ブレラの行動はグレイスにとっても予想外の出来事だったらしい。
わざとらしくレオンに電話してますが、実際はどうだか。
「せいぜいその椅子の座り心地を楽しむといいわ」
ナナセはまだ目が覚めない。
ルカはその方がいいのかもしれないと言う。
「だって、なんて言えばいいんです。ランカさんのこと。あなたの大好きだったランカさんは僕らを裏切ってバジュラを逃がすために行ってしまったなんて。」
「簡単な話さ。ナナセが目覚める前にかたをつけてあいつを連れ戻せばいい。」
ランカは自分の意志でいったのに、そんな簡単なことかな。
シェリルのチャリティーライブ。
曲は妖精。
社長さんに付き合ってもらってるみたいですね。
「歌は文化!文化は愛!今のあなたの歌には愛があります!」
そんな純粋な思いとは裏腹に、偶然シェリルの歌からフォールド波が出ているのが、ルカによって確認されます。
そして、レオンからの使いがシェリルのもとに…
「もっと早く素直になっておけばよかった。私も、あいつも。でも、ずっと踏み出せないままだった。お前には私たちのようになってほしくないんだ。」
自分とミシェルのことを語り、シェリルのことをアルトに伝えるクラン。
ボビーに無事保護されたオズマとキャシーは艦長に大統領暗殺の首謀者がレオンであると告げる。
艦長からも衝撃的な事実が。
SMSは解体され新統合軍に編入されることになると。
「我々も決めねばならんな。自らの行く末を。」
レオンに呼び出されたシェリル。
そこにはルカの姿も。
そして、V型感染症について淡々と語ります。
「楽しい?お前は死ぬんだって、わざわざ難しい言葉で説明するの。」
そこでレオンは今のシェリルの状態の歌声はランカと同様、フォールド波を発していることを告げる。
「ですから、歌ってくれますね。我々人類のために。」
早乙女の屋敷に戻ったシェリル。
玄関開けたらアルトがいた!
気が抜けたのか倒れるシェリル。
「もう、いいのか?」
「もう歌わないなんて言ったのにね。あきれた?でもやっぱり私には歌しかなかったのよ。それに気付かせてくれたのはアルトよ。一応、お礼言っとかなきゃね。ありがとう。」
クランからすべてを聞いているアルトはそんなシェリルがいたたまれなかったのか。
「やめろ!もういい。もういいんだ、シェリル。」
「聞いたのね。そっか。あんたにだけは知られたくなかったのに。」
「もういい。もう無理して笑わなくていい。歌わなくていいんだ、シェリル。」
「イヤよ!私は歌うわ!私にはもう歌しかないの!それだけが私の生きた証なのよ!」
涙がこぼれおちる。
そんなシェリルを抱きしめるアルト。
「でも怖いの…怖くてさみしくて…変よね…私はシェリル。シェリルとして生きるって決めたのに。」
一層きつく抱きしめるアルト。
「オレがいてやる。お前が歌うなら、その最後の瞬間まで、オレはお前のそばにいる!」
シェリルの頬に触れるアルトの手。
「アルト。私に勇気をちょうだい。ずっと歌い続ける勇気を。」
そしてキス。した? |