約束だよ、眞美センセ!!

posted at 23:55 | この記事のURL
給料日 [2011年08月11日(木)]
どんな場所にも、どんなひとにも、どんな仕事にも、いい面と悪い面があるのは当たり前で。


仕事の楽しさ、大変さ、内容如何と、給料の金額は比例しないしさ。


自由、カジュアル、柔軟・・・は、アバウト、行き当たりばったり、なぁなぁ、にも通じるから、先々のことが不安になったりもするしさ。




何でもとりあえず社会勉強だ〜、先は長いんだからいろんなことやってみよう〜、と無邪気に笑っていられるほど若くはないのも現実だったりして。


上を見りゃきりが無い、下を見りゃきりが無い。


どこでも、誰でも、ね。




バリエーション豊富というか、やたら雑多で煩雑というか、とにかく飽きることない仕事数ではあるから、楽しんでる。


認められて頼りにされてるし、上司の人柄もいい。


家から近くて、通勤に時間やお金をかけなくていいのもラッキー。


問題はただひとつ。


お金なんだよね・・・



ここ、か〜なりの安月給・・・



あけすけな話をしちゃうけど、家賃、電気、電話(FAX電話とケータイ、ネット含む)、ガス、水道、奨学金(日本育英会第一種)の返済、国民健康保険etc、そういう 「これ以上の節約はできない固定経費」 だけで、月12万にはなるからね。


そこに、三度三度のおまんま(!)やら、日用消耗品、交際費に交通費に犬猫用品、化粧品DHCだからべつだん高価ではない)・・・となると、どう頑張っても足が出るのね。


どうするかな〜、と考えている。

今は申告制の週休2日を固定休にしてもらって、バイトを入れてかけもちするか・・・



母の病気に足止めされてた「せい」ではあるものの、家賃の要らない実家暮らしが長かった「おかげ」で少しは貯えもあるけど、そういうのに手を付け出したら、下り坂一直線だしさ


いや、「付け出したら」じゃなく、現にそうなってるし。


なーんせ、今年は、これでもかというほど医療費ばっかりかかっちゃって。

仕事はままならないわ、出費はかさむわ、こういうのをまさに厄年といふ・・・


今日、会社に税理士さんが来て、新事業の融資の打ち合わせやら私の雇用保険の話やらをしたんだけども、その中で、うちの会社(新事業の母体となっている新聞屋さん)が、何と社会保険に加入していないことが判明した。

つまり、厚生年金もないわけで。



おいおい、頼むよ〜

そういう福利厚生が全部あっての、手取り○○円だとしても、かなり切り詰めなきゃ足が出るんだからさ。


「今」の生活を何とか回せたとしても、将来が不安になっちゃう。



帰宅してからネットで調べてみると、やっぱり、


「5人以上雇用している事業所は、社会保険に加入しなければならない」

と定められているのよね、ちゃんと。


でも、これってたぶん、ただ定められているだけで罰則は無いはず。




明日、所長と話をしよう。

加入してください、と。

ここで続けていきたいから、と。



・・・身内が暇なし給料なしで走り回らなきゃどうしようもない、零細企業の経営者の娘だからさ、私。

そりゃね、わかるよ。


ひとを雇って仕事を回すことがどれだけ大変かという事実も、同じ労働時間なら正社員よりパートでいてもらって、目に見えない福利厚生にかける金額はできる限り、抑えられる限り抑えさせてほしいと思うのが当たり前だということも。



スタッフみんなの給料計算をして、紙幣や硬貨をブルーの袋に入れながら、休みなく連日連夜忙しかった父と私の給料は残っていない事実が切なくてたまらなかったことも。



誰も怠けてなんかいないし、ずるく立ち回って私腹を肥やしてもいない。

ボーナスのひとつも出してあげられない不甲斐なさに、スタッフのみんなごめんねと、いちばん頭を抱えているのは経営者とその家族。

わかるけど、今は立ち位置が違うから。

雇用主の懐事情を、スタッフが慮る必要はないんだと、あらためて我が身に言い聞かせる。




給料に限らず、お金のことって、ちゃんと勉強しなきゃね。

いいトシなんだしね、私も(笑)



・・・そんなことを考えて、ちょいと胃が痛くなっている、初給料日の夜です。

posted at 22:45 | この記事のURL
お漬物のあくび [2011年08月10日(水)]
まだこんな時間なのに、やけに眠〜い

昨夜は心配事があったのと、そのせいか変な夢見ちゃったのとで、あんまり眠れなかったんだよなぁ・・・



で、今日の猛暑でしょ?

