彼からメールアドレスを聞き出し、
はじめてメールをやり取りしたとき、
「その好意はLOVEではなくLIKEです。」
「しかしLIKEが発展してLOVEになるのでは?」
という問答をしたことをおぼえている。
過去の記事にもそれとなく書いてある。
では、どこからがLIKEでどこからがLOVEなのか。
その境界線は、
どうも女性よりも男性の方が曖昧、
というか、線引きが苦手なようにできているらしいのです。
わたしが勝手に解釈するに、それは、
男性の方が、
「好意がある=愛している」になりやすいということ。
男性の方が
フェロモンセンサーが鈍くできている理由と同じ理由で
そうなのかもしれない。
しかし、恋愛は相手があること。
LIKEをいくら積み重ねても、LOVEには進まない。
量の変化ではなく、質の変化が必要です。
それには、「アッハ体験」を見逃さないことが重要だとか。
……「アッハ体験」とは……。
相手がふっと安心した表情を見せたり、
明らかにぐっと距離が近づくなにかがあった時、
思わず、「やった!」「しめた!」という気持ちになり、
お互いの親密感が高まることがあり、
これが恋愛における「アッハ体験」なんだそうです。
その微妙な変化を見逃さなければ恋愛関係に発展しやすくなるとか。
しかし、自尊感情が低く、「どうせわたしなんか」と思っている人は、
「アッハ体験」を見逃すというのです。
せっかく相手が出している「あっ、いいな!」という信号を、
素直に受けとめられないから。
自分を愛せない人は、他人も愛せない。
彼はきっとこの状況に陥っているんじゃないだろうか。
さて、LIKEとLOVEの境界線がどこかという問題。
まずは、これにしたがって、
自分が好意を感じている人を当てはめてみてください。
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1:( )は順応性があると思う。
2:( )は他人から賞賛されるような人になれると思う。
3:( )の判断力を信頼している。
4:( )をグループの代表に推薦したいと思う。
5:( )と私は、お互いによく似ていると思う。
6:( )と一緒にいるとき、2人は同じ気持ちでいられる。
7:( )と一緒にいることができないなら、みじめな思いがするだろう。
8:( )のいない生活はとてもつらいだろう。
9:( )が嫌な思いをしているときには、元気付けるのが私の仕事である。
10:( )のためなら、どんなことでもするつもりである。
11:( )になら、どんなことでも打ち明けられそうな気がする。
12:( )と一緒のとき、かなり長い時間( )をただ見つめていることがある。
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どこがLIKEとLOVEの境目がどこだかわかりますか?
1〜6がLIKE、7〜12がLOVEの項目だそうです。
7以降に該当すればするほど、
その人にLOVEだというわけ。
LIKEとは、「尊敬」「信頼」
態度が似ている人に親近感を抱く「類似性の認知」
といった感情。
LOVEの感情を抱いていると、
相手の失敗が自分のことのように辛く、ガッカリする
というように、一体感が強まる。
わたしは、紛れもなく彼を愛している。
(参考文献:渋谷昌三著『すぐに使える!心理学
恋愛、ビジネスからうつ病まですっきりわかる!』)