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素晴らしき?同僚達D [2006年10月20日(金)] |
素晴らしき同僚達D
〜キャビン・アテンダントのカマル・後編〜
前編はこちら
さて、私達がとったある手段とは・・・
以前、こちらのお話で、私達はお給料日になると
キャビン・アテンダントにチップをあげるという話をしましたが、
パーサーみんなでカマルにチップをあげないことにしました。
すると、チップをもらえるはずの日に、誰からももらえない
カマルは、出勤しようと部屋を出た私を呼び止め、
こう言ってきました。
「なんで僕はチップもらえないのかなぁ・・・」
とボソッとひとりごとのように言うのです。
「えっ 今なんて」
「い、いや、なんでもない・・・」 |
出勤前に呼び止められたうえに、チップの話をされ、
ジュリアのこともあって頭にきた私は、出勤するなり、
トレイシーにチクってしまいました。
「トレイシー、聞いて! カマルが私に
「僕チップもらってない」
とか言ってきたんだよ。あいつ仕事してないのに
そんな事言ったんだよ!
私が女で、言いやすいから私に言ったん
だろうけど、それも感じ悪くない?」
トレイシーの表情が変わり、
「なんですって〜」と言った瞬間、
彼女の手は受話器をつかんでおりました。
もちろん、相手はジョージです。
「ちょっとあんた、カマルが今度は
Mikiにチップ要求したらしいわよ
あんなおバカなヤツ
さっさとクビにしちまいなさいよっ」
とものすごい剣幕でジョージに文句を言ってくれました。
ジョージのせいじゃないのに、申し訳ない・・・
ジョージはすぐにカマルを呼び、問い詰めたようです。
カマルは「そんな事言ってない」と言ったそう。
ジョージはその後、パーサー達に謝りにバックオフィスに
来てくれました。
みんなが迷惑していることもよく分かってくれていて、
早めにキャビン・アテンダントを変えるようにする、
と言ってくれました。
2週間後、カマルはクリーナー(船内の清掃係)に
なっていました。
私達には新しいキャビン・アテンダントがつきました。
彼はカリブ海のとある島の出身で、若い男の子でしたが、
仕事はしっかりしてくれました。
こうして、サイコ・カマルは私達の部屋に入ることも
許されず、まだ船内にいるとはいえ、ジュリアにも自然と
近づかなくなりました。 |
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素敵な紹介文ありがとうございました
カマル・ドールは自分で作ってて気持ち悪かったので
載せようかどうしようか迷ったのですが、せっかく
作ったし・・・と思い載せちゃいました。
新着記事にこれが出た時は、皆さんびっくりした
だろうなぁ・・・「早く他のアップされないかなー」
って祈っちゃいました。
トレイシーはほんと「デキる女性」という感じでしたよ。