BMIって何? [2008年06月11日(水)]
巨峰:いらっしゃいませ!新宿二丁目ゲイバー「たわわ」へようこそ!

ぽん:こんばんは、いつものボトルね!ママ、相変わらずデカいね〜

巨峰:まあ、ぽんさんたら!いきなりレディに向かって失礼だわ!あら、でこちゃんとお二人ね

でこ:ママ、私のこと覚えていてくれたんですね

巨峰:もちろんよ、でこちゃん!ワタシより可愛い子って少ないものぉ〜

ぽん:少ないって日本に6千万人ぐらい?

巨峰:アンタの席は地ベタだよ

でこ:ママ、ワタシに免じて許してあげてね。今日は暑かったね〜。私はビール頂こうかな

ぽん:永遠の18歳がビールかよ

でこ:アンタの席は地ベタだよ

巨峰:フフフ、ワタシもビール頂いちゃおっかな♪

ぽん:あれ、ママ尿酸値高かったんじゃないの?

巨峰:お蔭様で大分良くなったの。それに、今は痛風でも適量ならプリン体を含むものを取っても良いのよ。

でこ:え?そうなんですか?

巨峰:プリン体って実は食べ物からより、カラダの内部で出来るものの方が多いのよ。だから、ちょっとぐらい食べても影響ないんですって。取り過ぎなければO.K.になったのよ。でも、痛風なんてオトコの病気なのに困るわ〜

ぽん:(汗)でも、いずれにしてもアルコールは痛風に良くないから飲みすぎるなよ

巨峰:やあねぇ、水商売で飲むななんて辞めろって言ってるのと同じよ〜。それともお嫁に貰ってくれるのかしらぁ?

ぽん:謹んで辞退します

でこ:それにしても、ママは俳優の「よこやまよしひろ様」に似てますね

巨峰:あら、ありがとう。彼ってタイプなの!偶然、身長も体重も同じなのよー

ぽん:え〜?ママの身長と体重、幾つ???

巨峰:180cm、77kgよ!

でこ:え〜と、BMIで言うと23.8で標準の範囲内ね。でも標準体重は71.3kgだから、ちょっと痩せたほうが良いかも。

ぽん:うん、ちょっとダイエットしたほうが良いかもよ

巨峰:ほほほh、昔はラグビーやっていたけど、今は体鈍ってお腹出たしねぇ。ところで何よそのBMIって?

でこ:肥満度の判定方法の一つなの。体重(kg)÷身長(m)の2乗で算出した値で肥満かどうか判断するのよ

ぽん:その値が18.5未満でやせ、18.5以上25未満で標準、25以上30未満で肥満、30以上で高度肥満になるのさ

巨峰:ふふ〜ん、でもそのBMIって信じられないわね

でこ:え〜?どうしてそう思うんですか?

巨峰:だって、ワタシの身長と体重、イチロー選手とも一緒だもん!キャー

二人:えーーーーーーーーー!!!

でこ:BMIって・・・

ぽん:何?(汗)


※よこやまよしひろ様、勝手にネタにして申し訳ありませんでした(汗)←みてません


◆よこやまよしひろ様プロフィール◆
お顔が確認できます!
http://news.goo.ne.jp/entertainment/talent/M93-3555.html

◆よこやまよしひろ様所属会社ギルドBのHP◆
所属俳優の所で全身が拝めます!(まあ、明るい山崎ハコ様も!)
http://members.aol.com/guildbinc2006/index.htm

◆みんなもBMIを測定してみよう!◆
肥満と健康:あなたの今の体格は?
http://www.ahv.pref.aichi.jp/taikei/index.html

※追記:上記の店名、ママの名前はもちろん架空のものです。念のため(^-^;
除脂肪体重を減らさない方法 [2008年06月09日(月)]
前回は実質第一回ということもあって力んで長い文章になり、大変読み辛くて申し訳ありませんでした。ちょっと肩の力を抜きますね。

さて、前回の内容をおさらいしてみましょう。

・基礎代謝量は生命活動を維持するために最低限必要なエネルギーの量。
・基礎代謝量は関係する要因の中でも、除脂肪体重と相関が高い。
・よって脂肪を減らしても除脂肪体重を減らさなければ基礎代謝量を維持できる。
・基礎代謝量そのものを増やすのは難しい。増やすより減らさないことが大事。
・食事制限のみのダイエットは除脂肪体重も減らし、その他の要因にも悪影響を及ぼし危険。
・数字にとらわれず目安として自然と食事の必要量を把握できるようになることが大切。
と言った内容でした。

さて、今回は脂肪を減らしても除脂肪体重を減らさない方法を一緒に勉強しようと思います。


答えは「運動する」こと。


ハイ、当たり前のことです。でも、これだけで話を終わらしても何ですから、もう少し話を進めましょう。

よく運動でダイエットしようとする場合、(1)運動をする時間が取れない、(2)運動をした割に消費するカロリーが少ない(=効果がない)とよく聞きます。

何故そんなに運動時間が取れないのかということと、消費カロリーが少ないという考えは個人差がありそうなので、ひとまず置いておきます。

ただ上記の通り、運動だけでは無理がありそうですし、ここは上手く食事制限を使いましょう。食事制限のみのダイエットは危険ですが、運動と合わせることで危険を回避できます。

実際、本当かどうか、ある実験結果を見てみましょう。

◆Zuti, W.B. & Goldingの実験(1976)◆
http://www.exrx.net/FatLoss/DietExStudy.html
※リンク先が見られる方は、見ながらですとわかりやすいです。

