私の穴

今日は
洗濯物を干してたら、
叔母が来るなり
「ちゃーん　お出掛けしよー
家にばかりいたらもやしっ子になっちゃうぞ」
だった。

この人
なんなんだろ。
母親が何か言ってるのかな。
たいてい引きこもって家族とまともに顔合わせない時に限って
外出に誘ってくる。

全くその気ない態度でもお構いなしのまま誘い続けるし。
結局出掛けることになる。


今日は叔母の家まで散歩。
「着いたらお昼ご飯の用意してー」
お昼ソッチで食べるって聞いてないし。

「今年の誕生日はどこに行こうか？
またバラ園にする？」
今年も出掛けるの？
ってか京都かもだし。
「いないと思う」
「その日じゃなくてもいいんだよ」
あーそー。


どうしたら叔母のようになるんだろ。
母親と伯母と
三姉妹全然性格が違う。

叔母一家全体が何か違う。
家が特殊でもあるけど。
クリスチャンだからかな？
と思ったりして
聖書を読んでみたりするけど、
私には合わない世界。


叔父が出掛ける準備をしていた。
叔父は他人なのにおじいちゃんによく似てる。

「叔父さんは血繋がってないのに
一瞬迷うくらいおじいちゃんと似てるね」
「みんな言うね
昔はそんなことなかったのに」

確かに昔は思わなかった。
けど最近
ホントに一瞬どっちが血筋か迷うことがある。
叔母がお嫁さんだったかなぁ？と思ってしまう。


叔父と叔母が会話をしてる。
夫婦って話しするんだぁ
と当たり前のことを
不思議に見てしまう。

話しするんだというより
夫婦ってこうゆうふうに話したりするんだぁ
って感覚かな。
ウチの両親にはまず見られない会話の仕方。

叔父が
「どうぞゆーっくりしていっていいから」
と出掛けるのを
叔母の代わりに玄関まで送る。
叔母はいつも角まで送っているらしい。
これもウチにないこと。


人は何でできているのだろう？