も〜〜〜、バテバテですわよ



今日は(というか、先日来ずっと)、Love Letter を書こうと思ってたんだけどにゃ

・・・眠い



ぼけ〜としてると、ネルが私のふところに鼻をうずめて甘えに来る。

くんくん、くん





ネルを膝に抱っこすると、ほこほこにあたたかいので、尚更眠い(笑)


そんな様子を、





“湖よりもはるかに 鎮まりかえった瞳で”

見ている、美羽にゃんこ。


ネルを押しのけて甘えようとはしない、クール気取りの妹猫だけど、「なつかない猫」 (中島みゆき『パラダイス・カフェ』収録) ではにゃいのですよ


私がベッドに寝れば、待ってましたとばかりにくっついてくる。


ふんわり寄り添って寝てくれるならいいんだけども、胸やお腹の上をさんざん踏んづけて歩き回った挙句、ドカッ・・・と私の体を敷布団にして長々と伸びるのが常なので、寝ている間にお漬物になりそうな気分


アンタさ、自覚ないかもしれないけど、重いんだからね、4.2キロの体重で、この洗濯板の胸の上をのしのし歩き回るのはやめてたもれ・・・


アタシは一応、アンタのおふくろさまだぞ・・・


・・・と、ぶつくさ文句を言いつつ、やっぱり笑っちゃう



んにゃ〜、今夜は眠い。


お漬物になって、寝よう!
posted at 21:32 | この記事のURL
ぼんぼり祭り [2011年08月08日(月)]
鎌倉の鶴岡八幡宮の、ぼんぼり祭りに行ってきました。

開催は今日から3日間。



鎌倉在住の柳美里お姉さまも毎年奉納されているそうなので、それがいちばんの目当て・・・(笑)今年こそ行こう、と思ってたの


こんな、ピノキオが風邪引いたみたいな(鼻ガードにマスク・・・)顔じゃなかったら、お気に入りの単の着物で行きたかったなぁ・・・


鎌倉駅から小町通をまっすぐ行くと、目的地はわかりやすいんだけども、今日はその前に美里さん宅にお届けものをしたかったので、まずはそちらへ。


門扉は閉まっているものの、玄関ドアはバーッと全開!?(笑)


夕方だよ? そんなふうにしてちゃ、ムシが入るじゃないの


・・・あ、そうか、私みたいにムシ恐怖症じゃないから、夕方の涼しい風を通すほうが優先なんだわね、きっと。



インターホンを押したら、美里さん母子、ふたり仲良くエプロン姿で登場

一緒に夕食の支度をしていたところだという。


美里さんは両手にゴム手袋をはめていて、料理というより掃除をしていたようないでたちだった。



ミッキーマウスのエプロン姿で笑ってるショーネン、ほんとにでっかい小学生・・・身長はママと同じ(か、少し大きい?)くらいだし、体重はそりゃ、もっともっと



彼を見ていると、小学校の同級生だったM君の面影を思い出す。


体が大きくて、勉強が苦手で、いじめられっ子で、家庭が複雑で、クラスの中で唯一私に暴力をふるったり暴言を吐いたりしなかった男の子。


私のことを「バイキン」ではなく、名前に「さん」をつけて呼んでくれた、不器用で優しかった男の子。


自分がどれほどひどいことを言われても、へらへら笑ってやり過ごしていたのに、お母さんの悪口を言われた時だけは猛然と反撃して、何人も敵に回して暴れて、教室の水槽にぶつかって壊したこともあったっけ。



数年前、彼が探偵になってあちこち忙しく飛び回る生活をしていると、人づてに聞いて驚いた。


苛烈ないじめに耐え続けた彼が、心も体も殺されることなく、元気で働く大人になっていたんだということが、涙が出るほど嬉しかった。




“丈陽”・・・太陽のように、自分の全てをもって周りを明るくあたたかく照らすひと、という意味をもつ名前の、可愛いショーネン!


名は体を表すものだね。


心優しくて力持ちの、頼もしい男になって、ママをがっしり支えてあげるんだよっ




鶴岡八幡宮はすぐ近く、だいたいこっちの方面、というアバウトなことはわかっていたものの、どうせならわかりやすい道を訊いておけばよかったわと、別れてから気がつくおバカな猫姫


