広島の中学生が作った「平和の歌ねがい」を広め始めて9年、今では「ねがい」は2060番までの歌詞が増え、世界一長い歌として日本テレビの木曜スペシャルでも紹介されました。(2007年11月)その後、「ねがい」でつながった国ケニアに移住し、夫と有機農業をケニアの農民たちに広めています。

 
2013年07月  >
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
田中
ナイロビでの出来事 (05/30)
中野ササコ
島原半島 橘神社の桜 (05/05)
五十鈴トオル
孤児たちに教育費を届けました! (05/05)
山田
娘の結婚式 (02/22)
辰巳
旅のスペシャリスト (02/18)
牧野 進一郎
就労ビザが突然に2倍に! (10/30)
チキンプロジェクトの失敗 [2013年04月16日(火)]
 
2012年の6月ぐらいからNGOで鳥を飼おうとこのプロジェクトを始めました。この付近では地鶏を庭で飼って、自然に産む卵を食べるのが普通ですが、メンバーのジョンが卵を産む専用の鶏を買って、卵を売ったら将来NGOの資金作りになるのではと提案したので、ジョンをプロジェクトリーダーにして、チキンプロジェクトを始めました。

最初の6カ月は鶏小屋作りとえさ代とジョンの世話代に4万円ぐらいかかり、12月中旬から卵をうみだしたので、これで元が取れるのではと期待しました。48羽いる鳥がほとんど毎日1個ずつ卵を産むと期待していたのですが。毎日せいぜい10数個から多いときで20個、日本から帰ると卵の数はまたまた減っていて、10個に満たない日もありました。

乾期や餌の質が落ちたからではないかとまた高い餌を買って与えていますが、少し回復したものの、このハイブリッドの鶏を売っている会社の宣伝にまんまと乗ってしまったと気がつきました。今までの支出は8万円以上、そして卵の収入は8000円ちょっと、大赤字です。
大きな失敗でしたが、大きな教訓を得ました。アグロベットショップ(農協のようなもの)は農家に儲かると宣伝し、鶏とえさと一緒に売りだして、儲けているのでしょう。餌は輸入した配合飼料で大変高いです。まんまとその手にのったわけです。地鶏は庭を駆け巡りながら、残り物の餌や草や草の中の虫を食べたりしてあまり餌代もかからず健康に育ち、有精卵が普通で味もおいしいですが、ハイブリッドの鶏は卵の黄身も色が白く、無精卵で味もよくありません。

日本ではこの無精卵が普通ですが、いろいろな配合飼料を使っているのか黄身も色が黄色いですね。鳥もぎゅうぎゅうに詰め込まれて、生き物というより卵を産む機械のようです。

ケニアで食についていろいろ考えさせられます。
posted at 16:40 | ケニア | この記事のURL
コメント(0)
記事の感想をクリック タメになる
おもしろい
ほしい!
おうえん!
最近の評価状況
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kenya/archive/240
コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
captcha
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク

コメント
プロフィール


リンク集

http://www.dhcblog.com/kenya/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る