自分のつくったフレイヤがもたらした結果に愕然とするニーナ。
スザクも呆然。
ルルにいたっては、黒の騎士団にも被害が出たと言うのに、
「知ったことか そんなもの!!ナナリーを捜せ。最優先だ。全軍でナナリーを捜し出すんだ!!」
ルルの顔がコワイ…
脱走者コーネリアを追いつめたディートハルトでしたが、ブリタニアの外交特使が。
そこに現れたのは、シュナイゼル。
自ら黒の騎士団をつぶしにきたか。
それに合わせてキュウシュウでの戦いにも変化が。
ビスマルクも兵を引く。
ジェレミアとロロに連れ帰られたルル。
もう抜けがら。
が、ロロのストラップを見た瞬間、激変!
「どうしてお前が持っているんだ!これはナナリーにあげるつもりだったんだよ。ナナリーに…。お前なんかがナナリーの代わりになるものか!この偽物め!!」
「まだ気付かないのか…。オレはお前が嫌いなんだよ。大嫌いなんだよ!何度も殺そうとしてただ殺し損ねただけだ!」
出ていけ!通告されたロロ。
ちょっとかわいそうだった…
こんな取り込んだ状況で、ゼロは会談に出れるはずもありません。
扇もヴィレッタに呼び止められていたし…。
って、!玉城も会談に出るのか〜!!
「ゼロは私やコーネリアの弟です」
普通に言い放ったシュナイゼル。
「無駄なことです。そのような戯言で我らを混乱させようなどと…。我々はゼロを系譜ではなく起こした奇跡によって認めているのですから。」
「しかし、その奇跡が偽りだとしたらどうでしょう?」
ルルのギアスの能力を話し、玉城は証拠を求めます。
普通に証拠を提示するのかと思いきや、出てきたのは扇とヴィレッタ。
「ギアスという力で人を操るペテン師だ!」
それでも信じられないと言った様子の黒の騎士団に次々と証拠が出されます。
「みなさん、私の弟を、ゼロを引き渡していただけますね」
クロヴィス殿下、話の持って行き方がさすがというべきですね。
「条件があります」
「日本を返せ。信じた仲間を裏切るんだ。せめて日本ぐらい取り返せなくてはオレは自分を許せない!」
扇がカッコよく見えた瞬間でした。
放心したままのルル。
「ご主人さま。服を脱いでください。」
「どこか痛いんですか?手の届かない所なら 私が…。」
絆創膏をとりだすC.C.。
「あ…あぁ…。そうだな 手の届かない所か…。」
そこにカレンが入ってくる。
「ご主人さま…服を脱いでください。私 頑張ってみますから。」
「はあ?何やってたのよ あんたたちは!私がつかまってる間に!」
「ち 違う。このC.C.はその…」
久しぶりに微笑ましかった。
暗かったからな〜
扇から4番倉庫に来るように言われたルル。
カレンとともに向かいます。
思いにふけるカレンに対し、ルルはよく無事でいてくれたと話しかける。
救助が遅れてすまなかったと…
倉庫に着いたその瞬間、無数のライトがルルとカレンを照らし出す。
「伝説の英雄 ゼロは 志半ばにして戦死。しかし その勇敢なる生きざまは永遠に語り継がれることでしょう。」
淡々と読み上げるディートハルト。
「残念ながら、番組は打ち切りです。」
彼もまたゼロに見切りをつけたか。
ルルを必死にかばうカレン。
「答えて ルルーシュ。あなたにとって私は何?私 あなたとなら…。ねぇ?」
クロヴィスを見つけて隙がないことを悟ったルル。
「バカが 今頃気づいたのか…。自分たちが利用されていることに。貴様らが駒に過ぎないということに。」
「カレン。君はこの中でも特別優秀な駒だった。そう。すべては盤上のこと。ゲームだったんだよ これは。」
「そう…さよなら…ルルーシュ。」
そして銃口がルルに向けられる。
「カレン…君は生きろ!」
そう、すべてはウソ。
カレンを巻き込まないための悲しいウソ…
発砲された瞬間、目の前に現れたのはロロの乗る蜃気楼。
ロロはギアスを使ってルルを助け出す。
ブリタニアからの追跡を逃れるために、ギアスを使い続けるロロ。
「もういいんだロロ。オレはもう。」
「ダメだよ兄さん…だって…。」
「やめ…」
それでもギアスを使い続ける…
「僕はずっと誰かの道具だった。」
「やめるんだロロ!どうしてオレなんかを…。」
「僕は教団の道具で…。」
「助けるんだ!?オレは…。」
「その次は兄さんの…。ああ…確かに僕は兄さんに使われていただけなのかもしれない…でも あの時間だけは本物だった。」
「お前のことを…。」
「あの思い出のおかげで…。ようやく僕は…人間になれた。」
もう限界か?ロロ。もういいよ、もうやめてよ
「利用して…。はっ!ロロ!」
「だから もう!ごほっ ごほっ…僕は…。」
「やめてくれ!ギアスを使うな!死にたいのか!?」
「僕は…道具じゃ…ない。こ これは…僕の…意思なんだから!!」
「ロロ。どうしてオレを助けた?オレはお前を…。」
「兄さんは…ウソつきだから。」
「ウソ…だよね。僕を殺そうとしたなんて…僕が…嫌いなんて…。」
「そうか。すっかり見抜かれてるな。さすがはオレの弟だ。」
「そう…だよ。僕は…兄さんのことなら なんでも…分かるん…だ。」
静かに息を引き取るロロ。
やばい!視界が
「ああ そうだよ。お前の兄はウソつきなんだ。」
ルルの優しい笑みが何とも言えません。
もう遅すぎるけど、純粋にルルを思うロロの気持ちが伝わったよね…
≪ナナリー…ロロ シャーリー…黒の騎士団。オレはすべてを失った。これが残された結果…いや報いか。でも だからこそありがとうロロ≫よかった〜
その一言でロロは報われる!
そしてまたしても新展開。
皇帝がラグナレクの接続と言っています。
古い世界を破壊し新しい世界を創造すると。
スザクは今回ほとんど出番がありませんでしたが、最後は高笑いでしたね。
狂ってしまったのか?
今回は
もうロロの一言です。
あまりにもかわいそうすぎて…
最期はボロぞうきんじゃなかったのが唯一の救いです。
でも、先週に引き続き死人が続出だな。
あと何人、死んでいくんだろう。
ロロ。オレとお前の関係はなんだったんだろうな。オレはいつもあとになって気がつくんだ。お前は ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアではなく、ルルーシュ・ランペルージの弟なんだって。なあ。あぁ、またしても救われた。