ものすごい方向音痴のくせに行き当たりばったりで、独りでどこでもサッサと出歩くいつもの癖で、だいたいこっちの方面・・・に歩き出したらほどなく、


≪この先 行き止まり≫


の看板にぶつかり、あれれっ!? と逆戻りしたりして。


幸い、メインストリートともいうべき小町通がすぐに見つかり、私と同じ目的のひとの流れに乗って歩いていくと、鶴岡八幡宮の大きな鳥居にたどり着いた。


参道はもとより、手前の遊歩道の両脇も、白く四角いぼんぼりがずらりと並んでいる。


すごい数だけど・・・、でも、有名人が奉納したものは外の遊歩道じゃなく参道だろうと思ったので、そのまま境内に入っていった。



蓮の花のつぼみ・・・、デジカメを忘れて携帯の望遠で撮ったので、あまり綺麗に撮れなかった。





歩き出して、まず目に入った優しい色合いの水彩画は、折原みとさん。




参道の両脇にずらりと並んでいるので、往路は向かって右側のほうを見ていくことにした。


朝丘雪路さん、榎木孝明さん、山崎豊子さん、安野モヨコさんといった、私の知っている名前もあれば、知らない名前も数多くある。


大震災のことにふれたメッセージが多いけれど、そうでないものもある。



周囲にたまたまひとが多くて、写真を撮りそびれたので、正確な文面を忘れたけれど、



「オトナになる前に じいさんになってしまった 不思議だ」


みたいな言葉があって、思わず笑ってしまった



うん、いやいや、笑ってる場合じゃないわよね。


私、ちゃんとしたオトナになる前に、ばあさんになりそうだよ・・・?



大階段の手前の、少し拓けたところに、柳美里さんのぼんぼりがあった。





「足もとでひっそりと 玉砂利の音がする

 生きつつ死につづけ 死につつ生きつづける」



という言葉が書かれていた。



生と死の狭間は、元気で平和な時に思うほど、高くも深くもないものね。


ほんの、紙一重・・・灯りを透かしてあたたかみを帯びる、このぼんぼりの紙ほどに、きっと薄い。



今日の命があるということは、偶然の奇跡。


ありがたい・・・その漢字の意味のとおり、有り難いことなのだということを実感するのは大人だけでいいと思う。



可愛い浴衣に大きいリボンのような兵児帯をしめた幼い子供たちが、お祭り気分ではしゃぎながら通る。


子供たちの健康を、命を、安全を守るために万全を期すという、当たり前すぎることが、今この国の大人たちは充分にできていない。



いわゆる政治家や専門家であっても、なくても、責任は同じようにある。



私は自分の子供が欲しいとは思わないけど、今すでに生まれて生きている子供たちのことは、最優先で守らなければならないと思う。


この震災と原発事故の前には、まるで意識していなかったことだけども、ね。



大階段を昇って参拝をして降りてくると、ちょっと脇道にそれて、おみくじを引いてみた。




大吉!!


「白雲に 羽うちつけてとぶ鶴の 遥かにひろき世の見ゆる哉」


低俗なところで変なこだわりを持たずに、視野を広く持ちなさい、ってことだわね。


なかなか難しいことだから、意識はしてます。


意識はしてるけど、猫姫は短気だから、難しいんだ、これが(笑)



銀色の刀身をかたどった厄除けの御守りに強く惹かれて買った。


愛らしい色の柔らかな御守り袋よりも、私にはこれが似合う気がする(笑)




帰り際にもう一度、美里さんのぼんぼりの前に立ち寄った。


じっと見つめながら、行き過ぎるひとの会話を聞いていると、なかなか面白い。



「あ、このひと作家さんだよ、このヤナギさんって」

ヤナギじゃないよ、リュウって読むんだよ、音読みなの」



うん、どっちも間違ってるよ(笑)



「あっ、ほらほらほら、柳美里さんだよ、『雨と夢の中で』 の、ほら!」

「あ〜、ほんとだ。私、あれ好き。悲しいけど、いいよねえ」



本人の名前は正しく出たのに、惜しい!(笑)

中で、じゃなく、正しくは 『雨と夢のあとに』 ね。

私も大好き、あの物語。


ドラマ化された時のキャストは黒川智花ちゃんだったけど、私のイメージとしては、子役の頃の鈴木杏ちゃんが近いかな。



聞いていると、ヤナギミリ、リュウミサト、リュウミリ、皆さん実にさまざまな間違え方をするものだ。


有名人職業とひと口に言っても、作家は女優や歌手ほどテレビに出ないから、名前が呼ばれるのを聞く機会も少なくて、漢字は目になじんでいても読み方がわからない、ってよくあることなのかも。



私の友人の一人などは、ユウミリという音が覚えにくかったのか、「ミュウさん」と猫の名前のようなことを言って、なんか違うねと首をひねっていたこともあったりして



そろそろ帰ろうかな、と思ったところにやって来た若いカップルが、やはりヤナギかリュウかで揉め始め、どっちも譲らずに喧嘩になりそうだったので、



「お二人とも、はずれですね。ユウさんですよ。韓国語の読み方だから、リュウじゃなくて、ユウ」



と、にっこり仲裁しておいた(笑)




美里さんの字、大好き。


彼女の字は、彼女の声に似ている気がする。


思うことに正直で、整っていなくて、あたたかな血が通っていて、凛々しい。


好き、は、理屈じゃないんだよね。



いつも、ずっと、好きよ。姉上様。




大好きなひとがいるってことも、本当に有り難い、奇跡だ。


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