この実験は、肥満女性を3つのグループに分けて、以下の条件の元、16週間行われたものです。

(1)500kcalの食事制限(Diet)だけを行う
(2)250kcalの食事制限と250kcal消費する運動(Exercise)を行う
(3)500kcal消費する運動だけを行う

すると、結果は(2)のグループが最も体重が減り、ついで(1)、(3)の順であったそうです。つまり、運動と食事制限の併用グループが最も体重が減ったのです。

おっと、何処から「運動と食事制限を併用した場合、どちらの効果か特定できない」との声が聞こえてきそうです。

<怒りに燃えた炎文字>何言うか、このタコは!</怒りに燃えた炎文字>

すいません。ちょっと取り乱しましたwww
リンク先をご覧になられた方は、既におわかりでしょう。いずれも体重が減ることに変わりありませんでしたが、運動と食事制限では効果の違いが特定できます。カラダの内部ではハッキリと異なる変化が起きているからです。つまり

(1)体重(Weight)、脂肪(Fat)、除脂肪体重(Lean mass)のいずれも減少
(2)体重、脂肪は減少、除脂肪体重は若干増加
(3)体重、脂肪は減少、除脂肪体重は増加

と、明らかな異なる変化です。この結果から運動と食事制限の併用が、除脂肪量(=除脂肪体重)を減らさず最も効果的に体重を減らすことがわかりました。結局、王道と呼ばれるダイエットが一番効果的だったのです。

それでは、実際どの位運動すれば良いのでしょうか?
次回は、それについて一緒に勉強しましょう!
運動はカラダに悪いの? [2008年06月08日(日)]
リーソ…リーソ…ガチャ

はい、コポちゃんデンわ相談室です。通称コポデンです

(・∀・)もしもし、わたしリカちゃん

…はいはい、ボクちゃん今日の質問は何ですか?

(・∀・)プロスポーツ選手って長生きできないの?運動はカラダに悪いんじゃないですか?

そういうデータもあるようですが、極限まで体を酷使する運動量や精神的重圧は、一般の人とは大きくレベルが異なりますよね。一部の特異データを使用して集団全体を語るのは、おマヌケですよ

(・∀・)ギャル曽根ちゃんは大食いだから、オニャーニョコは皆大食いだって言っているのと同じ?

そうです、そうです

(;_;)でも、プロスポーツ選手じゃなくても体を酷使すると長生きできないのかなぁ…パパが心配だよう

え?ボクちゃんのお父様、お仕事は何をされているんですか?

(・∀・)手品師

…酷使されているんですか、そうですか

(・∀・)体をバラバラにされたり、閉じ込められた箱から脱出したり、将軍様に会いに行ったりしてるの

コホン、コホン、ええと!話を元に戻してよろしいですか?

(・∀・)はいはい。じゃあ、一般の人は運動をどれ位すれば良いんですか?

世界的に有名なハーバード大学のパッフェンバーガー教授によれば、一週間に2,000Kcal(※2)程度消費する運動をしていたグループが死亡する危険が低いんだそうです。これはどの年代にも言えるそうです

(・∀・)え?年を取ったら運動は、過酷になって返って危険でしょう?

そんなことはありません。有名なレイツマン博士の50歳から71歳を対象にした調査では、運動を行うグループの方が長生きであると報告しています。生涯運動している人の方が、筋肉の衰えが遅いため、死亡リスクが減るんです

(・∀・)やっぱり運動が大事なんだネ!

人間は、昔から動いて敵から逃げ、動いて食べ物を探していたんですよ。運動しなくなったのは本当ここ40〜50年程度、そんな短い期間で遺伝子は変わりません。だから体が環境の変化に対応できずに肥満、糖尿病、高血圧などの疾病が増加していると言えます(※3)。カロリーを取り過ぎるから太った、そんな単純な話ではないんですよ

(;∀;)わかったよー、運動するよー。おなら体操でいいですか?

はいはい、自分に見合った運動を続けることが大切です。運動を行うリスク(※2)と行わないリスクを考えて、それが最小になるような運動量にしましょう。それが散歩や庭の草むしりであっても良いんですよ

(・∀・)はーい、わかりました。ありがとうございました

また、お電話お待ち申し上げております

プチソ


◆Ralph Paffenbarger(ラルフ・パッフェンバーガー)◆
ハーバード大学教授。ハーバード大学卒業生1,700人の追跡調査から、適度に運動している者の方が、病気のリスクが低く、長寿であることを研究結果を発表した。(Wikipediaより、英文)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ralph_Paffenbarger

◆Michael F Leitzmann(マイケル・F・レイツマン)◆
米国国立ガン研究所博士、ハーバード大学教授。50〜71歳の男女約25万3千人を対象にした調査を実施するなど、数々の業績を残している(BioInfoBank Libraryより、英文)
http://lib.bioinfo.pl/auth:Leitzmann,MF


(※1)パッフェンバーガー氏の1週間に2000Kcalの話はアメリカでの調査のものです。あくまで自分に合った運動量としましょう。
(※2)上記に記したように、運動には行うリスクもあります。健康上の理由で運動制限のある方は、監督者の指示に従いましょう。また、健康と思われる方でも、定期的な健康診断を受けて問題がないことを確認の上、自己責任の元に行いましょう。
(※3)参考文献:井村裕夫『進化医学からわかる肥満・糖尿病・寿命』岩波書店、2008