嫁と姑の関係は
日本ではよく取り沙汰されるようですが
海外へ行くと、婿と姑が話題になることもあるようです
「奥様は魔女」では、確かサマンサのお母さんはよくお婿さんをいじめていたような...
私は13年、嫁として、姑と同居していました
ほがらかで
おおらかで
開けっぴろげで
細かいことはあまり氣にしない人でした
子どものお世話をしたくてたまらない人でしたので
子どもたちはずいぶん「おばあちゃん」にお世話になりました
私も、姑がしたいように任せて
自分がやりたいことを存分にさせてもらうことができました
子どもたちがそれぞれ、中学一年生と小学一年生になった
終業式の日
もう子どもたちは成長して、私のやることは無くなったとばかり
料理中に突然倒れたのでした
歯科ではありますが医師である元旦那さまは
すぐに人工呼吸をし、
救急隊員に「先生!」と、呼ばれつつ現場を仕切りましたが
その時すでに、姑はその場に「居なかった」と言っていました
もぬけの殻だったのですね
私は、できる限りを手伝いつつ現場を見守っていましたが
私の名前を呼ぶ声があり、「ありがとう」と、聞こえたのでした
まさかその場で亡くなるとは
夢にも思っていなかった私は
「まだありがとうは早すぎる!」と思ったのでしたが
あとから振り返ると、やはりあれは姑の最後の、
私への挨拶だったのでした
あれだけ仲良く暮らしたから
さようならぐらいゆっくり言わせてもらってもよかったのに
姑は、「嫁に迷惑かけたくない」と、常日頃口に出して言っており、
その一念で、あのように亡くなったようでした
感謝です
感謝と祝福を忘れなければ
どのような関係もうまく行くのですね
自分の周りの人は鏡だから
まだ今よりもさらに若かった私ですが
姑に対して感情のひっかかりがある日には、
ちょっと今日は体調じゃなくて心調が悪いみたいだから
氣をつけなくちゃ、と、思うようにしていました
存在がありがたかった姑でした
私も、実の娘のようにかわいがってもらいました
お義母さん、ありがとう
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