最近読んだ2冊の本
1つは、畠中恵・著 『つくもがみ貸します』
しゃばけシリーズで人気の畠中恵さんだが、コチラはそのシリーズではない。
けれど、舞台は同じく「お江戸」モノ。
お紅と清次の姉弟二人が切り盛りする出雲屋。この出雲屋、様々な道具を人様に
貸し出しするのが商売の損料屋であるが、この店には作られて百年以上の時を経た
古道具たちが多く集まっている。
根付けや掛け軸、人形にキセル・・・長い間に古道具たちは「つくもがみ」という妖
(あやかし)となり、動いたり、人の言葉を話したり出来るという。
大の噂好きでおせっかいのつくもがみ達と姉弟が繰り広げる、ドタバタ楽しく
ほん
のり切ない物語。
いくつかの短編で構成されているが、とおしで続くストーリーがあり最終話でキチンと
完結するので、全て読んだ方がいいカナ。
今後シリーズ化するのかは不明だが、もし続くならぜひ読みたいと思う。
2冊目は、万城目学・著 『ホルモー六景』
題名からもわかるように、先作『鴨川ホルモー』の続編。
はじめ、単に鴨川ホルモーの続きだと思って読んでいたのだが、続きというよりは
番外編のようなカンジだった。
前作では脇役だったり、ホルモーには関っていたけど登場しなかった人物の逸話
短編集のような感じだろうか。
長編小説が好きないんのすけとしては、「なんだ短編か・・」とちょっとガッカリしたの
だが、これはこれでなかなか面白い
小説なのに声を出して笑ってしまうのは前作同様で、電車の中で読むのは怪しいヒト
と思われてしまうので非常に危険。
家で読んでいる時ひとり笑っていたら、「ソレ小説でしょ?」とフジオが気味悪がっていた・・。
そういえばこの万城目学さんは、2作目の『鹿男あをによし』がドラマ化されたりして
話題ですね。(ドラマより断然小説が面白いけど!)
周りの話をきくかぎり、どうも好き嫌いがわかれるようだが、いんのすけはかなりお気に入り
次作が楽しみである。
今日は藤松が紹介☆
と思ったら、何か横切りましたよ
サササッ
『チラッ』
『チラッ』
何でしょうフジコ・・本の紹介は自分の役目だとでも
『じゃあ、一緒にやる?』
なんだか・・仲良し(風)